台湾移住2003

台湾移住2003 人生中最美好的時光⑥ 台湾生活の困り事、実はほとんどなし

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Eの台湾移住体験記第6弾です!
アジア放浪旅行を経て、つてを頼って日本語教師として台湾での生活が順調にスタートしたE。
台湾最大の語学学校「地球村」での仕事も始めは苦労したものの、授業でしゃべること自体どんどん楽しくなっていく。
とはいえ初めての海外移住で困難なことはなかったのでしょうか。

正直3年の台湾生活はごくごく順調で、困り事はあまり思いつきません
もちろん移住当初は全然中国語ができずに不自由しましたが、これは移住だろうが旅行だろうが外国では当然のあるある。
しかもEの場合、職場の先輩日本人や日本語堪能な生徒たちが常に言葉の問題を手助けしてくれました。
言葉の問題は今回省きます。

が、ひとつだけショックな出来事がありました。
さて、世界随一の親日国台湾で困難なことなどあったのでしょうか~

新品の自転車は盗まれるのが当たり前

台湾では日本の警察で発行される国際免許証は通用しません
一般の旅行者は車もバイクも乗れないし、移住者も台湾人と同じように試験を受けて免許を取らないと乗れません
Eは移住約半年後にバイクの免許の試験(実地と筆記)を受けて免許証を取るまでは自転車が主な交通手段でした。

今でこそ台中市にもMRTができるなど、車やバイクがなくても便利な街になってきました。
が、2000年代の台中市は、Eの地元のような日本の地方都市と同じように車やバイクがなければとても不便な街でした。
台中駅前の道路は当時「中正路」といいましたが、まっすぐ行くと途中からかなり大きな幹線道路「中港路」に通じます。
これらの道路の名前は今では「台湾大道」と変わっています。
ちなみに台湾では日本以外の多くの外国と同じように住所は道の名前で表示します。
「一丁目」「二丁目」といった呼称は台湾では「一段」「二段」、細かい道は「巷」で表示します。
Eのアパートは中正路(現台湾大道一段)から少し入ったところにあり、古くからある「中華夜市」や台湾の伝統市場のひとつ「第二市場」などが近くにありました。

台中市 第二市場周辺の地図
引用:Google マップ




この台湾大道方面に行くと「そごう」「新光三越」といった大型百貨店や、台中最大の夜市、「逢甲夜市」に行けるんですが、まー直通で行けるバスがない。しかも本数が少ない。
中国語初心者だったEにはバスに乗るのもひと苦労。
なかなか行きたいところに行けない。

だからこそ多くの台湾人はスクーターに乗っていて、常に道路がスクーターで埋め尽くされているわけなんですが、

バイクに乗るには免許の筆記試験を受けなければならない。

台湾に移住してから本格的に中国語の勉強を始めたEには高いハードル。

  バイクだらけの台中市中正路 

一台目の自転車盗難

というわけで台中に移住後すぐに自転車を買いました。「愛買」という、かなり直接的に消費者の購買意欲をかき立てようという試みを感じる名前の大型量販店
自転車については詳しくないんですが見た目がスポーツ系で車体に「GIANT」という文字が。
値段は約2000台湾元(当時のレートで約7千円)

こんな感じの自転車です
引用:蝦皮購物HP



後に知ったんですが「GIANT」って結構有名な自転車メーカーだったんですね。
乗り心地よかったですよー。
バイクみたいなサスペンションもついていたしギア付きで車体も軽い、かなりのスピードが出せます。
中港路のそごうからアパートまであっという間。
これならスクーターがなくても快適、と思っていました。

ある日の夜、翌日の授業の教案を練るために台中公園の横にあるマクドナルドへ
自転車で5分。自転車はいつものように日本の100円ショップで買った金属製のチェーンをタイヤと車体フレームに巻き付け鍵をかけてマクドナルドの入口の真ん前に停めました。

マクドナルドでは1時間ほど、コンパクトCDプレーヤーで買ったばかりの王力宏のアルバムを聴きながら教案作成。

当時大人気のイケメン人気歌手、王力宏
※詳細は画像をクリックしてください。



教案が完成。帰るとするか。
マクドナルドを出ると、あれ?

自転車が、ない!

しばらく事態が呑み込めませんでした。
歩いてきたっけ?
いや、自転車で来た。

別の場所に停めたっけ?
いや、マクドナルドのカウンターからも見える真ん前に停めた。

でも、ない。
ということは、

盗まれた!

これ、かなりへこみました。
台湾に移住してひと月ほど、学校で日本語を教えて、みんな親切だったし、嘘みたいに順調だった。
けど、台湾にはこんなに堂々と自転車を盗むヤツがいるなんて~

このことは、さっそく翌日の授業で話しました。
いつも授業の冒頭ではEの近況などを話すことで、リスニングの練習をしてもらっていました。
というか、自分が話したかっただけという話もありましたが。

生徒によると、台湾では

新品の自転車は盗まれるのが当たり前

なのだそうです。
なんでも、自転車の窃盗団がいてトラックなどで街を巡っては自転車を盗み、中国大陸に運んで売りさばく、のだそう。

なるほど、盗まれた時に鍵は付けていたとはいえ、車体は軽く、簡単に持ち去れる。
そりゃ窃盗団にかかればイチコロ。

ともあれ、自転車がないことには不便で仕方ない。
Eは二台目を買うのでした。

二台目の自転車盗難

二台目の自転車購入。
二台目は、一台目と同じ
またも愛買で同じ型の自転車を。
だって、めっちゃ乗り心地よかったから。

盗まれた教訓から自転車を停める時はチェーン式の鍵を二つかけるようにしました。
ひとつはタイヤと車体のフレームとを、もうひとのチェーンは極力タイヤを鎖などの固定物と繋ぐ。

Eのアパートの前は住人の駐輪場状態になっていて、その一部に鎖があったのでいつもそこに繋いでおくようにしていました。

2台目を買って2か月ほど経った頃だったでしょうか。
朝、学校に通勤しようとアパートを出ると、

またも自転車が、ない!

しかも、二つつけていた鍵チェーンのひとつ、鎖につないでいた方がちぎられて地面に落ちていました

「もうやだ、日本に帰る!!」

約三年の台湾生活で唯一そう思った瞬間でした
そしてEは二つのことを決めました。

ひとつは、
「もう、新品の自転車に乗るのはやめよう」

自転車盗難で困っていることを、Eは地球村の先輩先生に相談しました。
そのベテラン先生は長年、バイクの免許を取らず常に自転車で行動している人でした。
彼が前に乗っていたという古い自転車をくれるとのこと。

ありがたく、そのかなりボロボロの自転車をいただきました。
タイヤがすり減りすぎていてすぐ交換
ペダルを漕ぐと、どんなに油を注してもきしむ
盗まれた自転車のようにすいすいスピードを出すこともできませんでした。

そしてもうひとつ、決めたことが
「バイクの免許を取る!」
です。

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バイク免許取得!

もう、自転車盗難に悩まされるのは終わりにしたい。
ということでバイクの免許試験を受けなければ。
中国語での筆記試験の勉強をしなければ。

Eはこういった実生活で起こった出来事を逐一、授業の中で生徒たちに話していました。
すると最近バイクの免許を取ったばかりという大学生の生徒が、日本にもあるような運転免許の筆記試験の問題集をEにくれました。

最初は、用語がわからず苦労しましたが、電子辞書で一通り調べるとあとは簡単。
過去の記事でも述べましたが、漢字オンリーで文法が単純な中国語は日本人にとって読むだけならそう難しくありません。
中国語の学習歴数か月だったEでもほとんど意味は理解できました。

中国語学習についての過去記事です。



移住約半年で免許取得
さっそくスクーターを購入

もちろん中古です。
ヤマハの100CCのスクーター。キズもあり見るからに古い、まず盗まれることはなさそう。
もし新車のスクーターを盗まれた日には、マジで立ち直れません。

実際、このスクーターはEが帰国するまで盗まれることはありませんでした。
その代わり、エンジンが調子悪くよく止まりました。
が、修理したバイク屋のおじさんによると、これは古いせいというより雨水などがガソリンタンクに入りやすい構造のせい、とのことでした。

なるほど、Eは帰国後も日本で台湾製のキムコのスクーターに乗っていましたが、やはりエンジンが止まりました。
修理に出すとバッテリーが原因だったらしいですが、修理したバイク屋はエンジンの真上にバッテリーがあるという構造に驚いていました。
断熱材を挟んでいるとはいえ熱を発するエンジンの上にバッテリーが載っているのは日本製ではありえないとのこと。

ヤマハといっても台湾で製造している「台湾山葉」でしたから、日本製とは違う問題のある構造だったんでしょう。
やっぱり日本製の品質は素晴らしいですよね。

さて、先輩先生からもらったボロい自転車はどうなったのか。
スクーターを買ってからというもの一度も乗ることはありませんでした。

アパートの前に置きっぱなしでしたが1年くらいはそこにあったと思います。
存在すら忘れていたんですがある時気になってあったはずの場所を見てみたら、なくなっていました。

Eが住んでいたアパートの前の駐輪場、というか路肩。
Google マップのストリートビューより



違法駐車で処分されたのかもしれないし、盗まれて中国で売られていたのかもしれません。
ともあれこの2台の自転車盗難はEの台湾移住生活で唯一、強いマイナスの印象を残した事件でした。

まとめ

台湾で新品の自転車が盗まれるのは当たり前
ま、これはしょうがないです。自転車は日本でも盗まれますから。
Eは大学時代に住んでいた東京でも2回盗まれています。といっても台湾ほど電光石火で盗まれてはいませんでしたが…
そういえばあの時も同じようにバイクの免許を取って250㏄のバイクを買ってからは自転車に乗らなくなったな。

ともあれ、自転車盗難問題は中古バイクを買うことで解決されました。
台湾生活を通じての「困り事」というとどう思い返してみてもそれくらいしかないかな。

水道水が飲めないとか、電車がいつも遅れる、トイレに紙を捨てられない、など細かいものはあります。
が、それは水道水が飲めて、電車がほとんど遅れなくて、トイレに紙を捨てられる国の方がレアだから、「困り事」には含まれず。

それくらいに快適だったのが台湾生活でした。
なにしろ語学学校の受付の女性たちはカウンターでお弁当を食べていて、生徒が何か聞いても食べ続けているくらいゆるい国ですから(これも日本が厳しすぎるだけ)、日本でもゆるく生きているEにとっては最高に住み心地のいい国でした。

今後の記事では「台湾の住みやすい点」についても触れていこうと思います。
次回をお楽しみに!

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