台湾移住2003 海外旅行

台湾移住2003 人生中最美好的時光⑨ 台湾東岸の知られざる観光地、宜蘭への旅!

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お待たせしました、大好評の台湾移住シリーズです!
2003年に台湾に移住して日本語教師になったE。
始めは苦労もあったけど、翌2004年頃には現地に溶け込みハッピー台湾生活を送っていました。

日本語の授業には老若男女様々な生徒が集まります。
そんな生徒たちに誘われて、いろんなところに遊びに連れて行ってもらっていたEでした。
若者の中には大学生や専門学校生などの学生も多く(中学生や高校生もいました)そんな彼らに夏休みが訪れました。

はい、行きましたよ。
常連の学生たちと、小旅行に
台湾の東岸「宜蘭」に!

今回は台湾最初の夏に訪れた宜蘭旅行について語ります。

三義の油桐花鑑賞についての過去記事です。

2004年夏休み来たる!

2004年夏
台湾は台中市に移住してから半年以上が経過。
台湾最大の語学学校、地球村での日本語教師の仕事も軌道に乗っていました。

中国語の学習もようやく発音の壁を越えつつあり、簡単な会話なら自分の発音が台湾人に理解され、Eも台湾人の会話をちらほら理解できるようになってきていました。

地球村の授業は毎日同じ分校で教えるわけではありません。
当時台中市には4つの分校、そして台中市近郊の彰化豊原員林などにも分校がありEは日々様々な地で授業を行っていたのでした。

その中でもEのアパートからもほど近い台中駅前の分校で週に2日の授業がありました。
昼間の授業の常連さんには専業主婦の生徒が多いんですが、学生の人たちもちらほらいました。
いつもEの授業で顔を合わせる面々には、昼ご飯を近くに食べに行ったりと仲良しグループも発生します。
もちろんEも含めて休日に出かけたりもしていました。

そして学生さんたちは夏休みが始まります。
仲良しグループの何人かとEで旅行に行く計画が持ち上がります。
常連の生徒さんたちの中でも地球村の古株の生徒がいました。

やや年配の主婦の蔡さん
教室ではなぜか「ママさん」と呼ばれているけど、決して水商売をしているわけではなく。
ちなみに「ママさん(媽媽桑)」は台湾人なら誰でも知っている日本語由来の単語です。

蔡さんの実家が台湾の東岸の宜蘭というところにあって、みんなで泊りがけで遊びに行かないかとの提案がありました。
Eはもちろん賛成!
そして都合がつく学生さん3人が参加!

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地球村の生徒たち

今回の小旅行のメンバーは、
教室でも若手のリーダー格、芸術系の専門学校生の孫さん(女性)
国立大学の教育系の学生で将来学校の先生を目指す許さん(女性)
なんだかよくわからない学校に通っている、教室ではおバカ系の陳さん(男性)
そしてママさんこと蔡さんと総勢5名

(左から)孫さん、ママさん、許さん、E、陳さん(仮名)宜蘭の火鍋レストランにて

宜蘭小旅行

かくして台湾東岸、宜蘭への2泊3日の旅行に出発です。

宜蘭って日本では知名度が低く、台湾の観光地としてはあまり知られていませんよね。
実は台湾では大人気の観光地です。

毎年夏には「童玩節」という夏休みの子供向けの各種イベントが開かれて大勢の観光客が集まります。
その他にも蘇澳の炭酸冷泉羅東夜市も有名。
もちろんEはそれら全部を訪れました。

※「宜蘭」の北京語発音は「イーラン」みたいな感じ。


早朝、台中駅前に集合
孫さんと許さんは定刻通り、そしていつものようにおバカ系の陳さんは30分遅刻
ママさんは一足早く実家のある宜蘭で一行を待つ。

宜蘭に到着

台湾鉄道の特急列車「自強号」に乗り、まずは台北に。
台北駅で乗り換え、初の台湾東岸へ
到着したのは「羅東駅」

 12:15に羅東駅に到着!



駅に着くと待っていたのはママさん。
ママさんの車で近くの民宿にチェックイン

さっそく近くの蘇澳冷泉へ!

宜蘭近郊拡大地図


蘇澳の炭酸冷泉へ!

冷泉、しかも炭酸の冷泉って世界でも数か所しかない珍しいものらしいです。
魚が住めないので昔は水が有害だと思われていたようですが、日本統治時代に日本人が飲用にもなることを発見した、とのことです。

さて、みんなで冷泉に!

えっ。もちろん着てますよ、水着
台湾では冷泉も温泉も水着着用、必須です

蘇澳冷泉についてwikpediaはこちら

一行は蘇澳冷泉へ、右の少年はママさんの親戚



この時台湾は夏真っ盛り、猛暑
ですがこの炭酸冷泉、結構冷たいです。全身つかるにはなかなか勇気がいります。
そして炭酸とは言うものの、決して人が入るとソーダのように体にシュワシュワと泡がまとわりつく、というほどではなかったです。

源泉の水温は22度とのこと(wikipediaより)

日が暮れると羅東の民宿に戻り、ママさんの親戚縁者も交えて大所帯で羅東夜市へ

羅東夜市で夕食

夏休みとあってか羅東夜市も大賑わい
屋台のひとつでみんなで食事。

写真引用:TAIPEI NAVI「羅東夜市」より
https://travel.yilan.tw/ja/attraction/details/477



ここはチャンス、ママさんの親戚のキッズと中国語で会話練習
キッズが相手だと学習歴半年くらいのEの語彙でもそこそこ会話が成り立つので、練習台にうってつけ。

食後は近くの海岸、夜のビーチへ
月明かりに波の音、まだほのかに熱い砂。夜のビーチってなんだかいいですよね。

ビーチに佇む日本語教師E



宿に帰っても楽しみは続きます。
始まったのはトランプ大会
遅くまで夜更かしする学生&日本語教師でした。

「大富豪」は台湾でもほぼ同じルールでした。

二日目 童玩節へ!

さて、二日目は今回の旅のメインイベント童玩節

台湾では一般的に「童玩節」と呼んでいますが、正式な名称は「宜蘭國際童玩藝術節」だそうです。
繁体字の漢字がたくさん並んでいますが、簡単に言うと子供だけでなく大人も集うテーマパーク

毎年7~8月に開催され、世界各国の歌やダンスも見れるという一大イベントです。
残念ながらここ2年はパンデミックの影響で中止になったようです。

では猛暑の中、童玩節へGo!

まずは各国のおもちゃ展
外国の方も見受けられます。
日本でもお馴染みですが、コマを回してみました。

そして屋外での各国の音楽パフォーマンス

どこの国のダンスだったかは忘れちゃいました。
この衣装どこの国?誰かわかります?

そしてトリックアート(?)の館に。

はいはい、不思議ですね。

調子にのってはしゃぐE。
あ~、いい大人が…

やや小ぶりなジェットコースターも乗りました。
しっかり遊園地してます。

ジェットコースターに振り回されながらも写真を撮るE。
迫力が伝わりませんか!

はたまた、ゆったりとボートに揺られたり。

様々なアトラクションを楽しみました。

中国茶を味わう

遊び疲れて宿に戻り、街の食堂で食事。

食事が済むとみんなで近くのお茶屋さんへ。
ここで香り高い台湾茶を古来の功夫茶の作法でいただくのでした。

伝統的な作りの店内でお茶を楽しめます。

功夫茶はまず聞香杯で香りを楽しんでから茶杯で飲む、という順番になります。
この時飲んだお茶が何だったかは忘れましたが、Eのおすすめの台湾茶は「台湾金萱茶」
台湾の高山で生産される烏龍茶のひとつですが、さわやかな香りとリッチな味。

右の長細い聞香杯でお茶の香りを楽しみます。
※詳細は画像をクリックしてください。



新卒で就職した中華料理レストランに勤務していた頃からのかなりのお茶好きなE。
同じ金萱茶にもピンからキリまでありますが、高級なものになるとこれまで飲んだ数多くの中国茶の中でも5本の指に入るおいしさです。

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手ごろな価格の「台湾金萱茶」が日本でも手に入ります。



もうひとつのEのおすすめ台湾茶は「東方美人茶」。こちらも5本の指に入る銘茶。
東方美人茶は、烏龍茶などの中国茶のイメージとは違って、まるで紅茶のような華やかな風味。それでいて台湾茶らしい茶葉の香りもしっかりあり、口の中にさわやかな味わいが残ります。

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宿で乾杯!

さて、旅の最後の夜
翌日は朝早く台中へ帰還。

となればもちろん、お酒ですよね。
台湾女子では珍しくお酒もたしなむ孫さんが用意してくれていました。
Eも大好き、台湾ビールをはじめとするアルコール類。

では、

乾杯!


といっても、やっぱり台湾の若者は深酒はせず。
昼間の喧騒とは打って変わって、夜が深まるとしんと静まり返る宜蘭の民宿で眠りにつくのでした。

台中へ帰還

早朝に起床。
前日の疲れが残っていますが、Eはその日は夜の授業が入っています。

宜蘭駅から台北駅乗換え、特急「自強号」で一路台中へ

なぜかガラガラの宜蘭駅
車窓から台湾の東海岸の風景を楽しんだりと。

小さな離島が浮かんでいますね。

やがてみんな車内で居眠り
夕方台中駅に着くと直接三民路にある地球村の教室に向かい、教壇に立ちました。
さっそく今回の旅について生徒たちに報告。

まとめ

宜蘭の旅、台中市からだと台湾をほぼ半周するという結構な長距離移動です。
が、台北からならとても近いです。

台湾鉄道なら台北駅から宜蘭駅まで最速で約1時間
後年、トンネルが開通してバスでも1時間~1時間半ほどの距離。バスなら周辺の礁溪羅東へもアクセスしやすいようです。
バス乗り場は台北駅の北側の台北轉運站。ここから各社バスが発着しています。

写真引用:Wikipedia「台北轉運站」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E5%8C%97%E8%BB%A2%E9%81%8B%E7%AB%99



きっと来年2022年の夏にはパンデミックも収束して童玩節も開催されることでしょう。
お子さん連れも大人の旅人も、ぜひ宜蘭を訪れてみてください!

これからもEの台湾移住の様子を紹介していきます。
次回をお楽しみに!



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