さて、50代派遣社員の定期健康診断結果の続編です。
今年2023年9月に受けた健康診断。
前回は昨年の健康診断を受けた要注意項目について概ね改善傾向だとお伝えしました。
「これで安心」かと思いきや、そうはいかないのが50代。
ひとつ収まれば別の問題が新たに発生。
最近は毎年その繰り返しです。
では今年新たに発生した要注意項目についてレポートします。
前回の記事です。
今年2023年に発生した要注意項目
さて、昨年の要注意項目であった次の事項については改善、または解決が見られたことを前回記事でお伝えしました。
昨年の要注意項目
①体重、腹囲
②LDLコレステロール値
③血圧
④検便の採取方法
では今年はというと、要注意項目として新たに3つの項目が発生しました。
それがこれです。
今年の要注意項目
①尿酸値
②クレアチニン
③陳旧性肺病変(胸部X線)
「尿酸値」以外は聞いたことありません。
しかも「肺病変」だとか恐ろしげな用語も登場しました。
これについて調べてみたので解説します。
①尿酸値
「尿酸値」という用語は、Eの年代ならたいてい知っていて、特に男性なら結構気にしていたりするんではないでしょうか。
Eも「プリン体を多く摂ると尿酸値が高くなって関節で結晶化して、足の親指の付け根に激痛がする痛風の原因になる」という知識はありました。
というのも今から十数年前、30代後半のある日、親指の付け根に痛みを感じたことがあって、ネットで症状を調べると痛風かも、となって病院に行きました。
その時は尿酸値は高くなく「痛風ではない、痛みの原因は不明」と診断されて、なるほど確かに痛みも大したことはなく、すぐに収まりました。
それ以来、一応尿酸値は健康診断結果の中では気にしている数値でした。
では今回の尿酸値は?
ここ三年の比較です。
基準値 | 一昨年 (2021) | 昨年 (2022) | 今年 (2023) | |
尿 酸 | 2.1~7.0mg/dL | 6.6 | 6.3 | 7.3 |
と、今年は昨年の「6.3」から「7.3」に激増で「B」判定をもらいました。
え~、心当たりないんですが~。
プリン体がらみの食生活が直結すると思われる尿酸値。
Eの食生活、昨年と今年で違いはと言われれば「ひどい猛暑でビールをよく飲んだ」くらいしかないかなと。
そこで十数年振りに「尿酸」について紐解いてみました。
情報源は試験運用中とのGoogle検索の生成AIです。
こうありました。
尿酸値は、血液中の尿酸の量です。尿酸値の基準値は7.0mg/dLまでで、これを超えると高尿酸血症と呼ばれます。尿酸値が低いと判断されるのは2.0mg/dL以下です。
なるほど、Eの今年の尿酸値は「7.3mg/dL」と高尿酸血症ど真ん中となりました。
するとどうなるのか。
尿酸値が高くなる原因は、体内で尿酸が作られすぎたり、不要となった尿酸がうまく体の外に排泄されなくなったりすることです。肥満や無酸素運動、脂の多い肉類やアルコールなどが尿酸値を上げます。
そう、アルコールにはそもそも尿酸値を上げる作用があるということは割と知られていますよね。
「プリン体ゼロ」などのビールもありますが、結局アルコールが尿酸値を上げるようです。
では、尿酸値が高いとどんなリスクがある?
尿酸値が高いだけでは症状はありませんが、血中の尿酸値が高い状態が続くと、尿酸が結晶となって関節などに蓄積していきます。蓄積した尿酸の結晶は体が異物として認識するために炎症が起き、痛みとして感じられるようになります。これが痛風発作です。
Eが20代の頃、レストラン勤務時代の同世代の同僚に痛風持ちの人がいました。
ほとんど一日中歩き回る仕事なのに痛風が持病で、時々足が痛いとのことで仕事を休んだりしていました。
それがあったから足の付け根に痛みを感じた十数年前は一応病院に行ってみたのでした。
ちなみに痛風にかかるのはほとんど男性だとのこと。
ところで現在、Eは足の指の付け根に痛みがあるかというと全くないんですよね。
Eのアルコール摂取元はほぼビールですが、ビール消費量は見事に気温に比例しているので、寒くなってきた昨今ビールを飲む量は確実に減っています。
では今後の改善に向けてどう注意すればいいんでしょうか。
尿酸値を下げる食べ物には、次のようなものがあります。牛乳・乳製品、キャベツ、ジャガイモ、果物、バナナ。
甘いジュースに含まれる砂糖や果糖などは、尿酸値を上げてしまいます。また、激しい運動を行うことで筋肉が消耗し、尿酸値が上がります。
とのこと。
なるほど、食品だけでなく激しい運動も尿酸値が上がるんですね。
この生成AIの情報ではちょっと足りないので追加の情報。
「食品のプリン体含有量(100gあたり)」
画像引用:メディカルネットブックHP「痛風の原因」
https://m-netbook.mealtime.jp/gout/2.html
個別の食品を記憶するのは難しいですが、ざっと「肉、特にレバー」がヤバい食品。
「乳製品、鶏卵、大豆、野菜、果物」はOKな食品、かなと。
ただ、乳製品や鶏卵は悪玉コレステロール値を上げるので、Eには要警戒。
しかしまあ、年齢が上がるにつれてより食事に注意が必要になりますよね~。
今後は上記の表をパソコンのデスクトップ画面に貼り付けて注意していくことにします。
②クレアチニン
これ、聞いたことある人いますか?
健康診断結果表の片隅「腎・泌尿器系」の欄に、ひっそりと「B」判定が。
見ると「クレアチニン」と。
へぇ?
数年前の「ヘマトクリット」と並ぶボスキャラ。
なんでしょうかこの「トマト」と「ヘチマ」と「クリケット」を足して3で割ったような単語は?
それまでは一切耳にも目にもはいってこなかった医学用語が、基準値を上回ることで急に攻撃性を帯びるという。
一方、今年版のボスキャラ「クレアチニン」は「クロアチア」と「苦労人」の掛け合わせ?
一昨年2021年の記事で「ヘマトクリット」について述べています。
さて、Eのクレアチニンの数値は?
これも三年比較です。
基準値 | 一昨年 (2021) | 昨年 (2022) | 今年 (2023) | |
クレアチニン | 1.00mg/dL↓ | 0.97 | 0.99 | 1.02 |
これを見ると今年「1.02」と微妙な基準値超え。
よく見ると、実は去年もギリギリ基準値に収まっていただけでした。
気になるのがここ3年でじわじわ数値が悪くなっていること。
ではこの聞き慣れない「クレアチニン」とは何か?
調べてみました。
またまたGoogleの生成AIです。
クレアチニンは、筋肉を動かすためにエネルギーを使うと発生する老廃物です。腎臓が正常に機能していれば、ほとんどが尿中に排泄されます。そのため、クレアチニンは腎臓の機能の低下や腎不全の指標となる数値です。
なるほど、クレアチニンとは腎臓の機能に関係した数値だったんですね。
要するに、本来尿として排出されるはずの老廃物であるクレアチニンが、腎機能が低下すると排出されないことで数値が上がる、ということのようです。
えっ、腎臓!
腎臓ってよくわからんけどかなり重要な臓器じゃなかったでしたっけ?
E、焦ります。
「腎臓」についても調べました。またもGoogle AIです。
腎臓は、尿を作るだけでなく、体内の老廃物や余分な塩分などを排出する働きがあります。また、体内の“見張り番”の役目があり、体を正常な状態に保つ大切な臓器です。
ですよね。
腎臓病になると定期的に人工透析が必要になったりすることも知っています。
そう、2023年Eは新たに腎臓の健康状態についてもケアしなければならなくなったのでした~
が、数値も「1.02」とわずかな超過だし、資料によっては基準値内(男性の基準値は0.61~1.04mg/dL以下などの資料もあり)。自覚症状もなし。
なるほど「腎・泌尿器系」全体のカテゴリでは「異常なし」のA判定でした。
とはいえ将来的に注意が必要。
クレアチニンの改善もやはり食事が関係しているようです。
こんな資料を見つけました。
クレアチニンを下げる食事・食べ物
引用元:NOBUヘルシーライフ内科クリニックブログ
ナトリウムやたんぱく質の摂取を制限することが推奨されます。塩分摂取量の制限により体内の水分量を調整し、浮腫みや血圧の管理に役立ちます。また、たんぱく質の適切な摂取量を守ることで、腎臓への負担を軽減することができます。
おすすめ食品としては、
白身の魚(例: タラ、ヒラメ)
豆類(例: 大豆、豆腐)
低脂肪乳製品(例: スキムミルク、低脂肪ヨーグルト)
野菜(例: ブロッコリー、ほうれん草)
果物(例: オレンジ、りんご)
玄米や全粒穀物
キノコ類(例: しいたけ、まいたけ)
鶏肉(皮を取り除いたもの)
ハーブやスパイス(例: シナモン、ターメリック)
水やハーブティー
「クレアチニンの数値が高い原因と症状、治療法について」
https://www.nobu-healthylife-clinic.com/blog/creatinine/
これ、よく見る「健康的な食品」と大部分一致しますよね。
前回記事でも述べましたが、最近では大豆食品や玄米はすでに取り入れています。野菜も普段から多め。
ただ、Eの従来の食習慣では乳製品をほとんど食べていなかったので、今後はヨーグルトなど食べるようにしようかなと。
塩分もあまり気にしていなかったんですよね。
すいません、今後気をつけます。
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③陳旧性肺病変(胸部X線)
出ました!
何でしょうかこれ?
E、もしかしたら重病人じゃないんでしょうか?
なんと「肺病変」だそうです。
しかも「陳旧性」。
えっ「陳旧性」?
なんスか、陳旧性って?
過去に一度も耳にしたことがありません。
これが今年の健康診断のラスボスでした。
え~、はい調べます!
Google 生成AIです。
陳旧性肺病変とは、肺炎や結核などの炎症後の瘢痕(傷跡)の病変です。肺炎の症状がなくても、いつの間にか炎症を起こして自然治癒された場合にも見られる所見です。
陳旧性肺病変は、肺の一番上の部分(肺尖部)に見られることが多いです。精密検査や治療の必要はありません。
はぁ。
肺の「炎症後の瘢痕」だそうで。
そして「精密検査や治療の必要はありません」と。
それで?
要するに、
「肺が炎症を起こしたけど直ってるよ♪」
と言いたいわけですよね。
Eはそれを知ってどうすればいいんでしょうか?
ちなみにこの一年、肺炎にも結核にもかかっていません。少なくとも自覚症状はゼロです。
でも「自然治癒」したってことですよね。
例えば、コロナに無症状でかかってたという可能性もゼロではありませんが、無症状だとすればとりあえず肺に炎症は起こさないですよね?
「要経過観察」のC判定。
一体何の経過を観察すればいいんでしょうか~?
まず名前からしてEを恐怖に陥れた「陳旧性肺病変」ですが、その正体はいまだ謎に包まれています。
とはいえ、直ってるとのことなので、
放置します。
だって今現在なんの症状もないし、直った病気に対処のしようがないですよね…
何なんだよ…
まとめ
と、以上がEの今年2023年の定期健康診断の結果です。
毎年毎年巻き起こる、様々な数値や病名に、段々と医学に詳しくなってきている昨今です。
YouTubeの医学チャンネルも時々見るようになりました。
体感では全くの健康なんですけどね。
そして何より、普段の食事もあれこれ気を遣うようになり、酒量も以前より格段に減りました。
やっぱりE、健康に長生きしたいですから。
家族とできるだけ長く幸せに暮らしていきたいです。
そういえば独身の頃は健康診断結果なんてたいして見もしませんでした。そもそもほとんど問題なかったし。
そんなわけで来年こそは完全健康体を実現できるよう、生活習慣を改善していきます。
では一年後もまた定期健康診断の結果を報告します。
次回をお楽しみに!