派遣の健康

【肺に影?】アラフィフ派遣社員の健康診断2021 今年もアレに引っかかりました

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労働者なら必ず受ける、年に一回の定期健康診断
先月(2021年10月)受けました!

40代中頃にメタボ判定が出始めて以来、毎回必ず何かしらの項目が引っかかります。
それに従って、日常生活も改善してはきましたが今年も要注意項目がありました。

中でも2年前から引っかかるようになったのが胸部X線検査による「腫瘤影」
判定はなんとAからEのうちの「D2」(Dだけなぜか「D1」と「D2」がある)。
「医療機関で早めに精密検査を受けてください」と。

行きました、即日かかりつけのクリニックに。
今回はそんなアラフィフ派遣社員の健康について語ります。

定期健康診断は会社の義務

職場での定期健康診断、みなさん受けていることと思います。
え、うちの会社はない?
それ、違法です。

労働安全衛生法によれば「常時使用する労働者」には「雇い入れ時」「1年以内毎に1回」の、健康診断を受けさせなければなりません。
1年以上働いている今の会社で1回も健康診断を受けていないという人、会社の経営者が制度を知らない、あるいは意図的に経費を省くためにスルーしているだけです。
必ず問い合わせてみましょう。

実は4年前から働いている今の派遣会社、最初の年にスルーしようとしていました。
もちろん入社半年くらいで問い合わせました、「健康診断いつあるんですか?」と。

元社会保険労務士のEですが、社労士資格はこういうところで意外と役立ちます。

Eが知るところによると、多くの派遣会社では一般の派遣社員が労働法に疎いのをいいことに「有給の支払いは給料の8割」だとか「派遣先都合で休みになったけど休業補償なし」だとかあの手この手で派遣社員の賃金をかすめ取ろうとしてきます。

そして健康診断。
そう、多くの人は1年1回(以上)の定期健康診断は会社が労働者に受けさせる義務があること、経費は会社持ちであることなど知る由もないわけです。

ところがEは労働法についてはプロの資格者
派遣会社もEに指摘されると「あ、はい健康診断。もうすぐです!」と、まるで既に予定していたかのように日程が組まれました。

権利は主張しなければ逃げていきます。
おかしいと思ったらすぐに(メールなど文書で)問い合わせましょう。

と、元社労士らしいことを述べたところで本題、Eの最新健康診断結果です!


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最新、健康診断結果!

と、まず去年までの健康状態です。

Eは20代30代の頃、かなりの酒飲みでした。
特に20代のころは1日缶ビール2本は当たり前。飲みに行っては大酒を飲む、それも頻繁に、という状態でした。
それでも特に病気にかかるでもなく、健康診断を受けても問題になる項目ゼロ。
大食いなのに太ることなく、体重は常に65キロ前後

そんな良好な健康状態が40代のはじめ頃まで続きました。

それが社会保険労務士として会計事務所に就職してから、急に体重が増えだし見事メタボに
とにかく歩かない動かない、一日中事務所の椅子か車の座席に座っている。
ひどいブラック企業のため、ストレスのせいで家に帰ればバカ食い

さらに年齢的に代謝が落ちたことも重なりすぐに体重は70キロ超え、在職2年余りで辞めた頃には80キロに届こうかという体重。
ウエスト90センチ超えの立派なメタボ

退職後しばらくして派遣社員に落ち着く。
工場で働き始めるとメタボ体型が徐々に回復に向かいました。
以来、工場では常に歩き回り、いまだに結構食べる方なのに体重はじわじわ減っていく

今回の健康診断では、体重64キロ、腹囲81センチと、実に10年振りに標準体重の水準に返り咲いたのでした。

最近のスマホの歩数計、勤務日は平均1万歩です。

遺伝の可能性のある病

これまで健康に過ごしてきたEですが、両親からの遺伝が懸念される病気がいくつかあります。
父が患った「2型糖尿病」と、母が患った「脳卒中(くも膜下出血)」です。

この2つの死にも繋がる病は、結構以前から恐れていて予防を心がけるようにはしていました。どちらも一旦罹ると日常生活にさえ大きな不便をもたらす病気であることは目の当たりにしていましたから。

医学の知識がそんなにあるわけではありませんが、予防としてこんなことはやっていました。

糖尿病の予防 

生活習慣によって後天的にかかる2型糖尿病の主な原因は「糖質・炭水化物の摂りすぎ」「運動不足」「ストレス」のようです。
30代までは甘いもの好き、特に長年チョコレート菓子の「トッポ」が大好きで1日ひと箱毎日のように食べていた頃もあったくらいでしたが、今ではお菓子は滅多に食べません。

また最近、急激な血糖値の上昇を防ぐためには白米がよくないようで、糖として吸収するのを遅らせるために玄米を白米に混ぜて炊くようにしました。

脳卒中の予防

脳卒中の直接的な原因はコレステロールなどによって血液がドロドロになることや、高血圧などだそうですが、その原因は生活習慣にもあって、糖尿病の原因とかぶる部分も多いようです。

昔から血圧は低めで、上が120mmHgを超えたことがないくらいなので大丈夫かなと。
コレステロールがよくないらしいので以前はよく食べた唐揚げは避けるようになりました。
水分が失われると血液が濃くなるそうなので朝起きるとすぐコップ1杯の水を飲むようにしています。

が、昨年の健康診断では悪玉コレステロール値が基準を上回っていました。
さて、今回は?
この後に触れます。

生活習慣改善の10年

この10年、Eは少しずつ生活習慣を健康的なものに変えてきました。
いくつかを紹介します。

①それまで冬はウイスキー、夏はジンなど強いリキュールを常に飲んでいた
   ↓
大幅に減らしてここ2年は真冬にウイスキーを1、2本買っただけ

②1日に3~5杯のコーヒーを飲むが、それまでは白砂糖スプーン2杯強を入れていた
   ↓
砂糖1杯とハチミツを1杯に変えた
(ハチミツは砂糖よりカロリーが少なく、疲労回復や老化予防効果ありとのこと)

③それまでを食べることは稀だった
   ↓
ここ5年ほどはサバ缶を含め週に3回は魚を食べる

④30代中頃までは滅多に朝食を取らなかった
   ↓
少量ではあるが朝食は必須に、最近はバナナとロールパンがデフォルト

⑤30代まではチョコレート系やポテチ系のお菓子を毎日のように食べていた
   ↓
お菓子を食べるのは月に1、2回

と、こうして見てみると健康的になったというか不健康すぎる習慣をまともに改善しただけといった気も。

改善が難しい食習慣

いまだにかなり食べる量が多い方ですが、昔から食べるのを控えると目に見えて体重が減ります。
とりあえず食べる量はこのままでいいのかなと。

ただ、問題もあります。

早食い

早食いがなかなか直りません。
食べるのが速いと血糖値の急激な上昇につながるし、よく噛まないから胃にもよくないはずですよね。

最近ときどきやっているのが、時計を見ながら「これは20分かけて食べる」と決めて、食べ終わってしまいそうなら一旦食卓から離れて別のことをやってからまた食べる、ということをやったりしていますが、お腹が減っているとこれもなかなかできないんですよね。

飲酒

飲酒は全盛期(?)より量は相当減ったものの、特に夏はビールがやめられません。
気温30度以上あると1日2本いっちゃうかな。
真冬はあまりビールを飲む気にならないので飲まない日もあるけど、やっぱりおいしい料理のお供にはおいしいお酒。
で、結局ビールとなってしまいます。

ウイスキーなどの強い酒はホントにもうやめます。
前の冬はスーパーのウイスキーコーナーで何度も立ち止まっては、買おうかと悩み、買わずに去る、ということを繰り返したものの2度ほどトリスのボトルを買ってしまいました。強いお酒も大好きなんですよ…

が、今度の冬は絶対ウイスキー買わない宣言します!

昨年の診断結果との比較

今回の健康診断で基準値を外れていたりなど、昨年の結果との比較で目立ったものを紹介します。

基準値昨年
(2020年8月)
今年
(2021年10月)
脂質 LDLコレステロール60-119mg/dL129146
尿酸2.1-7.0mg/dL8.26.6
血液系 ヘマトクリット38.5-48.9%49.849.2

昨年、基準値を外れていた項目がこの3点
3年前までは肝機能の数値に所見があったんですが、酒量を減らしたおかげで3年連続「正常」となっています。

LDLコレステロール

「LDLコレステロール」は悪玉コレステロールともいわれますが、体に必須のものでもあるようです。
が、多すぎると血液をドロドロとさせる元凶になるとのこと。
今回の結果は、昨年より悪化…。
しかもコメントが「生活習慣を改善し、約3か月後に再検査を受けるように」と。

といわれても、今の食生活のどこを改善すればいいのか?
野菜も魚も結構食べている。
調べてみると、夜間に食べたり間食するのも悪いようです。
これ、かなり心当たりあります。
家にいるといつも食べている、体重が増えないのをいいことに。
空腹がつらい時は素焼きナッツがいいと聞いたんでこれもときどき実践。

それと大豆製品を食べるといいようです。
診断結果を受けてさっそくスーパーで味噌と豆腐を買ってきて作りました、久しぶりに豆腐の味噌汁を。

尿酸

尿酸値が高いと痛風の原因になるとのこと。
昨年は初めて基準値を外れましたが、今年は正常
足が痛むわけでもなかったんで特に気にもしていなかったんですが、正常値に戻ってよかったです。

プリン体を摂りすぎると尿酸値が上がり、尿酸が結晶となって足の指が痛む、というのが痛風
プリン体を多く含む食品がレバーや干物だそうですが、どちらもほとんど食べないんですけどね。

ビールCMでよくプリン体って聞きますが、アルコールにも尿酸値を上がる働きがあるようです。

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痛風が気になる人は是非、プリン体ゼロのビールで乾杯!

ヘマトクリット

これ、まず馴染みがありませんよね。
昨年基準値を外れていましたが正直まったく気にしていませんでした。今回も基準値オーバー。

「ヘマトクリット」が何かというと、「血中の赤血球の割合」のことだそうです。
この割合が高いと血液の濃度が高いことを意味し「脳梗塞」「脳血栓」「心筋梗塞」「高血圧」の原因になるとのこと。

脳卒中の遺伝が懸念されるEは気をつけなければ。
予防といっても赤血球の割合は、血液中の水分量によっても相対的に変わるので検査の時間帯によって変化したりするそうです。

それもあってか、ヘマトクリットについては基準値を外れているにも関わらず所見の欄には「異常なし」と。
確かに、健康診断の前に水を大量に飲めばパーセンテージは低くなるでしょうから。

ヘマトクリット が高すぎる場合はホウレン草や玉子、レバーなど、鉄分を多く含んで造血作用がある食品を防ぐといいのだとか。

毎年引っかかる「腫瘤影」

と、数値が基準値を外れた項目をいくつか紹介しましたが、ちょっとびっくりするような所見がひとつありました。

それは呼吸器系「胸部X線」の項目。
結果は右肺に「腫瘤影」あり。

なにやら不気味な影を落とす検査結果です。
実はこれ、2年前の健康診断で初めて出た診断です。

X線写真で右肺に「腫瘤」「影」があった、と読み取れるわけですが「腫瘤」って何?

赤字で「腫瘤影 D2」と…

腫瘤とは

「腫瘤」って健康診断結果の中で初めて聞いた言葉でした。
なんとなくがんを表す「腫瘍」と文字も音声も似ていて不気味ですが、「腫瘤=腫瘍」というわけではないようです。

言葉自体の意味は「ウィクショナリー」というサイトによると次のようなものです。

腫瘤(しゅりゅう) 
(医学)動物の体の内部や表面にできる病変性の組織の盛り上がり。

引用元:ウィクショナリー「腫瘤」
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E8%85%AB%E7%98%A4

なるほど、ところで気になる「腫瘍」との関連は?
「メディカルウェア」というサイトによるとこうです。

腫瘤(読み:しゅりゅう)とは、いわゆる「出来物(できもの)」「瘤(こぶ)」などの総称である。

概要 腫瘤はその原因を問わず、体表や体内で確認された何らかの塊は全て腫瘤である。その内訳は血液が固まった血腫や、垢(あか)などの老廃物が真皮内に留まってしまった粉瘤腫、さらには腫瘍(新生物)など様々である。

引用元: メディカルウェア「腫瘤」
https://medicalware.org/wiki/%E8%85%AB%E7%98%A4

なるほど「腫瘤」には「腫瘍」も含んでいるわけですね。
そうです、2年前にEはこの診断を受けて「え、俺死ぬかも?」と恐怖に陥りました。
地元の呼吸器系の医師のいるクリニックに診断結果を持って速攻で駆け込みました。

2年前の精密検査

クリニックの医師には大病院でCTスキャンを受けてくるように、と紹介状を渡されました。
そして初めてのCTスキャンを受け、その画像データをクリニックの医師に見せると。

「あ~、この影は骨ですね~」

とのこと。
胸をなでおろしたEでした。

しかし、翌年(昨年)の健康診断結果の胸部X線の欄には同じく「腫瘤影」の文字が。
さすがにこの時はスルーしました。
そして今回もまた「腫瘤影」。

今回は、スルーできませんでした。
2年前の医師の診断が間違っていたら?
「腫瘤」とやらの影が大きくなっていたら?

再度の通院

こと健康に関しては心配性なE。
土曜日の朝、郵便で届いた診断結果を見るとX線画像を記録したCD(特殊なファイル形式で自宅PCでは開けない)を持って超速攻で2年前のクリニックを再び訪れました。

再度X線を撮影、診察室で2年前の画像と並べて見せてもらうと、

右の肺の背骨横には、2年前とほぼ同じ影!

はい、骨でした。
でもこの診断結果、来年以降も延々と出続けることは明白。
医師に来年から来なくてもいいかと聞くと「来なくていい」と。

無駄足だったとも言えますが、2年前との比較映像をみたことで何ともないことを確信。
そもそもあの影が腫瘍だったとしたら2年を経た現在、健康どころじゃなかったはず。
この件に関しては大丈夫、と安心できました。

ところで前出の引用、メディカルウェアの「腫瘤」には続きがあります。

腫瘤と腫瘍 
なお、腫瘤には腫瘍(しゅよう)も含まれるため、腫瘤と腫瘍が同義語として扱われることも多いが、明確には別物である。とくに診察時の言動やカルテへの記載などに際して、中途半端に知識のある患者が腫瘤と腫瘍を混同し、いわゆる「勘違い」により垢を癌と思い込み不安がる事象も多い。その説明や言い回しには注意する必要がある。

引用元: メディカルウェア「腫瘤」
https://medicalware.org/wiki/%E8%85%AB%E7%98%A4

なるほど、「腫瘤影」の診断結果はそれほど恐れる必要はないようです。
もっと早くこのサイトを見ておけばよかった。
文字面による「勘違い」には気をつけて、正しく恐れましょう。

まとめ

というわけで2年の間、ちょっとばかり心に引っかかっていた健康についての懸念が払拭されました。

ところで、
去年までは派遣会社指定の一般の検診施設で受けていて、オプションでがん検診自費で受けていたんですが、今回の健康診断は派遣先の健康診断に社員さんたちに混じって勤務時間内に受けたためオプションはなく、がん検診を受けていません。

採血によって前立腺がんなどの各種がん検査ができるんですが、年に1回は検査したいんですよね。
かわいい娘がまだ4歳のE。
まだまだこの先何十年も生きるつもりなんで、なおいっそう健康に気を配っていきたいと思います。

今後も「アラフィフ派遣社員の健康診断」の報告していきます。
次回をお楽しみに!

健康グッズが気になる今日この頃…

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