今年も受けました、定期健康診断!
受けたのは9月末(2022年)。
毎年のように要再検査の項目があるんですが、今年もありました。
昨年、一昨年とX線検査によって肺に「腫瘤影」があるとのことで要再検査の診断がされたんですが、今回は別の項目で要再検査となりました。
再検査となった検査とは「便潜血」です。
検便によって便に血が見つかったとの診断でした。
今回は再検査も合わせて健康診断結果をレポートします。
2022年の健康診断結果
えー、まず初めに今年もお伝えしておきたいことが。
非正規労働者のみなさん、定期健康診断受けていますか?
もし、会社や派遣会社が受けさせていなかったとしたら。
それ、違法です。
労働安全衛生法によれば「常時使用する労働者」には「雇い入れ時」と「1年以内毎に1回」の、健康診断を受けさせなければなりません。
使用者の義務で、労働者の権利です。
Eは派遣先企業が実施する健康診断を受診していて、工場内に医療機関が来て受診するので完全に労働時間内に受診できています。
が、健康診断の受診が労働時間に含まれるかどうかについては厚生労働省によると、
「受診に要した時間の賃金を事業者が支払うことが望ましい」
とのことなので、定期健康診断の受診時間に賃金が発生するかどうかは会社次第ということになります。
⇒ 厚生労働省尾HP「健康診断を受けている間の賃金はどうなるのでしょうか?」はこちら
世の中には、労働者が受ける健康診断の費用をケチろうと受けさせない会社も多くあります。
Eが現在働いている派遣会社も始めの頃はスルーしようとしていたふしがあります。
もし、入った会社が定期健康診断をやっていそうにない場合は「今年の健康診断っていつですか?」と聞いてみるのも手です。
Eの場合、入社半年を経過した頃(現在とは別の派遣先)派遣会社にこれをメールで送ったら、まるで元々予定したかの体ですぐに健康診断を手配してくれました。
本題に戻ります。
Eの最新健康診断結果です。
昨年(2021年)の健康診断結果についての記事です。
要注意項目
さてEの健康診断の際の要注意項目がこれです。
①体重、腹囲、肥満度
②LDLコレステロール
③ヘマトクリット(血液の濃度)
④血圧
これらについて見ていきましょう。
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①体重、腹囲、肥満度
かつて、テスクワークをしていた頃に体重80kg越え、腹囲90cm越えの立派なメタボとなったことのあるE。
食べる量は平均より多めだとの自覚ありですが、動いていると結構消費するようで、5年前に工場派遣社員になってからはだいぶ改善されています。
昨年は体重が64.9kg、腹囲81.5cmと、最メタボ期と比べると快挙といってもいい改善ぶり。
今年はどうだったのでしょうか。
基準値 | 昨年 (2021.10) | 今年 (2022.9) | |
体重(kg) | - | 64.9 | 66.6 |
腹囲(cm) | 84.9cm↓ | 81.5 | 85.0 |
肥満度 | ‐16~+13% | +4 | +7 |
BMI | 18.5~24.9 | 22.9 | 23.5 |
という何とも微妙な、もやもやする結果です。
基準値越えの腹囲「85.0cm」。
基準値というのがなんと「84.9㎝↓(以下)」で最小0.1cm越えただけの「C判定」。
肥満度とやらが去年の+4から+7に。この数値についてはよくわからん。
去年より体重が1.7kgの増加。
これにはわけがあります。
基準値0.1cm越えの数値をわざわざ赤字で…
今回の健康診断は9月末。
これより前の3か月間、Eは普段はセブに住む妻と娘と3年振りに日本で過ごすことができました。
2人が滞在していた3か月、これまでの家族の空白を取り戻すべく、また4歳の娘に日本で多くのことを体験してもらいたくて、いろいろなところに出かけ、食べました。
去年の同時期、コロナで長いこと日本で一人暮らしをしていた頃。
Eはほとんど外食することなく、元々野菜中心の食生活。派遣先の工場での仕事も程よい運動になり健康的な生活を送っていました。
となれば外食しまくったこの3か月間に太るのは必然で、あれでよく1.7kgの増加で収まったなというくらいでした。
そもそも腹囲の測定なんて、受ける側がちょっと腹を引っ込めれば確実に数値が下がるし、測る人の匙加減で数ミリくらい簡単に変わるし。
それに体重が1.7kg増えただけで腹囲が3.5cmも増えるのか?
そんなわけで、このC判定については単なる数値の誤差範囲で、無視ということに決定~。
ただ、Eの標準体重「62.2kg」という数値は確定事項なんで今後も近づけるように心がけたいと思います。
娘がマック大好きでよく行ってました…
②LDLコレステロール
「悪玉コレステロール」とも呼ばれる「LDLコレステロール」。
身体に必須のものでありながら、多すぎると血液がドロドロになります。
親や親族がかかったこともあり、Eにとって遺伝的な懸念がある脳卒中の原因にもなります。
昨年、一昨年と基準値を上回ったLDLコレステロールの数値はというと。
基準値 | 一昨年 (2020.8) | 去年 (2021.10) | 今年 (2022.9) | |
LDLコレステロール | 60~119ml | 129 | 146 | 150 |
見事に昨年の数値を上回り「C判定」をもらいました。
去年の結果を受けて、結構食事を改善していたんですよね。
大豆がコレステロールを下げるとのことで味噌や豆腐を撮るようにしたことは去年の記事でも述べました。
それまでなら肉を食べるところを魚を選ぶようにもしました。
でも、去年の数値越え。
これもやはり、家族で外食しまくったせいではないかと。
コロナ禍も終わり、渡航制限も緩くなり、これからも家族と過ごせる時間は増えていくかと思いますが、こういう事情なんで家族にもEの健康的な食生活に協力してもらわなければ、というところです。
③ヘマトクリット(血液の濃度)
ヘマトクリットという血液検査によって得られる数値を気にしたことがありますか?
Eが初めて気にしたのが、数値が2年連続で基準値を外れた昨年でした。
血液の濃度を表していて、数値が高いということは血液が濃いということで、やはり脳卒中などの原因にもなるそう。
ただ、ヘマトクリットの数値って基準値オーバーでもBとかCとかの判定が出ないんですよね。
しかも数値は血液の水分量によって変わるから、水をたくさん飲んだ後に採決すれば数値は低くなる?
今年の数値がこれです。
基準値 | 一昨年 (2020.8) | 去年 (2021.10) | 今年 (2022.9) | |
ヘマトクリット | 38.5~48.9% | 49.8 | 49.2 | 47.0 |
まあ、そこまで気にしていた数値でもないけど、とりあえず基準値内に収まってひと安心。
この時水をたくさん飲んだ覚えもないから問題はなし、と。
④血圧
出ました。
脳卒中の原因といえば高血圧。
でも、Eはこれまで血圧を心配したことがなかったんですよね。
これまでの人生で上(収縮期血圧)が120mmHgを越えたことがないくらいでした。
それが、ここのところ健康診断以外の血圧を測る機会で130を越えたことがありました。
というのも5月に職場で火傷した傷が化膿して労災で病院に行った時のことでした。
待ち時間の暇つぶしに待合にあった血圧計で測ってみたらなんと130越え。
「え?」と思ってもう一度、精神をリラックスさせて測り直したら120台。
今回の健康診断の基準値も「129mmHg以下」となっているからまあOK。とはいえ120越えも人生で滅多になかったこと。
脳卒中の遺伝懸念ありのEには一応要注意項目。
結果はというと
基準値 | 一昨年 (2020.8) | 去年 (2021.10) | 今年 (2022.9) | |
収縮期血圧 | 129mmHg↓ | 112 | 110 | 121 |
拡張期血圧 | 84mmHg↓ | 64 | 79 | 78 |
まあ、基準値よりはかなり下回っているんですが、これまで安定して110台前半だったんで急増という印象ですよね。
これはやっぱり悪玉コレステロール値との関連が疑われます。
動脈硬化とか心配です~。
健康診断結果の「生活のアドバイス」欄にあったこれを心がけます。
家族との外食はほどほどにします~。
「便潜血」陽性!?
さて、今回の健康診断結果の最大の懸念事項。
検便により「便潜血」が陽性とのこと。
要するに便に血が混じっていた、と。
「便潜血」という検査は便の中の微量な血液にも反応するそうで、陽性となると大腸がんや大腸ポリープが疑われるとのこと。
え、大腸がん!
動悸が…
実は昨年、一昨年もEは要再検査の診断を受けています。
しかも腫瘍の懸念ありの項目です。
去年の記事でも述べましたが、X線検査で肺に腫瘤影がありとのことで2年連続要再検査判定。
クリニックに駆け込むと大きな病院のCTスキャンを受けろと。
その画像を再びクリニックの医師に見せると「骨の影だろ」ということで問題なし。
もしあれが腫瘍だとすれば今頃無事ではないはず。
今年は去年と同じ医療機関での検診だったのでさすがに要検査判定はありませんでした。
「普段便の色は正常だし問題ないだろ」と思いつつさっそくクリニックに行きました。
去年、胃カメラの検査を受けてピロリ菌が見つかり治療を受けたクリニックです。
実は今回の便潜血陽性の判定、Eは気がかりなことが一点ありました。
正常な採便ではなかった
検便は2回分採ることになっていたので検査の前日はちゃんと採便しました。
当日の朝、忘れてはいけないと目立つところに検便の容器を用意しておきました。いざ、採便。
あれ?
普段朝便が出ないことはほとんどないんですが、出ない。
空気のみ。
がんばって出そうとするとなんか残りカスのような固体が。
その固体はあまりにも小さすぎて採便のピンの先に引っかからない。
やばい、2回目が採れない。
そこでEは禁じ手をやってしまいました。
出口をほじってしましました!
医師によると、検便の「再検査はしないことになっている」とのこと。
Eの検査結果は1回目が正常、2回目に便潜血陽性。
Eは2回目の採便で「ほじった」ことを伝えました。
医師の答えは、普段の便が正常だからと言って、ほじったからといって、万が一を考えると検査結果を「いい方に解釈する」ことはできない、とのこと。
その上で「大腸内視鏡検査」を受けるかどうかの判断を迫られました。
「ほじった」上に「ほとんど便がついていなかった」採便で便潜血陽性。
これ、ほとんど問題があるとは思えませんよね。
ただ、本当は大腸内に異常があって、2回目の採便で本来なら便から検出されるべき血液があったかも、というかなり確率の低そうなケースも考えられないことはない。
さらに、昨年胃がんの可能性を疑って受けた胃カメラの検査で想定していなかったピロリ菌が見つかる、というケースを体験していて、想定外の疾患が見つかるかもしれない。
というわけで先週、11月中旬に有給を取って大腸内視鏡検査を予約しました。
大腸内視鏡検査
検査前日は消化にいいものを食べるように指導されました。
この「おすすめメニュー」を写メに撮ってスーパーへ。
前日の晩ごはんに食べたものは、
蒸しパン 豆腐のみの味噌汁
とりあえず空腹を満たすだけの食事。それも9時まで。
検査の特性上、飲み物はなんでもOK。
コーヒーも飲みました。
検査当日は12時にクリニックで検査。
この日はお茶か水以外NG。
朝7時からは強力な下剤を飲みました。
下剤といってもこんな感じ。
2Lほどの水が入る容器で下剤と水を混ぜてそれを朝7時から指示書通りに少しずつ飲みます。
なるほどしばらくすると便意が。
2時間ほどかけて既定の量、1L超を飲むと4度ほどトイレに通い、固体のないほぼ水の便になります。口にできるのは水かお茶のみ。
空腹です。
12時にクリニックに行って検査。
器具を体に入れる時は意外とスムーズでした。
内視鏡の画像は患者も同時に見れます。
いったん大腸と小腸の境目まで入れて、そこから出口に向かって診ていきます。
年齢によって大腸内に「憩室」という小さな、数ミリのくぼみができるそうで、それがいくつかありました。
そこに便が長期間引っかかると炎症を起こして痛みが起こることがあるそうです。
もし、大腸付近に腹痛があった場合は医療機関に憩室があることを伝えるようにと医師に言われました。
なるほど、内視鏡の画像でも憩室という小さいくぼみに小さな便が付着。
内視鏡からシャワーのような水が出るようで、洗い流してくれてます。
そして出口。最中、大腸を膨らませるために空気が注入されていてお腹がかなり張ってきます。
めちゃめちゃエアが出そうになっています。
終了。
結果は、問題なし。
腫瘍もポリープもなし。
もしポリープがあった場合、その場で切除できるそうです。
ま、予想通り。
終ったら、まずはトイレでエアを放出しました。
原因は?
もうこうなると、便潜血が検出された原因は、採便の時に出口をほじったこと以外にないですよね。
採便は正しく、しっかり便を出してから行いましょう。
間違った採便方法によって間違った診断結果をされないように。
出なかったらむしろ、採便なしで提出しない方がマシでした。
まとめ
と、今年の健康診断はこんな感じでした。
大腸内視鏡検査はとくに病気は見つからず、収穫といえば「憩室」があることがわかった、ということくらいでした。
まあ、何もないに越したことはありませんが、費用は5,000円ほど。
なかなか改善しない、むしろ悪化している悪玉コレステロールの改善が喫緊の課題です。
高脂肪食、高コレステロール食、が大敵です。
とりあえず動物の肉、油脂、卵、乳製品、控えます。
青魚、大豆製品、野菜はコレステロールを下げるそうです。家族が帰国してからは納豆をよく食べています。フィリピン人の妻はやはり納豆苦手ですから。
この調子でいけば、3か月後には効果があるはず。
今後も50代のEの健康診断、報告していきます。
次回をお楽しみに!