派遣の心得

『負けない派遣社員』になる方法序説 派遣社員のメリットを享受しよう

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こんにちは、5月から新しい派遣先に移ってようやく自分の立ち位置がわかり、やる気を出してきた負けない派遣社員Eですっ。

緊急事態宣言も明けて、全国の店舗や飲食店も営業できるようになり少し雇用が安定する兆しが見えてきましたね。
仕事を失った非正規雇用の人も光明が見えてくるんじゃないでしょうか。

Eが4月までいた派遣先ではコロナ不況による派遣切りなどで何人かが辞め、そういう人たちに聞くと4月頃は派遣の働き口もホントに少なかったらしいです。
Eはそんな中、それまでより時給のいい派遣先に移ることができました。

Eは『負けない派遣社員』を自称していますが『負けない』って一体どういうことかを解説したいと思います。
Eが考える『負けない派遣社員』とはこうです。

派遣のメリットを最大限に享受する
ストレスを最大限に排除する
他人との比較で幸福度がきまる生き方をやめる
④その上で次のステージに向けてスキルアップをする

派遣社員はメリットもたくさんあります

派遣社員をやったことがある人なら気づいているでしょうが、派遣のメリットってたくさんありますよね。
主なものを挙げると、

・入退社のハードルが低い
・責任が薄い
・平均的に直接雇用の非正規労働者より賃金が高い
・派遣先へのクレーム時に間に派遣会社が入ってくれる

などなど。
こういったメリットは大いに享受しましょう。直接雇用ではなかなか得られないメリットです。

リーマンショックやコロナ不況のような状況でなければ、派遣社員の求人は正社員になるよりはるかに簡単に採用されます。
職種を選ばなければ求人は数多くあります。
派遣先が何らかの理由で働くのが困難なら辞めて次を探せばいいわけです。
Eはそこで働くことが幸福につながらないなら全然辞めていいと思っています。

前派遣先でも今回の新しい派遣先でも、もし不当な残業代の不払いがあったり、パワハラ上司がいるなどして快適に働けなかったら、それが改善される見込みもなかったら、Eはすぐに辞める選択をするでしょう。
その場合、収入は減るでしょうが辞めます。
仕事で苦しむ人生は捨てる。それはEが派遣社員という働き方を選んだ理由のひとつでもあります。

仕事なんだから、多少苦しくてもがんばらなければいけない」そう考えている人は多いですよね。
そう思うことでがんばれている人も多いでしょうからEは全然否定はしません。
Eも若かりし頃はそう思って働いていたこともあります。
が、働き続ける中でどうやっても仕事で感じるやりがいや仲間との一体感などの喜びよりも、過重労働やストレスなどから受ける苦痛の方がまさってくるようになっていきました。

Eは仕事の場を外国に求めたり、独立を目指して社会保険労務士の資格を取ったりしましたが、外国で一生働き続けることもできず、苦労して取った資格も幸福な生き方に結び付けることはできませんでした。
もちろん能力不足や努力不足も認めないわけにはいきません。

その現状で最善の方法が派遣社員という働き方でした。
もちろん派遣社員にはデメリットも多くあります。

派遣社員のデメリットの克服法

派遣社員のデメリットの主なものはこんなところでしょう。

・賃金の上昇が見込めない、あっても上昇幅は小さく限界がある
・不景気や業績悪化の際に真っ先に雇い止めされることが予定されている
・契約期間が月単位と短く不安定
・一般的に社会的地位が低く見られている

派遣の収入って足りてませんか?

確かに厳しいデメリットもあるかとは思います。
特に収入面でいうと高度なスキルを活かした派遣社員以外の人では平均以上の収入を得ることは難しいでしょう。

じゃあやっぱり負け組じゃないか、そう思うかもしれません。
Eはこう思います、不自由なく楽しく暮らせればいいんじゃない?と。

それでもお金が足りないというなら節約すればいいですよね。
Eは30歳ころに約一年間のアジア旅行、台湾で三年間の日本語教師生活を経て今までの間、ホントにお金のかからない生活をしいます。

アジア旅行中は当時は現地でも今より物価が安かったこともありますが、タイやインドなどでは移動費を除けば一日1,000円も使わない生活でした。
日本でも大きな買い物をしない限り大してお金のかからない生活をしています。

それに必要とあればEはいつでも今より生活の水準を下げることも可能です。
とにかく仕事のせいで疲弊したりストレスまみれの生活をするより、お金がなくても自分の時間が持ててストレスがない方が圧倒的に幸せです。

派遣先内で安定の地位を確保すれば安心です

派遣社員は雇用が不安定、これは当たり前中の当たり前の事実です。
企業は都合に合わせていつでも契約を終わらせることができるのと引き換えに直接雇用の非正規労働者、場合によっては正社員より高い報酬を派遣社員に支払っています。

Eの前派遣先は業績不振とコロナ不況のダブルパンチで一部の派遣社員を雇止めしましたが、派遣切りの対象はどう見ても作業スピードが遅くて出来高が低いか、たびたび当日欠勤をするなど企業からすれば生産性につながらない、と考えられる人から切られていました。

Eがそのまま前派遣先に残っていて、更に業績が悪化して派遣社員が更に雇止めされていったとしてもEは最後の方まで残っていたでしょう。
Eは全職場で抜群の生産量を稼いでいたし、新人教育も成果を出していました。

日ごろからその職場で必要とされる人材になっておくことは不安定な派遣社員という立場にありながらも派遣先が手放さないでしょう。

社会的地位よりも幸福度重視で

派遣社員は一般的に社会的地位が低いと思われていて、引け目を感じている派遣社員の人は多いかと思います。
Eも時にはそう感じなくもありません。
人目を気にしないで生きる、っていうことはそう簡単ではないでしょう。

でも、正社員として働いている人に対してEは逆に同情を感じます。
Eは以前社会保険労務士をやっていたこともあり、地元の企業の多くの労働者の給料明細を見てきました。
しかも過重労働だったり、始業前の掃除だの、終業後のミーティングだのとなんだかんだで謎のサービス残業があったります。

大企業の従業員は別として中小企業の労働者たちがどれほどの薄給で働いているかも知っています。Eもかつてはその薄給のワーキングプアーの一人だったこともあります。

今現在Eは派遣社員を辞めて正社員になる気はさらさらありません。
給料が上がったとしてもやりません。
というか3年前にEは自ら選んで派遣社員になっています。給料が下がることは承知の上でです。

Eのような境地に達すれば完全に『負けない派遣社員』になれます。
起業して成功を収めている人や、大企業のエグゼクティブのような勝ち組では決してありませんが、彼らと比べても幸福度では決して『負け』ではありません。

とはいえ誰でも給料は高い方がいいに決まっています。
スキルアップすることで将来の賃金アップにつながれば言うことなしです。

Eはアラフィフの今でもスキルアップを目指しています

さて、5月から新しいIT系の派遣先に移ったEですが、仕事が始まるまで何をやるのか謎だらけだったとこれまでの記事で紹介してきました。
が、ようやく今後Eが継続的に行う仕事が決まりました。

ある東京の有名企業のインフラ保守、データベース構築の仕事をやります。

何しろ経験ゼロ、知識ゼロなんで用語の使い方が間違っていたらすいません。
未経験のEはさっそくSQLというデータベース言語を覚えなければならないことになりました。

そう聞くと、え~ムリ、派遣なのになんで勉強しなければならないの、と思うかもしれません。
実はEは今回初めてIT業界に足を踏み入れて不安もありましたが、何かしらのスキルと経験を身に着けたいとも思っていました。
さっそく教本も買って勉強を始めています。

Eは近い将来この仕事を完全にこなせるようになったら派遣会社に時給アップの交渉をするつもりです。

今現在、地元の派遣の平均的な時給よりは高い時給をもらっています。まだ未経験の現在はもらいすぎと言われても反論できませんが、世にそうそういないスキルを身に着ければEの代わりが効かなくなります。

そうすれば『勝ち組派遣社員』に昇格できるかもしれません。

まとめ

幸福度はお金で上がるとは限りません。仕事で苦しむ生活は人生の無駄遣いです。
今現在派遣社員の人、正社員として働いているけど仕事や職場で苦しんでいる人、派遣社員は負け組ではありません。。
あなたもEのメソッドを使って『負けない派遣社員』になりましょう。
ではまた!

ITスキルを身に着けるなら早い方がいいですよね。Eもこういうところで勉強するべきでした


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