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【検証】ポケットWi-Fi「Mugen WiFi」のキャッシュバックは本当にゲットできるのか?

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近年、多くの人は家庭や個人でWi-Fiしているかと思います。
Eが2021年10月から現在まで使用しているのはポケットWi-Fiです。
プロバイダーは「Mugen WiFi」というマイナーな業者です。

「Mugen WiFi」は同業他社によくある「2年縛り」があるものの料金は比較的安め。
そして「キャッシュバック特典」なるものがありました。
利用を継続していると、13,500円(現在は10,000円)が利用者に還元されるというもの。
「Mugen WiFi」を選んだ最大の理由は、このキャッシュバックによって月額換算の利用料金が(楽天モバイルを除いて)最安クラスだったからです。

初めて経験する「キャッシュバック」なるもの。果たして無事に受け取れたのでしょうか。
今回の記事はこういった人たちに有益です。

これからMugen WiFiのキャッシュバックを受ける人
②Mugen WiFiの契約を検討中の人
③世間一般的なキャッシュバックというものの実態を知りたい人

「Mugen WiFi」 を契約した時の過去記事です。

「Mugen WiFi」 について

Mugen WiFiについての記事を上げたのが、1年4か月も前のことなので簡単におさらいです。

2021年9月、それまで長きに渡って利用していた我が家のADSLが廃止になりました。
代替となる自宅で使うWi-Fiを探さなければならない。
それまで月額約2,000円で利用していたADSLと比較すると光回線は高額で、どこもADSLの倍以上の価格
他を探してみると持ち運びできるポケットWi-Fiなら光回線より安価。

そこで第一候補となったのは当時から現在までスマホを利用している楽天モバイルのポケットWi-Fiでした。
価格もポケットWi-Fiの同業他社の中でも最安
しかし問題がありました
当時自宅が楽天モバイルエリア圏外にあり、自宅では「パートナー回線」を利用することとなり本来のサービスを享受できない。

さらに他を探すと、楽天モバイルの次に安価なプロバイダーとして「Mugen WiFi」が浮かび上がりました。

Mugen WiFiについて詳しくはこちら

「Mugen WiFi」を選んだ理由

結果として「Mugen WiFi」を2021年10月に契約し2023年2月現在まで1年4か月利用しています。
「Mugen WiFi」を選んだ理由は

①自宅が楽天モバイルエリア圏外だから
②楽天モバイルの次に安いから

というやや消極的な理由でした。
では契約当時の「Mugen WiFi」の契約内容はというと。

2年縛りあり。25か月目以降は解約料0円
・データ使用上限100GB。上限到達後は極端に通信速度が遅くなる。
・月額税込3,718円
13,500円キャシュバックキャンペーンがあったため2年間利用すれば実質月額税込3,293円

となっています。
0円で解約できるようになる2年後までに自宅が楽天モバイルエリア圏内となれば2年後に解約の予定でした。
現在の楽天モバイルの状況はというと、楽天モバイルの電波が入るようになったものの非常に弱いです。

自宅の所在地の楽天モバイル接続状況。
電波の強さに注目。



ともあれ、一応は楽天モバイルの電波に安定的に接続できるようにはなったので「Mugen WiFi」利用25か月目以降に解約することに決めています。
ちなみに楽天モバイルのポケットWi-Fiのメリットはこれです。

・利用金額の上限が税込3,278円とMugen WiFiと同等。
・データ利用のギガ数が少なければ利用量に応じて安くなる。
・データ利用量は無制限。通信速度が落ちることはない。
・2年縛り等なし。解約はいつでも0円

と、ポケットWi-Fi(モバイルルーター)なら最善の選択は楽天モバイルです。


Mugen WiFiも料金的には最安クラスです。
ただそれは、13,500円の(現在は10,000円と改悪)キャッシュバック特典を利用した上でのこと。
ではキャッシュバック特典の内容はどうなっているかというと、

2回に分けてキャッシュバック
 利用開始月を含む14ヶ月目の月内と23ヶ月目の月内の合計2回
 1回目は5,000円、2回目は8,500円
案内メールが来て、その指示に従い申請を出すと口座振込される

今現在のMugen WiFiのHPによるとキャッシュバック申請の流れはこんな感じです。

画像引用:Mugen WiFiのHP
【公式】MUGEN WiFi - 30日間全額返金 (mugen-wifi.com)



これ、契約した時点では特に難しいこともないだろう、指定の時期まで利用を続けていれば簡単にキャッシュバックされるだろう、と考えていました。

さて、実際はどうだったのでしょうか?

Mugen WiFi キャッシュバック体験記

利用開始1年ほどが経った昨年10月7日、一通のメールが届きました。
Mugen WiFiのキャッシュバックについての案内です。




忘れかけていたので「おー、来た」と思いスクロール。
こうありました。




「指定日」に指定されたGoogleフォームとやらのURLにアクセスするようにとのこと。
ということはつまり、その日その時間「10月28日(金) 9:00~23:59」の間にアクセスして「回答」しなければ、キャッシュバックが受けられないということになります。
もちろんこの時点でURLをクリックしてもアクセスできません。

Eは思いました。

「回答」とやらをするのになぜ日時の指定がある?

Eは当然の流れとして、こう疑いました。

キャッシュバックのハードルを上げるため?

と。

何らかの事情で指定の日時にURLにアクセスすることが困難だったり、忘れていたりして「回答」できなくなる人って必ず一定数いるはずですよね。

はっきり言います。
Eの疑念はほぼ間違いものと考えています。
「この業者、無条件で全員にキャッシュバックをする気などない」と。

Eはこの段階で身構えました。

この先もどこに落とし穴があるかわからない

と。

手続当日

当日は金曜日。仕事から帰るとさっそく届いていたメールを開きました。
メールが届いた10月7日から実に3週間後10月28日の18時過ぎです。
絶対に忘れないように、メモ、アラームなどこれでもかというくらいに準備しておきました。

するとこのような画面が。
※画像は一部加工されています。




【メールアドレス】の欄を埋めて、スクロールすると「キャッシュバック申請上の注意事項」の欄が。




この「注意事項」、通常よりやや強めの言葉で書かれていると思いませんか?
「対応ができなくなります」「適用対象外となります」「キャッシュバックを受けることができなくなります」など。

これはやはり、不備があってキャッシュバックされなかった場合、利用者からの問い合わせに対して強く主張できるようにするため?
「ほら、こう書いてあったでしょ」と。
などと勘ぐってしまいます。
それともEが身構えすぎているせいでそう感じるだけでしょうか?

最後までスクロールするとこの画面が。




【次へ】で先に進みます。
ここまでで1/3ページが終了。

次にアンケートページとなります。




アンケートも気が抜けません。
(○○文字以上)などの指定があるからです。
文字数も意識して確実に埋めていきます。




アンケートを質問が求める要求を確実に満たすように回答して次のページへ。
「キャッシュバック申請フォーム」となります。




受取りの銀行口座情報などを入力していきます。
ゆうちょ銀行はリスクありとみて一般の銀行口座にしました。
名前も確実にカタカナで入力。




入力内容を入念に確認。
【送信】をクリック!
すると登録したメールアドレスにこのようなメールが届きました。




スクロールすると、今ほどフォームに回答した内容がそのまま載っていました。
まるで「不備があってキャッシュバックしない場合でも証拠は押さえてるぞ」とでも言わんばかりに。

もう一度チェック。
と、ここで気がかりな部分を発見。




アンケートの中に【気になるプランを選択してください】という質問が。
Eはこの中には、全く気になるプランがなかったので選択せずに送信しました。
後から思うと何か一つでも選択しておくべきだったかも、と後悔。
しかも(○○文字以上)との指定がある質問の回答に文字数不足を発見…

あ~スキを与えてしまった~、と頭を抱えました。
ただよく見ると小さな★印がある質問は必須とあるけど、Eの不備と言えば言えないこともない回答には★印はない。
果たしてどうなることやら。
あとは振り込みがされるという翌月中旬、11月の中旬に5,000円が振り込まれるや否や、結果を待つしかないのでした。

キャッシュバックはされたのか?

11月中旬。
Mugen WiFiからの入金完了、または「適用対象外」とのメールが来るのを待ちました。
が、一向に来ない。

Eは銀行に通帳記帳に行きます。
と、ありました!

中旬でなく、下旬の11月22日に振り込まれていました!
通知は一切来ないようです。

Eのキャッシュバック手続き、不備があると言えば言えないこともない内容。
もし、キャッシュバックされていなかったらどうしていたか。

結局何もしなかったと思います。
消費生活センターに通報するなり、裁判所に少額訴訟を起こすなりすれば勝てるとは思いますが、5,000円を争うには手間を考えると割りに合いません。

同じように考える消費者も多いでしょう。
「消費生活センター」や「少額訴訟」という戦い方も知らない人ならまさに泣き寝入りとなるでしょう。
指定の日時を忘れたり、アンケートの必須事項に記入漏れしたりしていたらそれこそ何も言えません。

その辺、振り切っている悪徳業者ならEのケース「不適用」とするかもしれませんが、Mugen WiFiはしっかりキャッシュバックしてくれました。
「必須」ではないアンケートの項目の回答が微妙でもキャッシュバックはされます!

ちなみに楽天モバイルのポイント還元なら、何もせずに確実に楽天ポイントが付与されます。
そんなわけで、数か月後には2回目のキャッシュバックを受けて、25か月目以降に解約して楽天モバイルのポケットWi-Fiを契約する予定です。

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まとめ

「キャッシュバックを受け取る」というだけのために、いくらかのストレスと心理的負荷というコストをかけさせられたEでした。

「キャッシュバック」って世の中でよく聞く話で、簡単にメリットが享受できるのかと思いきや、油断はできないということを知りました。
「実質○○円」との広告表示で客を集めて、いざキャッシュバックのタイミングでは、予期していなかったハードルを課す、というやり口。
事業者と消費者との攻防。今回の記事を参考にしていただければ幸いです。

今後も生活の中で得た情報をお伝えしていきます。
次回をお楽しみに!

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