久しぶりの資産運用の話題です。
今回は、もうすぐ6年目を迎える派遣社員の今年の資産運用の成果報告です。
今年は東京オリンピックが盛り上がり、デルタ株による感染拡大、するも奇跡的収束、オミクロン株発見、するも重症化なし、とcovid19に社会が振り回されましたが、投資の世界も同様でした。
派遣社員Eのごく小規模な資産運用も、今年は大きく方向転換しました。
では、報告します。
2年目を終えるiDeCoの運用状況
昨年2020年1月に開始して2年目を終えようとしているiDeCo。
毎月上限の23,000円を積立てて運用し、60歳以降に年金として受け取る仕組み。
積立てた金額が所得税控除の対象にできたり、運用益が課税されないなど、メリット盛りだくさんの制度。
昨年末、開始12か月経過時点での成果がこれでした。
これは楽天証券のアカウントより切り取った、昨年の同時期に当ブログに載せたものと同一の画像です。
2020年12月末時点のiDeCo運用状況
と、2020年はコロナ禍1年目。
コロナ大暴落とその後のリバウンドの波に乗って46,056円の利回りが出ました。
さて、今年の最終的な状況はどうなったんでしょうか?
これです。
2021年12月末時点のiDeCo運用状況
なんと、昨年から利益を大きく伸ばして、185,413円の利回りとなりました。
今年1年だけでいうと139,357円の利益の伸び。
この2年で積立てた掛金の金額は、「23,000円 × 24か月 = 552,000円」。
もしこの金額を普通預金の口座で眠らせたままだったらどうなっていたか。10円くらいは利子がついたんでしょうか?
「派遣社員の資産運用」シリーズで再三言っていますが、まだiDeCoをやっていない40代以上の非正規労働者のみなさん。ひと月でも早くiDeCoを始めましょう。
あなたが60歳を迎える頃、資産に大きな差をつけることができるはずです。
※60歳が近づいたら掛金の配分先に要注意
そしてこの利益増につながったEの今年のiDeCoの運用はこんな感じでした。
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この1年の変遷
①米国株式「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の配分比率を増やす(現在配分比率50%)。
②国内REIT「三井住友・DC日本リートインデックスファンド」、海外REIT「三井住友・DC外国リートインデックスファンド」をお試しで購入してみる。
③国内REITは運用成績がパッとしないため撤退。購入した分は売却しコモディティを購入。
④コモディティ「ステートストリート・ゴールドファンド」をリスク分散用の資産として購入。配分比率は当初の5%から15%に上げる。
⑤今年運用成績が最も悪かった国内株式「たわらノーロード 日経225」は撤退。
と米国株式の配分を増やして攻めつつも、コモディティ(ゴールド)でリスク分散の二段構えのフォーメーションを取る方向に舵を切りました。
コモディティについては50代半ば頃から60歳にかけて徐々に資産の割合を増やしていく予定です。
つみたてNISAの運用状況
6年間続けた、個別株式取引の税制優遇制度「一般NISA」から「つみたてNISA」に乗換えた2021年。
つみたてNISAも一般NISA同様に投資信託の運用益に課税されないというメリットのある制度。
さて結果はどうだったんでしょうか。
これです。
月額33,333円の積立で1年間トータルの利益額が、66,595円でした。
iDeCoとちがってこちらは売却可能ですが、今までのところ購入した資産は動かしていません。
運用先は一貫して次の3つ
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
つみたてNISAはとにかく利益追求の攻めのフォーメーション。
現在の資産は75%ほどが米国株式。
新興国株式はパフォーマンスが悪いため、現在毎月の積立対象から外しています。
米国株式ETFの運用状況
前回の記事で、やっぱり米国株式のインデックスファンドこそ王道だと悟ったとお伝えしました。
投資の方法も2つ、「投資信託」と「ETF(上場投資信託)」とあるうちの、ETFにフルコミットする、とも述べました。
前回の記事です。
あれから2か月。
結構な額(Eにとって)の資産を米国株式ETFに移しました。指標は「S&P500」が中心です。
※用語についての解説は過去の記事を参照のこと
米国株式ETFといってもアメリカ製の商品と日本製の商品とがあります。
運用会社が米国か日本かの違いですが、投資する側としては日本製は日本の日中に取引できるし、米国製は日本の夜中に取引することができます。
ここ2か月で購入した銘柄がこれです。
【米国製】
①バンガード・S&P 500 ETF(VOO)
②バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
③SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPYD)
【日本製】
④SPDRS&P500ETF
⑤ISS&P500米国株
②の「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」はS&P 500指標ではありませんが、芸人にして投資家でもある厚切りジェイソンさんのおすすめETFです。
※詳細は画像をクリックしてください。
一時、オミクロン株の発見で米国株の下落という買い頃がありました。
購入額は百万円超です。
含み損があって塩漬け中だった日本株、日本国債、銀行預金などを米国株に全力投入しました。
今後もしばらくはS&P 500の指数の下落時に余裕資金を投入していきます。
この2か月の米国株ETFの成果も発表します。
ここ2週間ほど米国株は好況。当記事を執筆している今現在で、53,841円の利益が出ています(為替の影響で刻々と変動)。
11月末のオミクロン株発見で世界的に株は下落しました。
が、世界の株式市場はオミクロン株は影響なし、と早々に判断を下しているようです。
このあたり、日本政府や日本人の病的な慎重さとは180度違っていますよね(これ批判です)。
たった2か月の成果を見ただけでも「このご時世米国株式ETFしか勝たん」と述べた理由がわかるかと思います。
日本株でこの成果を出すのは至難の業。逆に何度損失を出したことか。
手数料の安さならこの証券会社ですね。
その他日本株の個別銘柄取引の状況
若干ですが、日本株の個別銘柄取引きもありました。
家族が日本にいる時はよくガストやバーミヤンを利用するので以前から下落したら買おうと思っていた「すかいらーくホールディングス」。
株価は購入時の額周辺を行ったり来たりですが、来年の株主優待のお食事券に期待しています。
と、購入したのは1銘柄だけ。
あとは昨年から保有していた株の処分でした。
うまく売り抜けたのは、「クラウドワークス」と「トレンダーズ」。クラウドソーシングにSNSマーケティングと今風の企業。
2銘柄で10万円以上の実現利益。
と、よかったのはここまで。
その他は含み損の塩漬け株処分でした。
その額合計、-64,319円。
塩漬け株、まだまだ保有しています。
含み損があるとはいえ、「日本郵政」や「アーバネットコーポレーション」などの高配当株もあります。そういった株は長期保有していくことになるでしょう。
まとめ
今年の派遣社員Eの資産運用の状況はこんなところです。
今回はやや投資中級者向けの内容でした。
iDeCoやNISA、ETFといった各投資商品の基本情報については、ぜひ過去の記事を読んでください。
完全に米国株にシフト中で、確実に成果も出ています。
来年の今頃が楽しみです。
今後も派遣社員の資産運用についてお伝えしていきます。
次回をお楽しみに!