派遣の資産形成

派遣社員の資産形成⑨ 2022年は米国株低迷の一年も、意外と日本株で利益出せました

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久しぶりの「派遣社員の資産形成」シリーズです。
年の瀬ということで、今年のEの投資・資産形成について総括します。

2022年の経済はご存じのように米国株全体が低迷。そして急激な円安ドル高
ついていくのに必死でした。
そんな中、前回の記事でも紹介しましたが、EはあるYouTuberチャンネルを情報源とするようになります。

一定程度正確性のある未来予測に従って行動できるようになり、株価が激動する時期でも手も足も出ない「完全フリーズ」状態に陥ることなく、ある程度資産を保全できるようになってきました。
あと一歩で「万年投資初心者」卒業できるかな、と。
そんなEの2022年の資産形成を振り返ります。

今回も言っておきますが、Eは投資も経済も素人です。ベテラン投資家の方々の参考になる内容はないかもです。それと、投資は徹頭徹尾、自己責任でお願いします!

前回、といっても半年以上前の記事です。

米国株に振り回される

今年は米国株が伸びない、急激な円安、と例年にない動きがありましたね。
ウクライナ戦争の影響もあり、世界的に物価高
特にひどい物価高に襲われたアメリカでは政策金利が上昇。日本は相変わらずの低金利。
世界各国でドル高、自国通貨安。

Eは家族がフィリピンに住んでいて、時々家族に仕送りをします。
その際、やはり3~4月の急激な円安の時にはフィリピンペソも対日本円で値上がりしました。
が、その後も続いたドル高でも、対日本円でいうとペソはそこまで上がらず。
つまり、1年間値動きを追い続けてドルだけが突出して値上がりして円もペソも揃って安くなった、という感があります。

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米ドル資産の確保

昨年の後半からその後の円安を予想して、それまでのつみたてNISAによる米国株投資信託の他に米国株S&P500のETFを中心に米国株資産を増やしてきていました。
そこへやってきた急激な円安ドル高。

これ、例のYouTubeチャンネル『NOBU塾にて得た情報のおかげで完全に想定の範囲内でした。
円が1ドル130円突破をした4月頃はかなり利益確定できました。
値上がり前のドルで買った株を売って円で受け取るから、株価が上がらなくても利益が出るわけです。


そうなると、セブの家族への仕送りで出るデメリットよりも米国株による利益の方がはるかに多くなる、という円安万歳の逆転現象に成功していました。

そして円は1ドル140円台の攻防がしばらく続きますが、ついに9月に140円超えをします。
その頃になると世界的な物価高、特にアメリカの物価高がひどかったようでFRB(アメリカの日銀)は政策金利を爆上げ。
米国株は軒並み下落となりました。

2022年のドル/円相場
画像引用:楽天証券HP https://www.rakuten-sec.co.jp/



株価自体が下がれば、いかにドルが高くなっても利益は出ません。
正直また、手も足も出ないフリーズ時期もありました。

とはいえ一時的に株価が上がる時期もあり、損失を出さずに売り抜けるケースもありましたが、いくらかの損切りもしました。
損切りにしても、売却する通過を円にするかドルにするかで損失を軽減できる場合もありました。
なんだかんだで本日、当記事執筆中の2022年12月19日時点のトータルはこうです。


全部ひっくるめて円換算で「162,659円の利益」となりました。ちなみにこの時点では1ドル136円台前半です。

16万円の利益!と喜ぶべきことではありますが、先週の続落で12万円ほどの含み損も抱えています。先々週までは数万円の含み益があったのに…
ところでYouTubeチャンネル『NOBU塾によれば、2023年の前半に世界的に株価の大きな下落があるとのこと。
これからも毎回視聴してタイムリーに取引していかなければ。

ちなみに『NOBU塾』では少し前から12月13日に株価下落注意、とのアラートを発してくれていました。
Eは直前にミリオン単位で米国株を売却して退避しておいたので、含み損12万円は出ているものの、これでもかなり救われた結果ではあります。危機回避行動を起こしていなければ数十万円の含み損になっていたところでした。

とにかく『NOBU塾』なしでは投資という名の海原を行く羅針盤を失った行き先不明の航海となってしまうEでした。

iDeCoとつみたてNISAは現状維持

3年を経過したiDeCo、2年経過のつみたてNISA
今年も満額で掛け続けていました。

正直、前述の米国株と日本株で手いっぱいで、iDeCoとNISAはそれこそフリーズ状態
取引銘柄の入れ替えもほとんどせずに推移しました。
結果、世界の動向に合わせてなすがままに。
去年と比べて伸びはなし。

まず、iDeCoです。

はい、1年前より利益額減ってます。
次。
つみたてNISAです。

あー、これもダメですね
iDeCoもつみたてNISAも先週の下落の影響でかなり悪い数字になっています。
先々週まではそんなに悪くなかったんですけどね。
やっぱり12月13日が分岐点でした。

とにかくこっちまで手が回りませんでした。
来年以降何とかしたいと思います!

日本株の個別銘柄取引に光明!

と、苦戦した一年だったんですが、日本株では儲けました!
3年前までは一般NISAをやっていて、その時からNISAで保有を続けている銘柄はあるんですが、ほとんど売買はしていません。一方、特定口座の損益がこれです。

特定口座は利益額から約20%の税金が引かれます。「譲渡損益」は損失を差し引いた額です。
まとめると、

譲渡損益(株の売買の損益)
利益額 375,328円 - 税金76,222円 = 差引299,106円

配当金          
利益額 64,523円 - 税金 4,154円 = 差引 58,848円

税引後利益額 計375,954円

今年の日本株、過去最高の利益!
これまで年間の全投資の利益額でも20万円ほどが最高だったんですが、今年は日本株だけで37万円の利益確定
何が起こったんでしょうか?

特定のいくつかの銘柄で継続的に利益を出し続けました。
特に10月以降の3か月間に集中しています。

利益を出した日本株銘柄

再び注意喚起です。
投資はあくまでも自己責任で行いましょう。Eは一切責任は取りません。

と前置きした上で、Eが今年継続的に出せた銘柄が3つほどあります。
その中でも利益額が顕著だった銘柄が【3900 クラウドワークス】でした。

クラウドワークスは、ウェブサイト上で仕事を受発注するシステムを運営している会社です。
近年注目の在宅ワーク関連ですね。


【3900 クラウドワークス】は2015年にEが一般NISAで株式投資を始めた当初から取引をして度々利益を上げていました。
が、ある時を境に株価が大幅に下落してそれ以来しばらく遠ざかっていたのでした。
まとめると、

2015年末頃の株価は1株600円ほど
2016年初めに急激な上昇で5万円ほどの利益確定
2018~19年にかけて継続的に株価上昇。高値が2,000円を突破。
この時に売買を繰り返して数万円の利益確定。ところが、その後下落で1,000円を大きく割りこむ。
保有していた300株ほどが長期塩漬けとなる。
2021年にようやく回復。ギリギリ損失なしで売却。その後放置。

クラウドワークスを含めて今年利益を出したいくつかの銘柄には特徴がありました。

①リモートワーク、SNS、量子コンピューターなどの新興産業関連
②株価が日経平均と連動しない
③一日の平均的な株価変動額が大きめ

となっています。
そして、特にクラウドワークスについては以前からそうでしたが、特に今年の後半からある一定の値幅を定期的に株価が上下するようになっていました。
その値動きがこの3か月ほど安定してきたのに気付き、積極的に取引を繰り返しました。
その結果がこれです。


クラウドワークスのこの3か月の取引に絞って抽出しました。
全て100株単位の取引なのでわかりやすいと思いますが、売却額と平均取得価額の欄をみるとなんとなく上下動の価格帯が見えてきます。
しかもこの銘柄、頻繁に一日に100円前後の値動きをします。
結果、この3か月だけで95,695円の利益が出せました。

こういう特徴を持つ銘柄って探せば結構あるかと思います。
Eの場合、クラウドワークスに関しては7年来動きを見続けていたので、さすがに売買時期のトリガーが読めるようになってきました。
他にこういった銘柄を見つけられればいいんですが、何しろEは昼間仕事をしています。
売買するにも朝までに指値を設定しておいて後はおまかせ、というった状態なんでなかなか手広くいろいろな銘柄の値動きを追う、ということはできません。

現在他にも2つほどの銘柄で値動きがつかめてきて利益を出し始めています。
ただ、クラウドワークスで長年の塩漬け状態に陥った経験もあるだけに、長期的な下落タイミングに気をつけながら取引する必要があります。
来年以降もこれらの銘柄にはお世話になるつもりですが一番苦手な「損切り」のタイミングを間違えないようにしなければ、です。

2024年 NISAの改正

ところで、最近NISAの改正が話題になっていますね。
2024年1月からはこれまでの投資額の枠が拡大されます。
現在のところ下の図のようになるようです。

画像引用:楽天トウシルより
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/39980



ざっとまとめると、

①生涯の買付残高1,800万円まで投資できる(売却すれば枠が空く)
②つみたて型の年間枠が現在の3倍の120万円、一般型は2倍の240万円に拡大
③一般NISAとつみたてNISAの併用が可能

これ最高ですよね。
現状、今年このまま特に大きな損切りをせずにいくと、Eの納税額は10万円を越えそうです。

改正されれば、Eの投資規模から行けば利益が出てもほとんど納税不要になるでしょう。
なぜもっと早くやらなかった!?
Eはもちろん「併用」で枠いっぱいに利用したいと思っています。

まとめ

と、いうわけで今年の税引き後の利益確定額は、
日本株 375,954円
米国株 162,659円
合計  520,613円
+α 約5万円(NISA・米国株の配当)


なんと50万円超えというこれまでの最高額の2.5倍以上の成果でした~
Eはボーナスがほとんど出ない派遣社員をやっていますが、これならまずまずの年収になりそうです。
これも有益な情報源を得たことと、長年の経験によりいくつかの日本株の銘柄の値動きに習熟したことによるものです。

もうすぐ初心者卒業目前のE。
これからも派遣社員の資産形成についてお伝えしていきます。
次回をお楽しみに!

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