さて、派遣社員Eの資産運用について紹介してきました。
今回は、5年半間続けてきた一般NISA、そして開始1年を経過したiDeCoの棚卸しをします。
そして、ついにこれまで5年半に渡って国内株式専門で運用してきた一般NISAから【つみたてNISA】に乗り替えましたので、それについてもお伝えします。
【iDeCo】、【一般NISA】そして【つみたてNISA】、
こういった税制メリットを利用した資産運用についての用語を知らない、という人はぜひ過去の記事を読んでください。
投資の素人で詳しい投資の知識などない派遣社員Eが必要最低限の情報を解説しています。
過去の記事、3回シリーズです。
これまでの資産運用の概略
ひとつ伝えておきたいのは、投資を始めた時のEはほとんど投資についての知識のないド素人でした。
それから5年以上が経った今でも、ローソクだとか移動平均線だとかいう専門用語はよくわかっていませんし、知ろうとも思っていません。
それでもトータルで損を出すことなく、そこそこの成績を残してきました。
では、Eのこれまでの資産運用の歩みを時系列で紹介します。
①5年前(2015年) 楽天証券で証券口座を開設
一般NISAを中心に国内株式に投資
2020年初頭まで確定損益、含み損、配当など全て含めたトータルでそこそこの利益を出す。
②1年前(2019年12月) 楽天証券でiDeCoの積立て投資信託を申請
今年1月から積立て開始。順調に運用益を伸ばす。
③今月(2020年12月) 株式投資に利用してきた一般NISAから投資信託向けのつみたてNISAへの切り替えを申請
来月からつみたて開始予定。
これらについて個別に解説します。
一般NISAの運用状況
一般NISAの運用状況は楽天証券のサイトで簡単に確認できます。
これがEのこれまでの各年の損益です。
初年度と四年目で損益がマイナスになっています。
初年度は全体的に株価が高い年だったんですが、翌年かなり下落た銘柄が多く、損切りした株が多くあったのでマイナスになりました。
一般NISA枠で購入した株の税制優遇は5年間有効。
つまり利益を出した場合や配当を受け取った時の20%の税金が免税。それが5年を過ぎると優遇がなくなる。
昨年(2019年)末時点で評価損を出していた未売却の銘柄を全て売却しました。
一般NISAで購入して今も保有している株はほとんどが含み損のある、いわゆる「塩漬け株」です。
評価損の大きい株もありますが、基本的に株主優待があったり配当利回りのいい銘柄が残っているので、優待や配当をもらいながら株価の回復を長期戦で待つことにしています。
この一般NISAについては、来年から個別銘柄の取引をやめて、投資信託を毎月定額で積立てる【つみたてNISA】へと変更しました。
含み損もあるとはいえ、6年間トータルで約17万円の利益が出ています。
これに含まれていない株主優待や配当を合わせれば結構な利益です。
それでもEは一般NISAでの個別銘柄取引を全てやめ、つみたてNISAに切り替えました。
その理由と、EがつみたてNISAで選択した投資先はこの後紹介します。
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iDeCoの運用状況
iDeCoの積立て投資信託はごく順調に利益を増やしています。
運用状況はやはり楽天証券のサイトで確認できます。
12か月経過した最新、本日12月30日時点がこれです。
このブログで最後に紹介した本年11月某日が『評価損益 18,719円』だったのでそこから倍増、それ以上です。すごいですよね。
『評価損益 33.09%』とあります。
とんでもない数字に思えますが、これは毎月の積立てを年率に換算したものと思われます。
手数料などを差し引いて、単純に一年でどれくらい利益が出たかわかりやすく計算すると、
投資額が、23,000円 × 12か月 = 276,000円
現在の資産の時価評価額が、317,241円
317,241円 ÷ 276,000円 = 114.9%
手数料などを調整した資産で、41,241円増加。
14.9%の利益が出ました。
これ夢のような投資ですよね。
ただ、今現在これだけの運用益があったからといって手放しで喜べないのがこのiDeCoです。
積立てて運用した資産を最終的に受け取れるのは早くて60歳になってから。それまで運用益は常に上下します。
だからこそ、このiDeCoの特性を踏まえて過去の記事で「iDeCoを始めない方がいい人」についても語っています。
このiDeCoはEにとって多くのメリットがあります。
①投資のプロが運用してくれるから、運用先の投資信託を選択するだけで日々個別銘柄の値動きを追う必要がない(結構いつも見てる、仕事の合間とかも)
②Eの今の派遣先は日勤のみなので、売買の最適なタイミングをリアルタイムでつかむことがほぼ不可能。
でも、投資信託ならその必要なし。
③そもそもインデックスファンドの投資信託は着実に利益が出ている。
・一般NISAの運用損益がもろもろ合わせて6年間で17万円。
・優待、配当含めてざっと24万円の利益とすると利益が一年で平均4万円。
⇒ iDeCoの運用益と大して変わらない。
④一般NISAに比べて損失リスクが少ない。
一般NISAでは一応利益が出ているとはいえ、個別銘柄取引はやはり損失リスクが大きい
インデックスファンドの投資信託なら低リスク
このように、Eにとってメリットいっぱいですが、なんといっても売買のタイミングを計るために毎日株価を追うのは大変。
Eが仕事の休憩時間に必ずするのはスマホでの株価チェックでした。
それと素人にとって難しいのが、利益が出た時の売却タイミング、そして損失が出た時の損切りタイミング。
これを自分でやろうとすると、というか投資のプロでも最善のタイミングで売買することは至難の業だと思います。だからいつも後悔の連続です。
それが投資信託なら人任せだから後悔でストレスがたまることがない。
これは精神衛生的にも大きなメリットです。
と、このiDeCoのメリットはそのままEが、一般NISAをからつみたてNISAに切り替えた理由でもあったのです。
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つみたてNISAに切り替え、注意点
というわけでEはつみたてNISAへの切り替え手続きは既に済ませました。
来年(2021年)1月から月額33,333円(年間の枠が40万円まで)の投資ファンドへの積立てがはじまります。
【一般NISA】→【つみたてNISA】の切り替えはいつでもできるようですが、Eは年の初めから切り替えたかったのでいくつか注意点がありました。
・楽天証券HPによると「一般NISA⇔つみたてNISAの区分変更申込を行い、10月1日以降にお申込書類が当社到着となる場合、翌年のNISA口座(一般NISA / つみたてNISA)分からの変更となります。」とあるので10月以降に申込書類が届くようにする。
・同じく楽天証券HPに「※12月13日(日)以降のお申込みは、2021年2月から積立開始となるため最大40万円までの設定はできません。」とあるので、12月13日までに申込み、投資設定の登録(投資先のファンド、金額の設定)をする。
これを踏まえた上でEは11月まで様子見をしていました。
例えば、もしワクチンが開発されて近いうちにコロナ禍が収束する目途がたち、来年には多くの企業で業績が上向き株価が高騰、という未来が描けるのなら引き続き、個別銘柄取引の方がメリットが高い。
よって一般NISAを継続した方がいい、ということになります。
が、残念ながら(ホントに残念ですが)そうはならなかったので11月下旬に楽天証券に申込書類を請求。
申込書類を返送し、12月初めにに正式に2021年からの【つみたてNISA】への切り替えが完了しました。
と、それだけではつみたてNISAの資産運用は始まりません。
投資先のファンドと金額を設定して初めてつみたてNISAの開始です。
さてどれにしようかと、楽天証券のHPを見ると、iDeCoの投資可能ファンドとは比べ物にならない膨大な数のファンドが候補としてありました。
Eはその中からファンドを選択、翌年1月から開始できる期限ぎりぎりに設定を登録し、来月2021年1月からいよいよつみたてNISAがスタートします。
さて、Eが選択したファンドとは。
次回お伝えします。
まとめ
どうでしょう。
こんな投資のド素人の派遣社員がそこそこの利益を出しているわけです。
投資未経験のみなさん、資産を銀行に預けておくだけでいいのでしょうか。
世の中の物価が上がると、ほぼ利子がつかない銀行の定期預金に預けておいた預金は額面は変わらなくても価値が下がります。
Eも始めは投資に対して苦手意識がなかったわけではありません。
が、証券会社のwebサイトを見れば、投資がそう難しいものではないことがすぐにわかります。
ぜひ資産運用の扉を開いてみてください。
次回をお楽しみに!
ふるさと納税も税制メリットのひとつです!