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人生を変えたアジア放浪旅行 タイ北上編① 廃墟の街アユタヤで読書

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やってまいりました、アジア放浪旅行バンコク編第三弾!
20年前のEの1年に渡る放浪旅行記です

バンコクで始まった旅ですがいよいよタイを北上します。
タイを訪れたことがある人ならご存じかと思いますがバンコクを一歩外に出ると風景が一変します。
思いっきり田舎です。カントリーです。

それと同時に旅の様相も変わってきました。

廃墟の街、アユタヤ

あてのない放浪の旅でしたが、とりあえずバンコクを起点にタイを巡る、というなんとなくの計画がありました。
バンコクでやや長居しすぎていたEは近郊の観光地で名前もなんとなく聞いたことのあった街、アユタヤを目指すことにしました。

タイの普通列車

バンコクの日本人宿、Mama's Houseで会う旅人からも人気の地。
Eはバンコクのフアランポーン駅から列車に乗り込みました。
初の外国での鉄道の旅でした、といっても2、3時間で着きますが。

駅も日本とは全然違う雰囲気だし、線路も民家のすれすれを走ったりと雑然としたアジアの雰囲気抜群でした。

ところが、列車が走り出してしばらくすると軽いパニックになりました。
アユタヤへの距離感もわからず窓口で買うときには想定していなかったんですが、買った切符が普通列車もので、夕方近いせいか通勤帰り風の人々や学生なんかも乗り合わせていました。

それはいいんですが、各駅停車の列車で次の駅に着く時のアナウンスが、
一切聞き取れない…

駅に着けば看板にローマ字の駅名が表示されているから、降りる時にアユタヤ駅を確認するには看板だけが頼り。
とにかく乗っている間、常に落ち着けないのでした。

大都会バンコクの喧噪を離れる心細さもあり、心落ち着く田舎の風景に癒されている自分もいる。

次の駅の到着を知らせるアナウンスに多くの乗客が降り支度を始める。
いよいよ到着か。

アユタヤ到着

田舎の風景を抜け、アユタヤ駅に着く。
看板確認、OK!
もう暗くなり始めていて、小さな川を渡るとそこがアユタヤの街
アユタヤの街は川に取り囲まれている。

    タイの田舎道を行く 撮影:E

地球の歩き方でチェックしておいたゲストハウスにチェックイン。
アユタヤではバンコクで泊っていたような激安ドミトリーはなさそう。
この旅で初めてシングルルームに泊まる。

シングルルームといってもトイレ&シャワー別の簡素なボロ宿(失礼)。
一泊50バーツだったバンコクのMama's Houseよりはるかに高い。
ま、高いといっても150バーツ(当時で約500円)。

大部屋にベッドがたくさんあって相部屋するドミトリーはたいてい共有スペースがあって、そこで旅人同士が交流できる。
個室に泊まるとそれができない。この環境の変化はEにとって大きかったです。

昼間の観光からドミトリーに帰るといつも誰かしら話相手がいるし、誰かと誘い合わせて近所で晩御飯を食べたり、宿の店先で近所で買ってきた焼き鳥をつまみに談笑しながらビールを飲んだりできた。

個室に泊まるとそれができなくなる。
食事は一人でとり、話し相手もいない、夜は自分の部屋でやることがない、と環境が大きく変わりました。

この後、タイをさらに北上し、数週間にわたっていくつかの街を訪れるわけですが、再びバンコクに戻るまでずっとこの孤独な環境でした。


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アユタヤ観光

次の日から、さっそくアユタヤ観光。
その昔、アユタヤ王朝の都だったらしいですが今ではホントに小さな街です。

しかも数百年前にこの都は「ビルマ軍に徹底的に破壊された」と地球の歩き方に書かれていました。

レンタサイクルを借りてこの小さな街を巡りました。
なるほど遺跡を見に行くと長い時間放置されて赤茶けた石造りの塔が点在していて悠久の時を感じさせてくれる。

これが栄枯盛衰、諸行無常か~、
とEも珍しく感慨に耽る。

    野ざらしの涅槃仏  撮影:E

レンタサイクルで一日回るとほぼ観光終了。

夜部屋に帰るとホントにやることがない。
あまりにヒマでやったことが、タイの数字の読み方を覚えること。
地球の歩き方を読んでいたら終わりの方にタイの歴史や生活、簡単なタイ語などの情報が載っていますよね。

一日アユタヤの街を観光すると、英語の通用率が低くて不便。
路上の屋台のおばさんにお会計の時に値段を聞いても通じなかったりもする。
値段を言われてもわからなかったり。

安い屋台料理だと15バーツから100バーツくらいまでの数字を言えればたいてい通用する。
ほんの1時間ほどで1から100までの数字を言えるようになって、「アロイ(おいしい)」などの簡単なタイ語を覚える。

Googleで検索すれば発音まで聴ける現代がうらやましい。
って今現在その時代を生きているわけだけど。

    この発音記号でなぜ「アローイ」と読むのかは不明

これは、この後に英語の通用率が低い地方を巡るのにだいぶ役に立ちました。

読書との出会い

その他にこの後の旅で続く、有り余る時間を埋めるヒマつぶしを見つけました。
ま、読書です。
この1年に渡る放浪旅行は人生で最も読書した1年でもありました。

アユタヤの遺跡のすぐ横にあるオープンカフェはEの読書スポットとなりました。
まずアユタヤで読んだ本、1冊目が夏目漱石の『こころ』
これは高校生の時に読んで2回めだったけど、高校生が読むのと大人になって読むのも微妙に違いました。

詳細は画像をクリックしてください。

この小説の衝撃的なあらすじは既に承知で読んだわけだけど、面白い!
大学時代に小説家を目指したこともあるEには、大人になってから夏目漱石を読むと文章自体のすばらしさに心惹かれます。
日常的な描写ひとつにしても、なんでもないことをどうしてこんな視点から表現できるんだ、といった驚きがそこかしこにちりばめられています。

この『こころ』を皮切りに、タイ北部のEの読書旅がスタートしたのでした。
旅の途中で読む本の入手先はこれです。

①ゲストハウスの本棚
 旅人が置いていった本がゲストハウスの本棚に残されていたりする
②古本屋
 バンコクを始め各地の観光地には旅人向けの古本屋がある

まさに需要と供給によって成立している旅先での本のトレード。
もちろんほとんどが英語のペーパーバックの本で、1割程度の日本語の文庫本がおいてある、といった感じです。

まとめ

もちろん限られた数の中から読む本を選ぶことになります。
だから、

普段なら絶対選ばない本も読みました。

読んでみてもなんの感触もない本も数多くありました。
が、この普段なら読まない本を読んだことが旅先で旅とは別のこれまで知らなかった世界との出会いをもたらしてくれたのでした。

次回以降、旅でであった印象に残った本についても語っていきます。

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