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⇒ 外国へ小包の送り方完全解説 国際マイページサービスで送り状作成【2022改訂版】
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外国への小包の発送ってどうしていますか?
これまで手書きの送り状を記入して小包と一緒に郵便局(または宅配業者)へ、というのが一般的な方法でした。
それが今年(2021年)からはそうではなくなってきました。
特にアメリカは「セキュリティ向上のため」との理由でパソコンやスマホで小包の送り先、届け先、内容品の詳細などのデータ送信をすることが義務化されました。
この制度に合わせて今回、郵便局の「国際郵便マイページサービス」というサイトに登録して送り状を作成しての発送を実際にやってみた結果をレポートします。
今までは紙一枚描くだけだったのに面倒だ、もう送るのやめよう、と思っていた人はこの解説の通りにやってみれば「2回目」からは簡単に外国に小包が送れるようになります!
通関電子データ送信義務化、とは
2021年1月1日(金)から義務化された通関電子データの送信。
この新しい制度ができて、どうなったかというと、
アメリカに送る → 手書きラベルは完全不可。通関電子データ送信必須
その他の国に送る → 手書きラベルで送ると「通関の遅れと返送の恐れがある」らしい
去る2021年2月、私はコロナ後初、約1年半振りにセブに住む家族に小包で衣服、お菓子、医薬品などを送ることにしました。
いつもの国際小包の宛名ラベルを手書きで記入して郵便局へ。
すると、手書きの宛名ラベルでは届くのに時間がかかったり返送されたりするかもしれない、と言われました。
今年から制度が変わって、パソコンやスマホで送り状を作ってもらうようになった、と。
要するに暗にパソコンで作り直して来い、と言われ一旦持ち替えることにしました。
写真は従来の手書きの送り状
調べてみるとなるほど、郵便局のサイトに郵便局での説明と同じことが書かれていました。
せっかく手書きのラベルを書いたのに面倒くさい、と一瞬思いましたがこういったものは往々にして初期設定は面倒でも2回目からは作業が楽になるもの。
幸い小包の内容品もさして急ぎのものではなし。
というか、もともとセブの家族への国際郵便は送り先のフィリピンのお国柄か、届くまでに1~2か月とかなりの時間がかかるのは承知の上。
「国際郵便マイページに登録してパソコン上で宛名ラベルを作成して発送」という一連の流れをやってみることにしました。
そしてつい先日無事に、といってもいつものように長い日数がかかってようやく家族のもとに小包が届きました。
では、ここから解説です。
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国際郵便マイページから小包発送の手順
前提として今回は私が実際に実行した、個人で、フィリピンはセブの家族(法人でなく個人)に、パソコンを使って国際小包を送る、という内容でひととおりの手順を解説します。
まず初めに【国際郵便マイページサービス】のトップページを開きます。
①登録する
下記の画面で[個人のお客さま]をクリックします。
下記のとおり[新規会員登録]の画面が表示されるので内容を記入し、登録を済ませます。
②ログインする
登録したメールアドレスとパスワードで国際郵便マイページサービスにログインすると下記の画面が表示されます。
③パウチを請求する
少し下にスクロールして、[オンラインシッピングツール]内の[パウチ請求]をクリックします。
これは実際に小包を発送する際に、宛名ラベルなどを小包の箱に貼付するためのパウチを自宅の郵便受けに届けてくれるというものです。
郵便局でも説明を受けて、届くまでに4~5日かかるとのことでしたが、実際に5日後に私の自宅郵便受けに届きました。
実際に届いたパウチです。初回は5枚請求。
クリックすると下記の画面が表示されます。
ここでは既に登録した自宅の住所に届けてもらうので、[お客様情報の住所にお届けする。]にチェックを入れます。
必要事項を記入したら[請求内容のご確認へ]をクリックして請求します。
あとは、パウチが届くのを待ちます。
④送り状を作成する
数日後にパウチが届いたら、国際郵便マイページサービスにログインして[オンラインシッピングツール]内の[送り状を作成する]をクリックします。
下記の[ご依頼主を選択する]の画面が表示されます。
依頼主は自分ですから、自分を選択して[お届け先の選択へ]をクリックしての次へ進みます。
下記の[お届け先を選択する]の画面に移ります。
初回の発送はお届け先の登録をします。
[お届け先を登録する]をクリックします。
下記の[新規お届け先 登録]の画面が表示されます。
お届け先の氏名、国名、住所などを記入して登録します。
登録するとお届け先が候補に載ります。チェックを入れて[内容品の入力へ]をクリックして次へ進みます。
下記の画面が出たら[OK]をクリックします。
今回はEMSではなく「国際小包」での発送です。
[内容品を登録する]の画面が表示されます。
[発送種別の選択をしてください]の欄で発送種別と発送方法を選択します。
今回は発送種別が「国際小包」、発送方法が「航空便」です。
次に発送する内容品を全て記入します。
そのために同ページ下の[内容品の情報を入力してください]の欄から一品一品登録していきます。
登録方法は、下記画面のように[内容品名][単価][原産国名][重量(g)][個数]を入力して[登録]をクリックします。
「HSコード」は入力不要です。
すると下記画面のように登録されます。
ちなみに一度登録した内容品は次回から[内容品一覧を参照]をクリックすることで候補に表示されるので、そこから選択が可能です。
その場合、下記のような画面から送りたい内容品にチェックを入れて[送り状に内容品を登録]をクリックします。
全ての内容品の登録が終わったら同ページ下の[危険物についてのご確認]にチェックを入れて[発送関連情報の入力へ]をクリックして次に進みます。
次の「発送関連情報登録」の画面が表示されます。
[発送予定日][番号/総個数](小包が1個なら「1/1」)を記入します。
これまでの経験上、フィリピンでの紛失などの可能性は低いとみて今回保険は付けません。
[特殊取扱]の欄の[受取通知]にはチェックを入れて通知メールを受け取ることをお勧めします。
特にフィリピンは到着まで時間がかかるから、発送後にかなりヤキモキします。
[税関通知書・インボイス関連情報を入力してください]の欄は[規定枚数を印刷する(国・地域の条件に合った枚数を印刷します)]にチェックを入れます。
同ページの下の赤枠で囲った部分(下記画面)は記入不要。そのままです。
[万一配達できなかった場合の指示]の欄の[取扱方法]を選択。
ここで「すみやかに返送」にチェックを入れると別画面が表示されます。これについてはこの次の画面で解説(※印)があります。
[配送ステータスメール通知設定をしてください]の欄の希望するメール通知にチェックを入れます。発送後、チェックを入れた各段階で通知メールが届きます。
※[万一配達できなかった場合の指示]の欄で「すみやかに返送」にチェックを入れた際には下記の画面が表示されます。
[輸送種別]を選択してチェックを入れます。
記入が完了したら[登録内容の確認へ]をクリックします。
登録内容の確認ページが表示されます。
内容に誤りがなければページ下の[送り状を登録する]をクリックします。
[送り状の登録が完了しました]という画面が表示されます。
注意事項を確認して「注意事項に同意して送り状を印刷」をクリックします。
送り先がフィリピンの場合は下記の画面が表示されます。
[出力部数]にあるように3つの書類が印刷されます。
印刷した後、下記の通り各シートに署名をする箇所があるので確認の上、署名を忘れずに。
漢字でもローマ字でもOKです。
⑤郵便局で発送する
これで準備完了です。
あとは必要なものを持って郵便局で発送します。
必要なもの
①小包
②パウチ(発送する個数分)
③印刷した送り状等
④料金
パウチはどこに何を入れるべきか不明だったので、郵便局でそのまま手渡ししました。
手続きが終わり料金を支払うと、印刷したシートにあった[ご依頼主控え]を切り取って渡されます。
以上、ここまでが発送の手順です。
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発送後の追跡方法
「配達完了メール通知サービス」の希望をしていた場合、発送した段階からメールが届きます。
また日本郵便の[個別番号の検索]のサイトで配達状況を確認することができます。末尾が「JP」となっている[お問い合わせ番号]を入力して[追跡スタート]をクリックすると履歴が確認できます。
小包のセブ到着までの期間は?
というわけで無事に発送、到着しました。
郵便局のHPにも、コロナの影響で航空便が減便、到着が大幅に遅れているとの注意書きがあります。
実際、私が発送したのが2月13日。
到着、というかセブに住む妻がセブ市の郵便局に出向いて小包を受け取ったのが4月12日、と7週間がかかりました。
引用元:日本郵便「配達完了メール通知サービス」HP
セブ市は通常時でも自宅までは届けてくれません(ラプ‐ラプ市に住んでいた時は家まで届けてくれました)。
コロナ前に妻がセブ市内の繁華街、マボロ地区に住んでいた時も、家まで配達はなく、1~2か月がかかっていました。
この履歴を見ると、マニラに到着してからセブ市の郵便局に届くまでに1か月かかっています。
今回、最終的に妻がセブ市の郵便局で受け取ったのは4月12日でしたが、その1週間ほど前にも郵便局に確認に行きましたが届いていませんでした。今となってはセブ市の郵便局に何日に到着したか正確には不明です。
結論としては、コロナ禍であろうがなかろうが相当な時間がかかる、です。
ちなみに同じ頃、妻にある急ぎの書類を送るためにヤマト運輸の国際宅急便を利用しましたが、営業所持ち込みで850円、5日ほどで家まで配達してくれました。
ただ、書類は850円と恐らく業界最安だと思いますが、小包の場合はかなり高いです。
急ぎの場合は高くてもヤマト運輸や佐川急便などを利用する方がいいかと思います。
同じ郵便局でもEMS便だとかなり高いです。
このように、今回送った5Kgの国際小包の場合は4,850円でしたが、EMS便だと6,300円と跳ね上がります。が、きっと今回の国際小包の7週間という記録よりはずっと早く到着することでしょう。
まとめ
これまでもいろいろな輸送方法を試してきましたが、特に急ぎではない小包なら郵便局の国際小包がベストとは言えませんが最善かな、という感じです。
解説したように、面倒でも1回送ってしまえば2回目からは簡単にログインできるし、内容の記載も前データが利用できて簡単です。
今までの手書きの送り状は内容品が多い時は記入が大変でしたよね。
ぜひ、今回の記事を参考にしてください!
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