セブ渡航記 2022 海外旅行

フィリピン開国、なのにビザ取得 フィリピン9Aビザを完全解説【緊急】

更新日:

長く続くコロナ禍。
長く閉じられた各国の国境、長い隔離期間
この期間、海外渡航を諦めていた人も多いかと思います。
Eもその一人でした。

それが去年の秋頃からフィリピンに規制緩和の兆し。
と思いきや変異株オミクロンの出現で再び閉鎖。
ところがオミクロンは重症化リスクが低い。フィリピンは2月10日から、本来ビザなしOK国だった日本からの観光客を受け入れることとなりました~♪

実はE、日本とフィリピン共に感染状況が落ち着いていた昨年11月頃からフィリピンビザの取得準備を始めていました。いろいろあって2か月以上が経過した先週、ようやく全ての申請書類をフィリピン大使館に郵送。
無事ビザをゲットできました。

え?
そうですよ。
結局ビザ不要でしたね。わかってます。
そんなわけで、今回はなぜか取得したフィリピンビザについて語ります。



過去の記事です。

煩雑なビザ書類

昨年秋。
コロナ禍でセブに住む家族と会えなくなり、2年が経とうとしていた頃。
フィリピン入国に関して各国をグリーン国、イエロー国、レッド国と危険度に応じて振り分け、グリーン国(=安全)と認定された国からは、入国時に政府指定ホテルでの強制隔離なしになるというレギュレーションがありました。

もちろん当時、観光ビザは完全にNG
Eの場合、フィリピン人の妻の配偶者ということで強制隔離も含めて14日の隔離期間はあるもののビザさえ取得すればフィリピン入国は可能であることは把握していました。

国内の新規感染者数も100人くらいとなり、グリーン国入りの日も近いはず。強制隔離なしで入国できるようになる。いよいよビザ書類の準備にかかろうか、とGOサインを待つ体制に。

そして11月のある日、ついに日本がグリーン国入りに!
その時のTweetです。

https://twitter.com/workerE2/statuses/1459100975017660416

さてフィリピンビザ書類を集めよう、渡航時期はおおむね年明けの1月。とフィリピン大使館のHPを閲覧。
その必要書類の内容、衝撃でした。

衝撃のフィリピンビザ要件

フィリピン共和国大使館のビザについてのHPがあります。
「お知らせ: コミュニティ隔離下における外国人のフィリピン入国のための ビザ申請書類」という表題のページです。
ノービザでの観光客受け入れが決まっている今日(2022年1月30日)現在もそのままあります。
Eが該当するのが、

3.フィリピン国籍者と渡航しない外国籍の配偶者、外国籍の未成年の子供、フィリピン国籍者の介助が必要な外国籍の子供、フィリピン国籍者(未成年)の外国籍の親

という項目です。
このカテゴリーの申請書類の欄に移るとこうあります。

2021年8月1日より、以下の外国籍者(下記のカテゴリーに該当する元フィリピン国籍者を含む)は、入国免除文書(EED)の必要なく9(A)ビザが発行されます。
1.フィリピン国籍者の外国人配偶者
(以下略)

ここでEが取るべきビザが「9(A)」というビザだということがわかります。
なるほど、ビザにもいろいろ種類があるんだなあ、と普通の感想を漏らしつつ必要書類の欄に。
これが、ひどい

9(A)[短期滞在ビザ]申請書類
1.滞在予定日数+6カ月以上の有効期限があるパスポート原本とデータページ(顔写真部分のページ)のコピー
2.オンラインビザアプリケーションシステム(OVAS)にて作成し、申請者の署名が入った非移民ビザ申請用紙(未就学児以外は申請者本人が署名をすること)[Link to OVAS Advisory]
3.パスポート申請用サイズまたはビザ申請用紙の写真添付部分に収まるサイズのカラー写真(3カ月以内に撮影された写真を申請用紙に添付すること)
4.フィリピン国籍者との婚姻、親子関係を証明する書類の原本と、そのフィリピン国籍者の国籍を証明する書類 (例:出生証明書、婚姻証明書、フィリピン旅券など)
[注意:書類が日本語の場合は、英訳し、公証役場での公証および日本外務省によるアポスティーユを受けること]
5.フィリピン国籍者(配偶者または親)からの身元保証書
(https://tokyo.philembassy.net/ja/consular-section/downloadable-forms/#nav-cat)
6.航空券予約証明書/日程表のコピー
(*最大乗客受入数によりフィリピンへ入国が出来ない場合があります。)
7.ビザ申請/発行に関わる同意書
(https://tokyo.philembassy.net/downloads/forms/undertaking-visa-applicant.pdf)
8.フィリピン国籍者の配偶者/未成年の子供/親がすでにフィリピンに滞在していることを証明する書類(航空券の予約確認書、フィリピン入国のスタンプが押されたフィリピンのパスポート、バランガイ証明書、学校の成績表など)
9.お届け先を記入した520円のレターパック(郵便局またはコンビニエンスストアで
購入可能)

と、これだけの書類が必要になります。
何が衝撃なのか?何がひどいのか?
今から解説します。

ノービザ観光が解禁になった今、なぜビザ取得の解説を?と思うかもしれません。
もしあなたがフィリピンに住む家族がいて、何年か振りにフィリピンに渡航してゆっくりと、31日以上滞在したい、と思ったらこの9Aビザを取得する必要があります。

なにしろ9Aビザがあれば59日間フィリピンに滞在することができるからです。

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フィリピン9Aビザ申請書類の詳細

Eはコロナ前にセブに住む妻と娘を日本に呼ぶ際に、30日や90日の短期滞在ビザの申請書類を作成したことがあります。

ノービザで日本に渡航することができないフィリピン人は来日するためには何かしらのビザを取得することが必須。書類も、招へいする側Eの収入や預金の証明なども必要でそれなりに面倒。
特に、まだ妻と婚姻関係になかった時に作成した「招へい理由書」には、妻との出会いの経緯や交際の状況などの説明書を一から作文して添付しなければならいなど、かなり煩雑。
行政書士などの専門家に依頼する人も少なくないようです。

Eの場合、過去に司法書士の事務所で補助者として働いていたり、自身も社会保険労務士として会計事務所で働いていた経歴を持ち、行政手続きの書類作成は得意分野なため、ビザ申請書類も毎回自分で作成し、失敗したことはありません。

今回のビザ申請は審査する側の主観が入る余地はなく、要件に当てはまり、それを証明できさえすれば発給されるタイプのものであって、そういう意味では申請の難易度としては低いといえます。

が、それでもEが「これはひどい」と思わず拳を机に叩きつけてしまわざるを得なかった理由は何か。
それがこの4番目の項目でした。

4.フィリピン国籍者との婚姻、親子関係を証明する書類の原本と、そのフィリピン国籍者の国籍を証明する書類 (例:出生証明書、婚姻証明書、フィリピン旅券など)
[注意:書類が日本語の場合は、英訳し、公証役場での公証および日本外務省によるアポスティーユを受けること]

この必要書類がEに重くのしかかりました。
というのも、Eと妻は現在のところ日本での婚姻手続は済ませてあるもののフィリピンでの婚姻関係はまだ成立していない状態なのでした。

「フィリピン国籍者との婚姻関係を証明する書類」としてフィリピン側で発行される「婚姻記録証明書(Advisory on Marriages)」等を提出できれば簡単に済む話なんですが現状不可能。
Eと妻の場合は日本で発行される戸籍謄本で婚姻関係を証明するしかありません。

するとどうなるか。
「書類が日本語の場合は、英訳し」とあります。
まあ、いいでしょう。こういったものはネットでひな型が出回っているから自力で割と簡単にできます。
しかし「公証役場で公証」が必要とあります。
つまり、かなりの時間と費用がかかるということです。

公証役場?公証って?

「公証役場」って多くの人にとって馴染みがないかと思います。
かろうじて、遺言書を公証役場で公証してもらうと確実な効力がある、という話くらいは聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
Eも司法書士事務所勤務時代に一度だけ地元の公証役場に足を運んだことがあるだけです。

そもそも何を公的に証明してもらう必要があるのか?
この文章を初めて読んだ11月上旬の時点ではさっぱりわかりませんでした。
調べてわかったことが「日本の公文書である戸籍謄本英訳の内容に間違いがないことを公証人に公的に証明してもらう」ということのようです。

フィリピン大使館のHPのこの文章は、当然事情が分かっている人物が書いたんでしょうが、これを読むほとんどの人には、若干の知識のあるEでさえ「公証って何を?」と首を傾げたように、明らかに説明不足です。
最低でも「公証役場での英訳文の公証」、と公証の対象物くらいは示してあげるべきです。
この点においても、必要書類の表記からして「ひどい」と言わざるを得ません。

そして戸籍謄本の英訳文、公証人が公証するだけでは全然足りないようです。
公証人自体を保証する第三者が必要で、それが法務局だとのこと。
公証人の公証をさらに法務局に証明してもらう必要があって、この二つはセットになっています。
都道府県によって異なりますが、公証役場で法務局の証明を同時にもらえる場合と法務局に足を運ばなければならない場合とがあります。

が、このことも大使館HPには触れられていません。自分で調べてようやくわかることのひとつです。
そして公証には当然費用が発生します。
外国語の文章の場合は普通より高くなります。Eの地元の公証役場の場合なんと11,500円でした。

公証の際は、ここが肝心なんですが公証人の面前で、この英訳文に間違いがない、という書面にサインします。
戸籍謄本や作成した英訳文は予約の際に公証役場にメールで送付して確認を取っておきました。

それにしても日本の地、東京にある大使館が、日本中どこでもほぼ定型の戸籍謄本(と指定されてはいませんがEのケースで戸籍謄本以外に考えられない)に英訳が必要?
東京の大使館に日本語がわかるスタッフがいないとでも?
しかも内容を公的な第三者に証明してもらわなければいけないとは。

続けます。
何やらさらに聞き慣れないカタカナがありましたよね。
そう「アポスティーユ」です。
一体なに?

アポスティーユとは

公証人が交渉して、法務局が証明した戸籍謄本の英訳文ですが、仮にこの時点で東京都六本木のフィリピン大使館に提出した場合、法務局?どこの?ということになるそうです(今回の公証人から直接聞いた話です)。

法務局は各都道府県にあるわけで、大使館からすると東京からいちいちそこまで確認に行けってか?
という上からの態度だそうで、この大使館の手間を省いてあげるために(かどうかは不明ですが)外務省が日本の公印、ここでは法務局がEの翻訳した訳文に押した公印をさらに証明し、大使館は外務省に一括して確認を取ればいい、という位置づけのようです。

日本とフィリピンはハーグ条約締結国だからアポスティーユという制度を使うんですが、そうでない国との場合は「公印確認」という手続きを取るのだそうです。
「アポスティーユ」について外務省のHPはこちら

アポスティーユは外務省までの往復の郵送料以外に特に費用がかかるではなく、所要時間も当初2週間と聞いていたものの往復に一週間もかかりませんでした

届いた現物のアポスティーユは戸籍謄本の原本に貼付され割り印がしてありました。

実際にEが入手したアポスティーユ



と、ここにたどり着くまでにかなりの新情報を入手、勉強しなければなりませんでしたが、試練はまだまだ続きます。

相次ぐ状況変化

ところでですが、Eが戸籍謄本を取り寄せ、英訳文を作り公証役場に赴いたのが11月下旬
公証された英訳文と戸籍謄本に外務省からアポスティーユされて(用語の使い方合ってる?)返送されたのが12月中旬

やや期間に開きがあります。
この間に日本人のフィリピン渡航に関して動きがあったからです。

まず、公証役場に行ってほんの数日後にフィリピン政府からの12月1日からのビザなし渡航解禁の発表。
「あー、せっかく公証役場で1万円以上も払って公証したのにムダになった~」とショックを受けるのでした(結局このショックを2回受けることになります、しかも2回目はさらに大きなショックを…)。
もう9Aビザなんか必要ない

と、幸か不幸かこの状況もすぐに180度の方向転換が起こります。
そう、変異株オミクロンの登場です。
日本もフィリピンも一斉に国境を閉じ、ノービザ渡航どころではなくなりました。

9Aビザについてはそのまま続行だったので、しばらく中断したものの粛々と申請書類集めを再開したのでした。
次に取り掛かるべきはこれ、妻が用意して日本に送ってもらう書類です。

5.フィリピン国籍者(配偶者または親)からの身元保証書

そして、

8.フィリピン国籍者の配偶者/未成年の子供/親がすでにフィリピンに滞在していることを証明する書類(航空券の予約確認書、フィリピン入国のスタンプが押されたフィリピンのパスポート、バランガイ証明書、学校の成績表など)

5の身元保証書は用紙をダウンロードして妻が記入するだけ。
8の妻が「フィリピンに滞在していることを証明する書類」はどうすればいいのか?
妻のパスポートは11月に更新したばかり。無効になった古いパスポートでは証明になりそうにない。妻に聞くとバランガイ(村役場のようなもの)ですぐ発行してもらえる書類があるとのこと。
とりあえず、それを入手してもらうことに。事前確認でOKならそれを使えばいい。

次に、E側。
渡航の日程を決めて航空券を予約しなければ。
ビザ申請には往路の航空券の予約が必須なのでした。

セブ渡航に新たな二つの壁

と、この後セブ渡航に大きな壁が。
いや、そればかりでなくセブに住む家族を危機に陥れる出来事が発生します。
それが、台風22号オデッテの被害でした。

詳細は過去記事で語っています。

この甚大な台風被害によってセブの国際空港も一時完全にストップ。
電気、水、ネット環境といったライフラインも数週間にわたってストップ。
1月渡航という当初の計画は完全に成立しない状況に陥ったのでした。

https://twitter.com/workerE2/statuses/1472777134066515968

そんな中、さらにEのセブ渡航に壁が。
それは、オミクロン株の大流行です。

日本でもオミクロン株の感染者が発見され、誰もが知るようにあれよあれよと感染者数が爆発的に増加
それまでグリーン国だった日本もイエロー国に。
セブ入国時は最初の6日間は隔離ホテルで強制隔離に。

貴重なセブ滞在期間のうち6日間もホテルから一歩も出られないという事態に。
それは困る。
が、思い出せ。あのデルタ株の流行を。

日本もフィリピンもデルタ株の感染爆発を経験。
が、同時に1、2か月での収束も経験。
オミクロン株も必ず収束するはず。なら収束が予想される時期に渡航する想定で動こう。

というわけで渡航時期の目標を3月に設定したのでした。

往路チケットの予約、しかしミス?

正月休みにそれまで準備した書類を整理。
フィリピン大使館に事前確認を取るため、メールで航空券予約以外の書類を送付しました。
妻側の書類はスキャンしたものを送ってもらって、現物はまだセブに留め置き。大使館HPにある申請書作成用のオンラインビザアプリケーションシステム(OVAS)申請書を作成。
書類の事前確認についても大使館のHPに送り先のメールアドレスやつけるべき件名が掲載されています。

すぐに返事が来て、航空券予約書類以外は全てOK
残るは航空券予約のみ。

妻とも相談の上、3月上旬の航空券を予約。
フィリピン航空、羽田発マニラ経由セブ行きです。
羽田発、そして5万円台前半とこの時点としては好条件のチケットが買えた、と喜んでいました。
が、あることを見過ごしていました。
フィリピン到着時に強制隔離がある、ということを。

もちろん、完全に失念していたわけではなくチケットを購入の際にはそのあたりに触れられていないかとウェブサイトのページが遷移する度に探していました。
今となっては証拠も確証もないんですが、最終的に【購入を確定する】をクリックするまでのどこかの段階で「隔離措置は最終到達地」といった文言を確認した記憶があります。

が、冷静に考えれば、マニラで乗り替えるセブ行きの飛行機は国内線であって、機内では国内移動をする乗客と一緒になってしまうわけですから、隔離地は当然マニラということになります。
完全に迂闊でした。

とはいえ、なぜこの状況下で国内線に乗換えることが不可能なチケットを販売するんだ、という不満は残ります。メールで代理店に問い合わせると「出国のチェックイン時にセブ行きを隔離期間終了後になるよう交渉するように」とのこと。
諦めてキャンセルして買い直すしかありません。

ところが。
このチケット、一転して使えることになりました。
チケット購入から1週間ほどした頃、フィリピン政府がワクチンの完全接種と出発前48時間以内の陰性証明書があれば強制隔離なし、と発表!

もちろんチケットは、こういった状況変化も想定してキャンセルは一部返金可能な期限ギリギリにしようと、まだ持っいました。

これで申請に必要な全ての書類が揃った。
妻側の書類、身元保証書とバランガイ発行の書類も事前確認でOKとのことなので妻に日本に送ってもらいました。

https://twitter.com/workerE2/statuses/1482689210947571714

しかし、よしこれで申請!とは問屋が卸しません。

再び公証役場へ、申請書の公証

9Aビザ取得のプロセス、まだまだ続きます。
今回、オンラインビザアプリケーションシステム(OVAS)なるもので作成したビザ申請書類。
申請書類一式を大使館に郵送する前に、公証役場での公証が必要です。
マジでひどい…

つまり、また時間とお金がかかるわけです。
再びメールで公証役場に予約の日程を確認。公証してもらう英文で作成されたビザ申請書も送付。
と、ここで公証役場から英文のビザ申請書を和訳してくれ、と。

はい、またひと作業必要になりました…
ここに到達するまででもどれだけ心が折れそうになったことか。
最後の力を振り絞って、「deport = 強制送還」だの「convict = 有罪判決」だの聞いたことのない単語を調べながら申請書を和訳
メールで公証役場に送ってようやく予約が取れました。

再び公証人の面前でビザ申請書にサイン。
同日に郵便局で返送用の520円のレターパックを購入して、パスポートの現物と共に全必要書類を、満を持してフィリピン大使館に郵送。
同時にビザ申請料も指定通りに現金書留で送りました。
申請料は、

緊急発給 5,200円(5営業日)
通常発給 3,900円(7営業日)

となっています。
Eは通常発給の3,900円封入しました。
現金書留は送った後の控えを写メに撮り大使館にメールで送付。

ここに、3か月近くに渡った9Aビザ申請の長い苦難の過程が終了したのでした。

無事、ビザ発給

ビザを待つ間にすることといえば、帰国の航空券予約
これも妻と相談しながら日程とフライトを検討。

と、ここで今回のビザ取得過程で最大のショッキングなニュースが!
なんと、

フィリピン政府が2月10日からのビザなしでの観光客の受け入れを発表

フィリピン渡航を待ち望んでいたみなさん、おめでとうございます!
これでビザなんかなくてもフィリピンに行けるようになりました~

Eがこのニュースを知ったのが平日、職場の昼休みでした。
そしてヤケになってこんなTweetを、うおー!

https://twitter.com/workerE2/status/1487030214773202946

とりあえず帰宅するころには少し気持ちが落ち着いていました。
至急やるべきことがあったからです。
そう、帰国の航空券予約です。

帰国便の予約

案の定、前日まで妻と相談して購入しようとしていた韓国経由の2万円台の格安チケットは売り切れていました。渡航解禁の一報に席数にまだまだ全然余裕のあった最安チケットが一瞬で売り切れ
一刻の猶予もないことを悟り、妻に連絡。
次善の策として考えていたチケットを即購入しました。

往路と同じ、フィリピン航空マニラ経由羽田着4万円台半ば
当初買おうと思っていたチケットより2万円も高いですが、このチケットにはEにとってあるメリットがあります。

ヒントは、海外帰国者の公共交通機関の利用禁止です。

帰国便で空港に到着した後、帰国者は公共の電車やバスに乗れません
自家用車かハイヤー等で他人と接触せずに自宅まで帰らなければならず、ハイヤー利用の場合、Eの自宅の距離だと確実に10万円以上がかかります。
そこでEは東京に住む親族に車で送ってもらうように頼んでありました。

親族は東京の西寄りに住んでいて、成田空港となるとかなりの距離ですが羽田空港だとかなり近い距離にあります。
親族はEの送迎も兼ねて一家で久しぶりに帰省。
とはいえ、彼らに過大な負担はかけたくないので、少し高いチケットではあるけど羽田着はありがたい、というわけです。

これで現時点でできることは全て終了。
そして、昨日1月29日(土)にビザが届きました!
予想していた7営業日よりかなり早く。

https://twitter.com/workerE2/statuses/1487272720186626049

9Aビザの現物が届いて初めて滞在可能期間が59日間であることを知りましたが、申請書作成のアプリの滞在予定の欄に選択肢が60日まであったので、やっぱりという感じです。

ビザなし渡航の場合は滞在期間は30日。9Aビザを取得した唯一のメリットは59日間滞在できるということだけです。あとはパスポートが少しにぎやかになること。
ちなみにEの滞在予定日数は30日を少し下回ります…

まとめ

もしどうしてもフィリピンに31日以上滞在したい、どうしても9Aビザを取る必要がある、という人のために今回、9Aビザの取得プロセスについて長々と解説しました。

この記事を参考にしてもらえれば、

苦労した甲斐があります!

もうひとつビザ取得の隠れたメリットがあるとすれば、再び新たな変異株が見つかって、再びビザなし渡航が中止になっても、9Aビザがあれば問題なく渡航できます
もちろん、そんなことがないことを心から祈っております!

みなさん、ようやく可能になったフィリピン渡航を共に楽しもうではありませんか。
やっと、2年ぶりに、当ブログを開設して以来初めて、家族に会えます!
それが実現すれば、ここまでの苦労は全て吹き飛びます!
セブも台風被害からかなり復興が進んでいます。

https://twitter.com/workerE2/statuses/1487393673927020544

とはいえ、渡航までにどんな状況の変化があるかわからないし、渡航前に陰性証明の取得も必要です。
今後もセブ渡航の続報をお伝えしていきます。
次回をお楽しみに!


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