新型コロナウイルスが東京などの都市部での感染拡大が広まっていますね。
Eも地方在住ですが外出は控えています。外に出るのはほぼスーパーに買い物に行くくらいですね。っていうか妻と娘が日本にいるとき以外はロックダウン中のようにほとんど外出しない生活をしています。
Eの家族が住んでいるセブはロックダウン状態で現在ほとんど外出していません。 もちろん妻とは常にネットで連絡を取っています。
というわけで今回はセブのウイルス対策事情とEの家族について語ります。セブと関わりのあるという方は必見です。
セブ・フィリピンの現状
セブでは3月18日に最初の陽性反応が1名出て、現在では感染者数が30名ほどで死亡が4名となっています。ここ数週間セブでは多くの制限等が発表されています。
現時点(4月5日)の主なものがこれです。
- 現地住人は24時間自宅隔離、つまり外出禁止。
- 家族で一人だけ通行証(Quarantine Pass)が発給されて買い物・病院等に出かけられる。
- どっちにしても18歳以下65歳以上は通行証は発給されなくて外出禁止
- あちこちにゲートがあって通行証とIDのチェックを受けます。
出入国はというと、
- セブから日本への直行便のある航空会社、フィリピン航空が4月14日まで欠航、セブパシフィック航空が4月21日まで欠航
- 入国制限で日本人のフィリピン入国ほぼ不可。
- フィリピン人の日本入国もほぼ不可
- セブ滞在中で足止めになっている観光客や語学留学生が多数いると聞きます。
日本航空と全日空が毎日ではないけどマニラ発成田行きの便を出していますが、セブからの国内線がストップしています。日本人ならあらゆる手段を駆使して日本にたどり着けば入国拒否されることはないけど検疫所長が指定する場所(自宅等)において14日間の待機が必要ということになります。
厳しい状況ですね~、僕にとっても…
妻子がセブに住んでいて現在日本に住んでいるEは当分の間、家族で一緒に過ごすことができないというわけです…(涙)
Eの家族の現状
Eの家族はセブ生まれの妻と二歳の娘がいます。それと妻の前夫との間の二人の中学生の男の子がいます。
家は少し前まで 二か所ありました。 ビーチリゾートがあることで有名なマクタン島の ラプ‐ラプ市中心地のアパートと妻の実家近くの田舎の一戸建ての自宅です。3月末にラプ‐ラプ市のアパートは引き払いました。
Eだけがなぜ家族と離れて日本に住んでいるかというと、妻はセブでとある訴訟があったんですがそれが終わりその後処理をやっていること、Eは仕事(派遣社員)があり親の介護もあることなどの事情があるからです。
もうすぐ二歳の娘は何度か来日していて、通算すると半年くらい日本で過ごしたことがありますが、セブで生まれてほとんどセブで生活しています。
セブの地理について
「セブ」といった場合、二つの意味に分かれるかと思います。いわゆる日本人がいう「セブ」とはビーチリゾートが密集した地区で実はセブ島ではなくその横にある小さい島、マクタン島も含まれているかと思います。
現地で「セブ」といえばセブ州のことで、セブ島やマクタン島を含めそのあたりを中心とした島々の広いエリアを表します。「セブ島」とは別です。セブ島は結構大きい島です。
その中でもセブシティエリアを中心とした山間部も含めたかなり広いエリアが「セブ市」。現地ではこれも「セブ」と言ったりもします。
そしてビーチリゾートのあるマクタン島プラスいくつかの小さい島々が「ラプ‐ラプ市」と言います。
今回これまでにセブで起こっていたこと
3月中旬、中学生の息子たちの学校がコロナで休校になりました。 日本が休校になってそのまま春休みに入ったようにセブもそのまま夏休みに突入でした (セブの学生は4月~6月です) 。
もともと田舎に自宅があるので ラプ‐ラプ市市街地のアパートは引き払って田舎にある自宅(住所もない田舎です)に引っ越しました。息子たちの学校も新学期からはそちらに通うことにしていました。
田舎の自宅に移りましたが、当初生活は普段と変わりませんでした。
次の週くらい(3月14日頃)に8時以降が外出禁止になり、次の日曜日は妻のパパが誕生日で夕方自宅近くの妻の実家にファミリーで集まって会食しましたが夜8時には帰ってきていました。
同じ頃、二歳の娘の検診と通常の注射の予定がありマンダウェー市の行きつけの病院に問い合わせたところ、幼児は絶対に来るなとのこと。検診と注射は今も延期中です。
翌日3月22日に65歳以上の高齢者と学生に外出禁止令が出て、中学生の2人の息子が該当でその日からずっと自宅待機です。
妻の話ではもしポリスが子供が出歩いているのを見つけたら連れていかれて市民センターだとかそういったところに収容されるそうで、とりあえず気を付けなければと言ってました。まるで人さらいみたいですよね。
とはいえホントに田舎なんでその頃はまだ警察がそこらじゅうパトロールしているわけではなかったんで長男が何度かかバイクで5分ほどの妻の実家に行き気しました。
ちなみに中学生が無免でバイクに乗るのはセブの田舎ではごく普通のことなんでご容赦を。僕がノーヘルを禁止しているのが厳しすぎると思われているくらいですから。
3月下旬に妻が125ccのスクーターを買いました。
ラプ‐ラプ市では行ったことがある人ならご存じのようにジプニーやトライシクルやホワイトバン(やや中距離移動のミニバン)がそこらじゅうに走っていて、しかも運賃は安く(ジプニーは7ペソ=約15円)車やバイクはなくても全然困らなかったんですが360度視界に入る家が10軒もないような田舎では買い物も不自由なんでホンダの新車を購入しました。
前述の学生外出禁止はあったものの長男が妻にバイクの乗り方を教えるために妻に実家までバイクで往復したりなど。
ロックダウン下での生活
3月28日(土)にいよいよロックダウン開始。
ラプ‐ラプ市のアパートに若干私物が残っていて大家さんに回収してくれと連絡が来たけど現状不可能。捨てられちゃうかもだけどもうしょうがないですね。
4月1日から家族に一人分の通行証(Quarantine Pass)が発給されるとのことで、妻が2日(木)に取りに行って来ました。
いろいろ規制はありましたが、自宅で生活している限りではそこまで不自由はないようです。
自宅はセブ市街のアヤラから出ているホワイトバンで1時間以上かかり(そこからさらにあります。現状Eは自力で自分の家にたどり着けません…)、観光客が訪れることも通りかかることさえないような田舎ですが、バイクで10分くらいのところに商店があるし、行商の車が家の前を通って鶏肉や魚や野菜を売りにくるし、付近一帯に親族が住んでいて農家もやっていたりするんでたいていの食料は手に入ります。
ただ、ロックダウン以降外出は厳しくなったようでうちの家族は通行証を持っている妻以外はホントにほとんど出歩いていません。
が、親族はよく自宅に寄るみたいで、今日も近くに住む妻の両親が食料品を差し入れに遊びに来たりなどしています。二歳の娘もいる家にウイルスを持ち込まないでくれ~、と思っていますが。
まとめ
とりあえず、人口密集のセブ都市部は厳戒です。日本よりはるかに感染拡大に警戒しています。
が、Eの妻子が住むセブでもかなり田舎エリアでは少しゆるいです。
正直、地方に住んでいるEもそこまで警戒厳重ではないです。というかもともとほとんど外出しないし、対策といってマスクと手洗い、それはちゃんとやっています。
妻は東京で起こっていることなどニュースで見ているのでかなり心配してくれてます。あ、妻とは超ラブラブです❤
それよりも何よりも、
家族と会えなくてつらいです!
ホントは毎年恒例の桜の咲く4月に日本に呼ぶ予定だったのに…
今回はEのプライベート中心の内容でした。
ではまた!