今月末の契約期間終了をもって、現派遣先を退職します(正確には派遣社員ではないけど)。
次の派遣先はまだ決まっていません。転職活動に入ります。
前回の記事では朗報がある、と。
Eのチームに新人二人が入るからEの積みあがった仕事が軽減される、とお伝えしました。
が、その見込みは0%に近いことがわかりました。
今回はこの退職の決断をし、退職が決まるまでの経緯について語ります。
月曜日、2人の新人が入りました。
ひとりはそこそこベテランのエンジニア。見た目30代。
なるほどパソコンオタクっぽくて仕事はできそう。
実際、Eが引き継いでいる仕事でイマイチ理解できていないことを聞くといろいろ教えてくれた。
もったいぶって教えてくれないベテランとの違い…
もうひとりは8月に出社拒否でいなくなったこの職場に入っているあるIT企業の新入社員の代わり。
開発系はやっていたらしいけど、インフラ系の知識はここに来たばかりの頃のEと同じくらい、ない。
この見た目20代の若者は、出社拒否の新入社員と同様に人見知りで、何というか、挨拶もまともにできない。
東京のスタッフや、お偉いさんから営業まで様々な問い合わせの電話をしてくる社員たちと渡り合えるとは思えない感じ。
十中八九、3か月後にはいないだろう…
で、彼ら二人に何の仕事が振られたかというと、
果たしてEの積みあがって崩れ落ちてきている仕事を少しでも分け与えられたのかというと、
二人とも新品PCのセッティングの仕事を一週間やっていました…
先の見通しは
確かに、PCのセッティング(業界ではキッティングという)もこの東京の有名企業のサテライトオフィスの業務として移管されている仕事ではあるんです。
数千人いる社員に貸与するPCはどんどん在庫が捌けているらしく、以前からこっちでキッティングするようにと数百台のPCが送られていてそれもこなさなければならない。
Eとベテランの二人では当然1台もできていなかった。
他のチームもそこまで忙しくないとはいえ、1台のキッティングに1時間弱かかるから、なかなか手が付けられない(チームによっては1日1台くらいはできるはずだけど)。
そこで新人二人が振り分けられたわけだけど、数百台を二人だと数カ月かかるペース。終わる頃には次の数百台が届くであろう。
そもそもこのオフィスの5月のオープニング当時に振り分けられたチームの人数構成、引いてはこのオフィス全体のスタッフ数が、その後に移管された業務のボリュームと(特にEのチームは)全然合っていないことが問題だ。
人が全然足りてない。
要するに、
Eの作業量が軽減される見込みは向こう半年、ない。
ということがはっきりした。
他のチームは一時的に、例えば毎月決まった日に忙しくて遅くまで残業してたりするけど、たいていはゆったり仕事してて定時に帰っている。
一方Eのチームは、先週新オフィスに移るまでは貸し会議室を借りていたから場所的な制約で元々残業がほぼ不可能だったから、まだ業務移管中ということもあって時間内にこなせないと、残業当たり前で働いている東京の人にやってもらったりと。
と、新オフィスに移って残業無制限状態になってしましました。
というわけで、先週は残業三昧。
で、またもや小さなトラブル続出。
またトラブル
というのも、Eが月曜日は用事があって午後に半休。
火曜日はベテランが用事があって午後に半休。
まず月曜日。
Eは午前中に猛スピードでできるだけ仕事を進めて帰る。
社員のパソコン関係のヘルプデスクをやっているから支給されている携帯に問い合わせの電話が一番鳴る時間。昼休みでもかけてきやがる。
でもホントに用事があったから無理、とベテランに任せて帰る。
Eが帰った後、ベテランがあるシステムの社内アカウント管理についての作業を指示書のもとに作業して完了のメールを社内のある部署に送りました。
ま、別に通常の業務です。
が、火曜日に出勤するとベテランの作業にミスがあったとの連絡がありました。
Eは月曜に半休したせいで火曜日は出勤すると同時に作業山積み。
ベテランはミスの連絡が来ているけど、用事があるからやはり急いで最低限の業務を済ませて午前で帰る。
ミスの内容を確認する時間もなく、Eに聞いておくようにと。
Eも自分の作業でなかなか対応できない。
夕方にやっと確認すると結構ヤバいミス。
作業の指示書の中のほんの一部だけやっただけで完了の報告メールを出している。
ボリュームの多い作業なんでとりあえずEが初期対応。
まあ、無理もない。
電話問い合わせの対応だけでも一人でやると同時に2つ3つの対応をしなければならないこともある。Eもベテランが帰った後は火事と戦争とテロが同時に起こったような状態だった。
社員のPCにリモート接続してこっちが作業している間にも電話が鳴る。東京から更に作業が振られる、と。
ベテランも極限状態の中、指示書をよく読み込む余裕もなく早合点して完了したと勘違いしたのだろう。
Eもこれに近い軽いミスなら何度もやっている。
夕方に電話が止んで、ようやく2時間ほどの残業で自分の作業をこなす。
でも当然全部は終わらず帰る。
翌日水曜日、ベテランが出勤するとミスの顛末書を書くように求められる。
Eもベテランも半休のせいでたまりにたまった仕事に3時間残業。
ベテランは残業して顛末書を書いている。
そんな中、Eもやってしまった。
猛スピードで作業をしている中、メールの宛先を間違えて送ってしまった。
Outlookのアドレス帳の1行違いで名前がそっくりな人に。
メールの内容がたまたまパスワードに関係した問い合わせへの回答で(直接パスワードはメールに書かれていないものの)、セキュリティの重大インシデントに当たるんだとか。
しかも送り先が社外の人だったとかで(といっても系列会社の人)Eも顛末書を書く羽目になりました。
ちなみにこの週、溜まった仕事がその日のうちに片付く日はEもベテランも1日もなし。
3時間前後の残業が毎日。
ついでに言うと、Eと同じメールの送り間違いをベテランもやらかす。
メール内容がたまたまセキュリティ的に問題はなく送り先も社内の人だったので顛末書の二連発は免れる。
もう二人してボロボロ…
先月には一人出社拒否で脱落者も出しているという。
なんだこのチーム!
こうなると既視感を感じる。
そう、あの超ブラック会計事務所で働いていた時と同じような状況。
ま、あの時よりは数段マシだけど。
前回までの記事を読んだ人ならご存じの通り、Eは移管作業を覚える気がない、とやらの罪状で、進退伺いの状態にあったことでもあるし、Eはメールの送信間違いをした水曜日に決断!
派遣会社の担当に辞めたい、来月以降の契約はしない、と伝えました。
元々進退伺いだったところに顛末書のミスもありで木曜日にめでたく今月末での退職決定!
決断の背景
退職決断の理由は!
といってもここまで書けば明らかですよね。
それにしても、こなしきれるわけのないこれほど大量の仕事を一気に引き継がせるような指示を出した東京の上のやつらは何なんだ。
それと、この地方オフィスを仕切っている地元IT企業。
至近距離でEたちの仕事ぶりを見ていながら東京側に何の働きかけもしようとしない。一人脱落して補充したと思いきや、二人ともそっくり別の作業に当てている。
この他のチームとの格差といい、ミスの連発はお前らのせいだ。
バカか!
(失礼…)
Eは前回記事にも書きましたが以前から派遣社員として働く職場の条件を挙げてきました。
とにかく派遣で働くならストレスフリーが基本。派遣社員のメリットを最大限に享受できることが重要
「派遣社員のメリット」とは
責任が軽い。
入退社のハードルが低い
付け加えると
常に忙しい職場はNG。
今のように、朝から全速力で作業し続けてもこなしきれないような仕事は論外。
ただし、これは受け入れる。
新しい仕事を始めたら、仕事を覚えて自分の地位を確保するまでは、ある程度の努力と忍耐が必要。
あくまでも「ある程度」。
この殺人的忙しさが解消される見込みなし。
自分の地位を確保するには地獄の努力と忍耐が必要。
よって早々に退職を決断しました~♪
派遣社員ランキング
まとめ
次の仕事はまだ決まってません。
Eの後釜はEの派遣会社が早速手配したらしく、Eは残りの期間で後任に仕事を教えて辞めるということになります。
次の職場の見学とかもあるから、そういう日は有給取っちゃいます。
今から断言すると、二人入った新人の若い方と、これから入るEの後任はよほどのポテンシャルを持った人物でない限り長く持たないでしょう。
元々Eを辞めさせるつもりだけど引継ぎ問題で引き延ばされてただけなんだからあとは知らん。
下手するとベテランも危ないかもです。
機嫌が悪くてEに当たるだけならいいけど、見るからに精神的にヤバそうな日もありました。
派遣社員のEと違って簡単には辞められないし。
と、今の職場の行く末をついつい考えてしまうけど、辞めたら一切考えるのやめよっと。
次回をお楽しみに!
それでは、Eは転職活動に入ります。