コメが高いですよね~
50代派遣社員Eが住む地方のスーパーでは5キロの新米が安いものでも4千円台。
もともと2024年夏ごろまではドンキか業務スーパーで最安の、10キロで3,000円の米しか買わなかったE家族。
昨年秋に始まった米価高騰のなかでより安く米を手に入れるため、どう戦ってきたのでしょうか?
結果的に、銘柄等にこだわりのないE家族は比較的安く米を入手することができました。
今回は現在も続く派遣社員家族の米サバイバルについて語ります。
派遣社員家族のコメ事情
妻と娘はフィリピンはセブ出身。
フィリピンでは東南アジアの国々と同様、インディカ米を食べます。
日本の米と比べて長細く、水分が少なめでパラパラしています。

フィリピンのインディカ米
画像引用:BTWIN REALTY INC HP 「フィリピンのおコメ事情」
もちろん妻も娘だけでなく、Eもフィリピン米は大好き。日本ではまず食べられないので時々フィリピン米が恋しくなります。
なにしろ炊きあがりのフタを開けた時の湯気の香りが最高♪
家族全員、グルメってわけでは全然ないので日本では最安クラスの米で十分おいしくいただけます。

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派遣社員家族のコメ購入歴
その前提で、この一年ほどのコメ購入歴がこれです。
一部記憶だよりなので購入時期は正確ではありません。
E家族のコメ消費量は、2か月ちょっとで10キロがなくなるといったところ。
2024年
購入時期 | 購入先 | 購入量 | 価格 | 5キロ換算 |
8月頃 | ドンキ | 10キロ | 3,000円 | 1,500円 |
10月頃 | ドンキ | 5キロ × 2 | 計5,000円 | 2,500円 |
ちなみに、10月の購入ではドンキのアプリクーポンで200円ほどの値引きがありました。
と、これは米価格高騰の開始前後の時期です。
価格高騰前の8月と10月を比べても5キロで1,000円も値上がりしています。
が、世の中では値上げはこんなものではありませんでした。
この後、ドンキでも5キロの最安価格が4千円、5千円と値上がりします。
ところがE家族にはこの後、救いの手が差し伸べられました。
2025年
購入時期 | 購入先 | 購入量 | 価格 | 5キロ換算 |
1月上旬 | 知人農家 | 30キロ | 12,000円 | 2,000円 |
7月 | ドンキ カルローズ | 5キロ × 2 | 5,200円 | 2,600円 |
8月発注 9月上旬着 | 楽天市場 政府備蓄米 | 5キロ × 2 | 4,276円 | 2,138円 |
9月中旬 | 知人農家 | 30キロ × 2 | 30,000円 | 2,500円 |
と、ここまでが今年2025年の米購入の履歴です。
その時々で、可能な限りの節約をしてきた跡が見られます。
救われたのが、妻のフィリピン・コネクションでした。
妻のフィリピン・コネクション
今から約10年前に、現在住む自宅の隣町で技能実習生として働いていた妻。
技能実習生って、たいてい実習先企業の地元で同郷のコネクションが生まれています。
妻も当時、もともと地元に住んでいるフィリピン人や、他企業のフィリピン人とのつながりがあり、休みの日に一緒に出かけたり、カトリック教会のミサに参加したりしていました。
その中には、地元の日本人農家に嫁いだフィリピン人がいて、当時から新米が収穫されるとフィリピン人仲間に格安で売ってくれたりしていたそうです。
そのコネクションが、今回の米高騰から救ってくれたのでした~!

知人農家から購入した新米30キロ 撮影:E
Eの自宅は県庁所在地でも何でもない街にありますが、一歩街を出れば農業地帯に囲まれています。
職場でも、田畑を持っていてそれを他の人が耕して収穫があると年貢(?)をもらっている、という兼業農家の人に出会うことも珍しくありません。
現在の派遣先工場の同僚派遣社員、アラ還のタツカワさんも農地を持っていて、米価高騰に困ることはないそうです。
実はE家庭も、親の世代では親戚に米農家がいました。
収穫の時期になると30キロの米袋を、おすそ分けでタダでいただいたりしたものです。
が、なにしろ親世代の親戚は高齢、というか今現在存命かどうかもわからず。
いつの間にか秋に米が届くということもなくなっていました。
そんな折の救いが、妻のフィリピン・コネクションだったのでした。
あ、彼らはあくまで農家なので転売ヤーの類では全くありませんから。
調べたところ、2,500円(5キロ)は購入時点での農協の仕入れ値でした。ありがたい。
ちなみに本日(2025年10月18日)の米価格がこれです。

参考資料:RDS リアルタイム お米(5kg)の店頭売価平均/平均売価
これより圧倒的に安く、しかも60キロ買えました。
これで家族三人、1年くらいは持つと思われます。9月に届いた政府備蓄米もまだ残っています。
ところで政府備蓄米はどうだったのでしょうか。
焦って購入、政府備蓄米
今年の米収穫前の8月。
猛暑の影響か、「今年の新米の価格も昨年を上回るのでは」というニュースが流れ始めていました。
もちろん今年も妻の知人の米を頼るつもりですが、去年より値段が跳ね上がることも考えられます(結果それほどではなく)。
それに夏にセブに住む食べ盛りのお兄ちゃん二人が日本の我が家に滞在して、だいぶ米の在庫が減っていました。
「今を乗り切るのに政府備蓄米しかない」と考えていた折、Eのスマホに楽天市場からのあるお知らせが届きました。
この商品を売り出す、とのお知らせです ↓↓

現在、とっくに売り切れています。
画像引用:楽天市場
楽天市場の絶妙なタイミングでの政府備蓄米売り出し。
Eは仕事の昼休みにこのお知らせを受け取りましたが、即2袋(10キロ)を購入。
届くまでは少しタイムラグがあって9月上旬に届きました。

E宅に届いた楽天生活応援米 撮影:E
さて、さっそく炊いてみた令和4年産政府備蓄米のお味は?
政府備蓄米を味わう
最初はEが炊飯器で炊いたんですが(妻はよくフィリピン式に鍋で米を炊く)、炊き上がってフタを開けた時の香りが微妙でした。
一瞬「異臭」とも言える妙な匂いに「大丈夫かな?」と疑問符がついたE家族。
が、お椀に持って食卓に置いて湯気が収まる頃には匂いも気にならなくなり、食べてもいつも食べている米となんの違いも感じませんでした。
さらに後日、妻がいつものように鍋でガスコンロにかけて炊いたところ、特に変わった香りもなく味に何の違いも感じることなく、さらに言えば備蓄米であることも忘れ返っておいしく夕飯をいただきました。
妻によると「よく洗えば大丈夫」とのこと。

Eの妻が鍋で炊いたごはん 撮影:E
ちなみにEはコーヒー好きですが、ペーパーでドリップする時に30秒の蒸らしをしようが始めから一気に熱湯を注ごうが、違いは一切感じることはできません。
よって政府備蓄米、節約として購入することに何の問題もありませんでした!
が、最近売ってないですよね。
楽天市場でもEが購入したのが最後で、最近は新米とのブレンドとして売っているものしか見当たりません。
例えばこれとか。
![]() | 価格:4450円~ |

ちなみに、カリフォルニア産の日本米「カルローズ」ですが、E家族には好評でした。
どこか純日本米と違っていて、ややインディカ米の風味を感じることができます。
ホントはフィリピンの米を、関税がかかってもいいから輸入したものを日本で入手できればいいのですが。
今なら普通にスーパーで購入する新米よりも、関税込みのフィリピン米の方が安いんじゃないでしょうか?
ただ、(妻によると)フィリピンでもより安いベトナム産やタイ産の米を輸入しているらしいので、Eたちがセブで食べていた米は東南アジアの至るところで作られた米が混在しているようです。
インディカ米って炒飯を作った時には、日本米より圧倒的においしく出来上がるんですよね。
まとめ
そんなわけで、米価格の高騰が始まってからもE家族は5キロで2,000~2,600円で米を入手することができました。
今の時代、持つべきは「農家の知人」ということが判明しました。
この先の米価格がどう動くかはわかりませんが、Eは物価が上がることは悪いことではないと思っています。日本だけがこの30年間物価が上がらないことによって、明らかに外国と比べて貧しくなりつつあることは明確になっていますよね。
外国が、勝手に安くなった日本の米を買い叩くようになったら大変なことになります。
収入に応じて生活水準を合わせられるEは、今後も米価格の動向に応じて適応していくことでしょう。
これからも派遣社員Eの物価適応についてもお伝えします。
次回をお楽しみに!

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