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人生を変えたアジア放浪旅行 マレーシア南下編⑤ 世界遺産の街マラッカの夕陽が見たい!

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かなりご無沙汰してましたー。
Eの20年前の旅紀行、人生を変えたアジア放浪旅行シリーズの続編、マレーシアはマラッカ編です。

タイはバンコクから始まった放浪の旅。
マレー半島を南下してたどり着いたインドカレーが世にも美味しい首都クアラルンプールを後に。
長距離バスに乗り込み距離にして約150kmに道のりをさらに南へ。

かつてマラッカ王国が栄え、大航海時代には東西交易の要衝となり、あのフランシスコザビエルも訪れた街、マラッカを訪れました!

今回は世界遺産の街マラッカ訪問、そしてマラッカで出会った学生モトキくん、旅の先々で読んだ本のひとつ三島由紀夫の小説『音楽』について盛りだくさんでお届けします。

クアラルンプール訪問についての前回記事です。

マラッカの歴史 超概略

この旅のマレーシアで訪れた街は三都市。ペナン島のジョージタウン首都クアラルンプール世界遺産の街マラッカ
多民族国家のマレーシア。
民族構成はざっと6割がマレー系、3割が中華系、残りがインド系他、と言われています。
Eの体感ですが、中華系の割合が多いのがジョージタウン、クアラルンプールはなるほど中華系3割。
この二つの都市は結構な人口過密都市ですが、どちらかというとのんびりした地方都市のマラッカは中華系が他より少ないかなという印象を持ちました。


マラッカにまつわるマレーシアの歴史がこれです。

①隣のスマトラ島から逃れたパラメスワラ王子がマラッカに行きついてマラッカ王国を建国して王となった。

②その後マラッカは交易港として栄えるが、ポルトガルに征服されてポルトガル領マラッカとなる。この頃あのザビエルが日本などあちこちにカトリックの布教に励む。

③オランダが占領してオランダ領マラッカとなる。

イギリスが無敵の時代に英欄協約でイギリスがマラッカを含むマレー半島側を、オランダがアチェを含むスマトラ島側を領有することとなる。
マラッカはイギリス領海峡植民地となる。

⑤この頃、シンガポールが台頭して港湾都市としてのマラッカは衰退する。

⑥比較的最近、日本軍にちょろっと占領されるけどすぐにイギリス支配に戻る

⑦さらに最近、がんばってマレーシアとして独立する!
その時最初に独立したマラヤ連邦の独立宣言がマラッカで行われた。

⑧現在はマレーシア最古の都として観光都市となってい

というわけで、現在の(といっても訪れたのは20年前)マラッカ海峡が見渡せる世界遺産の街マラッカに至るというわけです。

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マラッカを歩く

マラッカ、古都だとのこと。
しかし当時のEにとって古都のイメージといえば街中が観光客のためのレトロな舞台装置を備えた日本の京都
他にはかろうじてマレーシアの前に訪れたタイの古都にして遺跡の街、アユタヤやスコータイ。
これらの街は、自国の古い文化を今に伝える街なんですが、なにしろ前述の歴史概略を見ればわかるように、マラッカはヨーロッパの列強に長いこと支配されていた街です。

Eはそれなりにマラッカを世界遺産たらしめている遺跡を観光しましたが、所詮は外からズカズカと入ってきたキリスト教文化。フィリピンもそうですが現地の人から搾取しに来たヨーロッパ文化の遺跡って当時からどこか違和感を覚えるEでした。

マラッカのオランダ広場 撮影:E



マラッカのかつての植民地支配遺跡はこのオランダ広場を中心に、セントポール教会サンチャゴ砦などが密集しています。
これらを見るだけなら観光は1日で完結するかと思います。

遺跡内部から見たマラッカの街 撮影:E



当時の遺跡とかって、結局アジアを植民地支配しようとやって来た侵略の痕跡なわけで「何がそんなにありがたいの?」としか思えないEでした。
ちなみに現在Eはカトリックと、アジア人に対する差別があるとわかっている白人の国に行くことが大嫌いです(行ったことないし)。だからといってカトリック教徒や(妻もそうです)白人自体が嫌いということでは全くありません。

まるでマラッカ観光自体をディスっているみたいですが、そういうわけではなくマラッカの街のほんの一角に点在するレトロな異国情緒の建物群はも見た目的にはかなり映えるんで、行く価値はありです!

こういった昔の帆船(の模型?)なんかは少年の頃の冒険心を思い起こさせてくれたりもします。

マラッカ海洋博物館 撮影:E



そんなわけで、マラッカ遺跡観光は1日を待たずして終了。
マラッカはもうひとつの名物があるとのこと。それは「マラッカの夕日」です。

世界三大夕日

なんでもマラッカの夕日は、世界三大夕日のひとつに数えられるそうです。
夕日マニアのEとしては是非とも見てみたい、となります。

世界三大夕日とは一体どこ?
これにはいろいろ説があるようですが、この三つのようです。なぜかアジアだけ

マニラ湾  マラッカ  釧路

説によってはバリ島も入るらしいです。
この放浪旅行でこの後にEはバリ島を訪れますが、なるほどバリ島のクタビーチの夕日はEがこれまでに見た中でナンバーワンの美しさでした(写真は残念ながら残っていません…)。

美しいとされるマラッカの夕日、Eがマラッカに滞在したのはほんの三日ほどでしたが、これまた残念なことに全ての日がなぜか日没の時間に天気が悪く、赤く染まる夕日を見ることはできませんでした…。
中でも最も天気がマシだった日の写真がこれです。

橋の上から見たマラッカ海峡 撮影:E



大航海時代から数多くの船がこのマラッカ海峡を行き来してきたかと思えば、夕日でなくとも充分見ごたえのある景色でした。

天気さえよければこんな夕日が見れたのかも。
この写真は3月に家族と訪れたセブ島のモアルボアルの夕日。ここも世界三大夕日に入れてもいいですよね?

マラッカの宿

この時宿泊したのは当時の旅行ガイドブック「地球の歩き方」に載っていた安宿で名前は覚えていません。ざっと調べましたが現存していないようです。
ひとつの部屋にベッドがいくつかあるドミトリーで、「地球の歩き方」に載っているだけあってか宿泊客は日本人だけでした。

観光を終えた後の夕食は、いつものようにドミトリーの他の宿泊客を誘うんですが、今回のみちづれは大学生のモトキくんです。

大学生モトキくん

ちょうど学生が休みの時期で、一人旅をしていたモトキくん。
その時期は旅先で多くの学生さんに出会ったんですが、アジア一人旅、放浪旅行の旅人のイメージらしからぬ真面目そうないでたち。

Eもその頃は旅を始めて2か月ほどが経過して、髪は伸ばしっぱなし、ひげもたまにしか剃らない、現地で買った現地風のTシャツを着たりと、しっかり旅人らしいいでたち。
モトキくんはといえば、襟のついたシャツで一眼レフのカメラを抱えて観光に出る。髪型も就職活動の学生のよう(実際にそうだったのかも)。

実はEもパーリーピーポー系の若者よりも、モトキくんのようなタイプの方がとっつきやすかったりします。
モトキくんを誘って昼間の観光で見つけたよさそうな(リーズナブルな)中華料理店に。

とにかくカレーがおいしいマレーシアですが、旅に出る前は中華料理店の店長をしていたE。
それぞれの街で中華料理の味のチェックも欠かせません。
マラッカの中華料理も日本人に合う美味しさ。

今思い返すとその店にいたお客さん、日本人のEの他に、現地マレー人に中華系、西洋人にアフリカ系黒人の人も。
なるほどこれがマラッカ、東西交易の要衝かと、人種のるつぼに身を置く自分に少し酔ったりなど。

モトキくんは東京の有名大学の学生で、休みを利用してマレー半島を、Eとは逆のシンガポールからタイに向けて2週間ほどの旅をしているとのこと。
Eはマラッカの次の街は、当然の流れとしてシンガポールに決めていたんで、シンガポールについてモトキくんにあれこれと見どころを聞く。

逆にモトキくんがこれから行くタイについて、Eの体験談をいろいろと話す。
実を言うと、当ブログの当シリーズでは語られていないタイでのやや不謹慎な経験も語ったせいか、話し振りも真面目そのもののモトキくんが「僕もなにか武勇伝を作らねば」と発奮していたのでした。
マラッカを後にしてからモトキくんと連絡を取ることはありませんでしたが、Eに変な影響を受けて羽目を外していなければいいのですが。

モトキくんとはこの日の他にもマレーシアやシンガポールの屋台料理「ロティープラッター」を食べに行ったりもしました。
この料理、Eが訪れた先では「ロティープラッター」と呼ばれていたし注文する時も複数個所でそれで通じていたんですが、ネットで調べると「ロティチャナイ」という名前で見つけられる場合が多いです。

ちなみにこれはナンではなく、インドではチャパティと呼ばれているような小麦粉の薄い皮です。生地に玉ねぎなどが混ぜられていたりするのが特徴です。

画像引用:Wikipedia 「ロティチャナイ」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%8A%E3%82%A4



その他、マレーシア中華の名物料理「肉骨茶」もマラッカの屋台で初めて食べました。
中華料理店勤務時代に薬膳スープを食したことはあったんですが、八角や桂皮などの香料がかなり効いているわ、具は漢方食材ばかりで苦かったりで肉骨茶は何やら体にいいらしいとはいえ美味しいとはとても言える代物ではありません。

台湾の「薬燉排骨」もやや近い味と言えますが、台湾の方がやや美味しさはあるような気が。
つまり、Eには苦手な味でした。

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感想(5件)

三島由紀夫『音楽』

放浪旅行の道中、ヒマを持て余す時間が多く、Eはたくさんの本を読みました。
この頃、観光地によくある旅人向けの古本屋で調達した本に衝撃の文学作品がありました。
当時、三島由紀夫の作品は『金閣寺』くらいしか読んだことがないEでしたが、古本屋で手に取った作品『音楽』の新潮文庫の背表紙のあらすじに惹かれて購入しました。

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二十代の後半からフロイトやユングなどの精神分析学、深層心理学に興味を持ち、それ系の本を読み漁っていたEが没頭するのに充分な作品でした。

19世紀の精神分析の創始者フロイトによると、人間の精神は自分が自覚できる「意識」と自分ではわからない「無意識」があり、実はこの「無意識」の領域は「意識」よりもはるかに広大で、人が何気なくする行動や性的な傾向などには幼少期の体験などが無意識下(深層心理)で影響している、といったもの。

作品概略

この作品の主人公は精神分析医の汐見
汐見の診療所に不感症に悩む麗子が訪れる。
麗子の治療を進める中で、麗子の衝撃の過去に行き当たる、といったもの。

この作品の魅力は何といっても、三島氏の精神分析学への深い造形卓越したロジカル思考からくる気持ちいいほどの論理的な語り口。
それに加えて三島氏得意の文学的レトリック
三島氏といえば、『豊穣の海』シリーズなどで見せるような絢爛たる文学表現が逆に読みずらいと感じる読者もいるのではないか。
この作品『音楽』に関してはそういったレトリックは抑え目。少しずつ明らかになる事実、汐見による分析、というロジックの展開が醍醐味。そこに謎解きの面白さも加わる、というもの。

『音楽』は精神分析学についての知識がある人にはたまらない作品ですが、全く知識がない人でも精神分析学のロジックの面白さに触れることのできる良作です。

まとめ

最終的に1年に及んだこの放浪旅行。
旅の目的はいろいろとあるものの最大の目的は外国移住
旅の中で移住できる場所と仕事を見つけること。
マレーシアで訪れた三都市(ジョージタウン、クアラルンプール、マラッカ)の中に果たして住みたいと思える街は、ありませんでした。
理由はよくわかりません。マレー文化にそれほど魅力を感じられなかったし華僑の文化も中途半端だから、かな?

この時点で訪れた中ではやはりタイ。それも大都会バンコクでなくアユタヤ以北の地方都市がEには魅力的に映りました。
とはいえ、何のスキルもなかったEがそれらの街で仕事を見つけてそこに根をはって移住できるまでのきっかけはつかめていない、といった状況。

この後、運命のシンガポールを訪れます。
Eのその後の人生を大きく左右する出会いがあります。
次回をお楽しみに!

楽天モバイルは先日訪れたセブでも結構繋がりました。
海外旅行のお供にぜひ!

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