以前、家庭菜園で毎年栽培している枝豆について紹介しました。
最近では枝豆以外の野菜も栽培しているEですが、その中でもゴーヤは枝豆と同じくらい簡単に栽培できることがわかりました。
ところで今年の夏は、というか9月中旬現在に至っても例年にない酷暑ですよね。
世の中では農業の不作が報じられていますが、Eの家庭菜園でも暑さと渇きによる被害を受けました。
にもかかわらず、なぜか庭のゴーヤだけは元気に成長し、毎日ゴロゴロと実をつけています。
今回はそんなゴーヤ栽培のこれまでの経過や50代一人暮らしの料理男子Eのゴーヤ料理についてもお伝えします。
枝豆栽培についての過去記事です。
今年トライした野菜は?
数年前に自宅の庭での枝豆栽培を始めたEですが、細々とその他の野菜の栽培もしていました。
水菜、ミニレタス、ゴーヤ、などです。
この3種はとりあえず種を買ってきて、適当に肥料をやって芽が出て、スーパーで売っているような立派な成育具合ではないにしろ、食べられるまでに成長しました。
逆に言うとその3種以外に種蒔きした野菜、例えば小松菜、トウモロコシ、二十日大根、パクチーなどは発芽しなかったり、成長しても食べられるだけの実をつけないなど、失敗に終わりました。
家族がセブに住んでいて、一年の大半は日本で一人暮らしのEですが、今年2023年は春先から6月にかけて妻と娘が日本のEの自宅に滞在していました。
そもそもが最初に枝豆栽培を始めたのは妻。
そして妻はセブの実家が農業を営んでいて農業経験があります。
しかも、庭での家庭菜園にかなり乗り気です!
苗を買う
というわけで4月初めに妻と娘が来日すると家族でホームセンターに。
Eは例年「種を蒔く」ところから野菜の栽培を始めていましたが、この時妻が購入したのは種ではなく野菜の苗。
「トマト」と「ナス」と「ピーマン」をひと苗ずつです。
どの苗も300円前後。
買って帰るとまだ4月の気温が低い中、庭の畑に植え替えました。
ちなみにこの時点ですでに畑のそこそこのスペースにはEによって枝豆が植えられ、芽を出したりしていました。
それから毎日、朝夕水や肥料をやり続けました。
ナスの苗 撮影:E
家族が帰国
妻と娘は6月中旬に帰国。
そう、妻は自分が食べることができないにもかかわらず、Eの夏の(ひとりの)食卓を彩るために野菜の栽培を手伝ってくれていたのでした~
感謝!
その後、野菜たちは続々と実をつけます。
6~7月にかけてEととりどりの野菜たちがEの(ひとりの)食卓に並びました。
見事に育った野菜たち
さっそく収穫したのがピーマンでした。
スーパーのものよりやや小ぶりですが味はOK。
このあとも次々と収穫。
もちろん料理に使いますが、ピーマンは炒め物なら何にでも使えますよね。
他の野菜や肉と一緒に炒めたり、焼きそばやスパゲッティに使ったりしました。
あ、Eは大学生時代のバイトやフリーターで居酒屋などで料理の仕事をしていたことがあって、そこそこ料理のレパートリーは広いです。が、一人暮らしで料理の手間を考えるとフライパンで炒めるだけで済む料理を作る機会が圧倒的に多いです。
次に収穫したのはナス。
こちらはスーパーのものに見劣りしないくらい大きく育ちました。
やはり炒め物にしたり、麻婆茄子にしたりと。
お次はトマト。
6月中に、次々に収穫期を迎えました。
トマトの苗って、妻が言っていた通りかなり大きく育ちます。
そしてたくさん実をつけます。
ひと苗にゴロゴロと実をつけて、しばらくは1日1個のペースで収穫。
トマトは基本サラダにしたり、そのまま食べたりですが、冷麺などにも使えるし、炒め物にしてもOKです。
これは冷やしトマトと冷麺が一体化。
収穫した野菜全部とひき肉を炒めたものがこれ。
ご飯のおかずにもよし、ここに焼きそばを加えるもよし。
これら野菜がすべて採れたてという贅沢!
と、こんな感じで7月を過ごし、8月に入ろうかという頃。
ある異変が!
7月のある日の収穫 撮影:E
猛暑で作物被害!
しかし今年の夏は暑かったですよね。
というか、9月も後半に入った今現在も夏真っ盛りの様相を呈しています。
果たして秋は来るんでしょうか?
そう、7月の梅雨明け後は連日の猛暑、いや酷暑。
雨もほとんど降らない日々でEも夏バテもいいところ。
Eは平日昼間は仕事に出かけるので、朝夕二回、庭の畑にまんべんなく水を撒くんですが、猛暑日には朝も夕方も土はカラカラでひび割れんばかりに乾燥しています。
週末は日中も何度も水をやりますが、数時間で完全乾燥状態に戻ってしまいます。
そればかりか、野菜の成長具合をチェックしようと日中ピーマンなどの実に触ると、まるで火で炙ったかのように熱い。
するとどうなるか、8月に入ると
ほとんどの野菜の成長が止まりました!
8月に入ると葉っぱの先が黄色く変色し始め、トマトに至っては完全に枯れてしまいました。
そうなると収穫は枝豆以外はほぼゼロに。
それに追い打ちをかける出来事が。
それは、
Eがお盆セブ旅行で家を一週間留守にしました~
そう、水やりをする人間がいなくなり、作物への水の供給が完全にストップ。
途中、台風が来たようでしたがセブから帰って見ると、案の定最悪の事態に。
トマト、ナス、ピーマン共にそれまでつけていた全ての実が収穫できる状態にありませんでした。
ピーマンはセブに出かける前に小さな実がいくつもあったんですが、成長せずに小さいまま熟していました。
まるで唐辛子のような赤。
これがピーマンだと誰が思うでしょうか?
ナスの実も小さいまま干からびてダメ。
ついでに枝豆も帰国日に収穫したやや育ち過ぎたものを最後にまともに実をつけることはありませんでした。
今年の家庭菜園はここで終わりか、と思いきや。
これほどの酷暑にも負けずに、その後も次々と、これでもかというくらい実をつけまくった作物があったのでした。
それが、ゴーヤです!
ゴーヤの驚異の生命力
実は妻が5月の終わり頃だったでしょうか、ゴーヤの種をそれまでは日当たりが悪いので作物のスペースとしては使っていなかったガレージの横などの空きスペースにゴーヤの種を蒔きました。
ゴーヤはEが過去にも種を蒔いた年があったんですが、発芽率が悪くてその年以来植えていませんでした。
妻が蒔いた種から3つの苗が目を出し、成長していたのでした。
ゴーヤはトマト以上に蔦が伸びてたくさん実をつけることは経験済み。
7月の時点では実をつけるにはまだこれからといった成長具合。
連日の炎天下で果たして実をつけるのか?
と思われる中、なんと8月に入って実をつけ始め元気に成長。Eがセブから戻って来てからも、それはもうたくさんの実が採れ始めました。
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ゴーヤの成長の謎
なぜゴーヤだけが成長を続けたのか?
暑さに強い?
これはEの仮説に過ぎませんが、この猛暑の夏に「日当たりの悪い空きスペース」に植えたのが功を奏したのではないでしょうか?
ピーマンの実が火傷しそうなほど熱くなるくらいですから、植物にとって連日炎天下に置かれるのは弱火で炙られ続けているようなもの。
1日に1時間も日が当たるかどうかという、普通なら悪条件の日当たりの悪い場所が今年の夏に限っては成長にちょうどよかったのかもしれません。
これがガレージ横のゴーヤ。たったのふた苗でこの葉量です。
螺旋状の蔦がこんな風に絡んでどんどん伸びていきます。
ただちょっと採れすぎかも
正直ゴーヤって一人暮らしで消費するにはひと苗で充分です。
それが3苗。もう大変です。
これが先日、土曜日の朝の収穫です。
熟しすぎ寸前の実をもいだら、この数…(涼しくなってピーマンが復活!)
さて、冷凍するわけにもいかないしどうやって食べ切ろうかと。
って食べ切れていません、というか収穫すらやり切れていません。
というのもゴーヤの実って完全に保護色をしていて、Eの目の届かないところで実をつけていたりします。
すると、どうなるかというと。
熟しすぎて黄色に変色します。もう食べられませんね。
そんなわけで、かれこれ1か月近く毎日1個以上のゴーヤを消費する日々を送っています。
無理矢理チキンの付け合わせに使ったり。
あと麻婆苦瓜豆腐にしたり。
とりあえずゴーヤ大好きなんで天国です♪
まとめ
今年は妻のおかげで新たな作物に挑戦。
しかも異常気象ともいえる猛暑を経て、経験値も上がりました。
今年の夏は異常気象と言っていいかもしれませんが、地球温暖化が進行している昨今です。
下手をすると10年後には、今現在を振り返って「あの頃はまだ涼しかった」と言われる世の中になっているかもしれません。
いよいよ日本も快適に過ごせる季節がなくなってきていますよね。
来たる住みにくい日本で、農業のノウハウを蓄えて食料を少しでも自給自足できるようになっておくと身を助けるなどという未来が訪れるやもしれません。
実際、今現在ほとんど野菜を買う必要がなく、かなり家計が助かっているし。
これからもEのド素人家庭菜園の情報をお伝えしていきます。
次回をお楽しみに!