50代派遣社員Eの2024年の定期健康診断結果の続編です。
前回記事では、既存の懸念事項に改善があったのかについて解説しました。
今年、派遣先が変更になった関係で例年とは別の保健機関で定期健康診断を受けました。
この保健機関では定期健康診断の労働安全衛生法に基づく必須項目の他に別料金で「付加検診」を受けられるとのこと。
健康については最善を尽くしたいEは、付加検診の内容が何であるかも知らずに「受けます」と即答。
そして付加検診によって、Eの健康についての新たなる懸念事項が生じたのでありました~
今回は、Eの新たな懸念事項について解説します。
結論を言えば、腹部超音波検査によって「腎石灰化」や「腎嚢胞」が発見されました。
付加検診の内容とは
今年8月に新たな派遣先に代わったところ、この派遣先工場では今年の健康診断は終了しているとのこと。
派遣会社にメールで「今年の健康診断はどうなりますか?」と問い合わせたところ「こちらで手配します」との返答。
11月上旬に派遣会社が手配したのが、とある財団法人の検診センター。
人間ドックをはじめ様々な検査が受けられる施設で、定期健康診断にプラスアルファで「付加検診」が受けられるとのこと。
さて、Eが受けた「付加検診」にはどんな項目があったのでしょうか?
3,000円弱ほどの追加料金で受けられた検査がこれです。
①肺機能検査(肺活量)
②心電図検査
③眼底検査
⓸腹部超音波検査
では、それぞれEの検査結果を見ていきましょう。
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①肺機能検査(肺活量)
肺機能検査では人生初めて肺活量を測りました。
結果がこれです。
「努力性肺活量」というのは、要するに思い切り息を吸い込んで限界まで吐いた時の数値のことだそうです。
Eの努力性肺活量は「3.660L」。
「1秒量」とは最初の1秒で吐き出された量。
「1秒率」は最初の1秒で吐いた量が全部の量に占める割合、だそうです。
指標としては1秒率が70%以上で正常。Eは「88.2%」と正常でした。
では肺活量自体は?
50代半ばの男性の平均値は概ね’「3200L」のようで、Eはやや平均以上のよう。
ただ、男性の肺活量の平均値は、20~30歳で約4300L、40歳で約3600L。
結構衰えるものなんですね。
確かにE、最近カラオケなどで歌を歌う時に、以前は息継ぎなしで歌えた部分が息が続かないことがあったりします。
②心電図検査
心電図検査では、不整脈、心肥大、心筋梗塞などが発見できるらしいですが、Eの結果はこれ。
と、問題なし。
よかった~
もし心電図検査に問題なんてあったら、心臓が止まりそうになってしまいます。
③眼底検査
眼底検査では、目の網膜などの眼底の状態の検査ができるだけでなく、このようなこともわかるようです。
眼底検査で体の何がわかる?
眼底検査を行うことで、生活習慣病(高血圧や糖尿病など)や循環器検診における血管病変を把握することができます。眼底の血管は全身の中でも細い血管であり、動脈硬化の影響が反映されやすいため、血管イベント(脳卒中や心筋梗塞・狭心症など)のリスク評価を行うことができます。
また、糖尿病網膜症、緑内障、加齢黄斑変性症といった、頻度が高く、かつ失明の危険性がある病気を早期に発見することができます。
引用:Medical DOC HP 『眼底検査で体の何がわかる?検査で発見できる病気や結果の見方まで医師が解説!』
https://medicaldoc.jp/m/healthcheck/hc0054/
なるほど、これはぜひ受けてみたい検査ですね。
Eの結果はこれ。
「網膜前膜症 疑い」とあります。
が、これ正常のうちです。
というのも、Eは5年ほど前に眼内レンズを入れる手術を受けたんですが、その時に眼内炎という病気にかかって眼球の中の再手術を受けました。
右目は見えるは見えるんですが正常に見えていません。
とりあえず症状は固定されているので、眼底検査で何かしらの所見が出ることは折り込み済み。
ということでEの眼底検査は、推定「正常」です。
⓸腹部超音波検査
さて問題の腹部超音波検査。腹部エコー検査とも呼ばれています。
腹部超音波検査でわかることがこれです。
腹部エコー検査で体の何がわかる?
腹部エコー検査でわかることは、腹部臓器(肝臓や胆のう、膵臓、腎臓、脾臓、膀胱、子宮や卵巣など)の形の異常や血流などです。具体的には各臓器の腫瘍や結石、出血や血流障害などがわかります。
引用:Medical DOC HP 『「腹部エコー検査」では何が分かる?費用や食事の注意点など医師が解説!』
https://medicaldoc.jp/m/healthcheck/hc0027/
なるほど、これも広範囲な臓器の異常が発見できそう。
ただEが「膵臓がんも発見できますか?」と聞くと、「膵臓は胃の後ろにあるから見えにくい」と、現場の検査員の方から聞きました。
Eの腹部超音波検査の結果がこれです。
右腎臓に腎石灰化、左右腎臓に腎嚢胞が複数あるとのこと。
なるほど膵臓は他の臓器に隠れて「一部描出不良」とのこと。
はい、またまた人生で初めて聞いた単語が出てきました。
「腎石灰化」に「腎嚢胞」。
語感にかなりヤバそうな気配が漂っています。これらはいったい何なんでしょうか?
腎石灰化
この言葉に全くなじみのないEは当然ネットで検索。
これです。
腎石灰化とは、腎臓の中にカルシウムなどがたまって白くみえる状態を指します。白く見えるものが沈着・集合すると結石になることがあり、これが「尿路結石」です。結石はおもに腎臓や尿管に存在し「腎結石」「尿管結石」と呼ばれています。
引用:みんなの家庭の医学HP 『健診で「腎石灰化」の結果に。生活上で注意すべきことは?』
https://kateinoigaku.jp/qa/6033
これ、実際ヤバそうですよね。
あの、もんのすごく痛いといわれている尿路結石の原因となる可能性があるわけです。
Eの職場には腎臓結石の手術経験のある人がいて、腎臓のあたりが痛いなと思って検査を受けたら、手術するしかない状態だったとのこと。
Eの場合、現状では判定が「C12」。
12か月の要経過観察で、生活習慣の改善が必要、とのこと。
では、どう生活習慣を改善すればいいのか?
これでした。
●動物性たんぱく質をとりすぎない(例:魚、肉、卵類など)。
●シュウ酸を多く含む食品をとりすぎない(例:ほうれんそう、たけのこ、チョコレート、紅茶、緑茶など)。
●減塩を心がける……健康な成人男性の塩分摂取量は1日7.5g未満とされている。
●尿酸値を上昇させない……肥満の予防、飲酒は適量を守る、適度な運動などが挙げられる。特にアルコールは尿酸値を上昇させるため、1日あたりビール500mL、ウイスキー60mL以内の適量を守り、週1日以上は休肝日を設けるのが望ましい。
引用:みんなの家庭の医学HP 『健診で「腎石灰化」の結果に。生活上で注意すべきことは?』
https://kateinoigaku.jp/qa/6033
なかなか改善が難しい内容ですが、まずはすでに基準値を超えている尿酸値を抑えなければ。
夏場のビールの飲みすぎをやめるしかなさそう。
腎嚢胞
これまた人生で初めて聞いた言葉。ネットで調べました。
「腎嚢胞」とは何か?
腎嚢胞とは何か
腎嚢胞は腎臓に発生する液体が詰まった袋状の構造で、多くは無症状で良性です。
腎機能に影響を与えることは少なく、通常は特別な治療を必要としません。
引用:医療と健康と美容に関する用語を詳しく解説HP 「腎嚢胞を知ろう!症状から治療法まで徹底ガイド」
え!
「通常は特別な治療を必要としません」と。
少し胸をなでおろすE。
ただ、この腎嚢胞という腎臓に形成される液体が入った袋は、大きくなりすぎると痛みがあったり、腎機能に影響を及ぼす、などの症状がある、と。
治療には、薬物療法や手術となるよう。
困ったことに、原因は加齢と遺伝的要因とのことで、自力での予防の方法がなさそう。
つまり、腎石灰化も腎嚢胞も、定期的に腹部超音波検査を受けて経過観察していかなければならないようです。
まとめ
と、毎年のように健康に対する懸念事項が減っては増えるEの定期健康診断です。
ということは、今年このタイミングでたまたま「付加検診」を受けたおかげで、これまでわからなかった健康に対する懸念事項を自覚することができてホントによかったわけです。
いや~、50代半ばともなれば受けられる検診はできるだけ受けておいた方がいいってことですよね。
今年2024年、ようやく家族と一緒に生活することができて、まだまだ人生これからのE。
長生きするためにも健康診断の結果には目が離せません。
これからも50代派遣社員Eの健康について報告していきます。
次回をお楽しみに!