全国の非正規労働者のみなさん、今日もヒマしてますか!
Eの職場はそこそこヒマです!
というか日常的に待機時間がそこそこ発生しています。
「ヒマほどいいものはない」とEは思うんですが、多くのの人たちは「ヒマすぎるのはちょっと」と思っているのではないでしょうか。
冷静に考えれば、労働者にとってヒマってありがたいことなのになぜ嫌う人がいるのか?
そんな「ヒマ恐怖症」の人たちに、ヒマを苦にしない方法をお伝えします。
そんなヒマ時間(待機時間)を過ごすのにEのおすすめが「替え歌を作る」。
そちらも紹介します。
「ヒマ恐怖症」の日本人
まず、Eの現在の職場についてです。
Eは地方の工場で派遣社員として働いています。
Eの作業場にはリーダーの正社員の他、Eの他に二人の派遣社員がいます。
齢六十になろうかという派遣の大家、タツカワさん。
それに過去記事でも紹介した社畜気質のオオタキさん。
作業は大型の機械に素材をセットして投入、出来上がりの最終仕上げとチェック。
そのうち、「投入」から「出来上がり」の間に素材の「セット」や「仕上げ&チェック」をします。
入社して1か月も経つとそれぞれの作業に習熟して(簡単です)機械の出来上がりを待つのに5分ほどの待機時間が発生します。
Eはこの時間、あまり動きません。その他作業は最小限しかしないわけです。
できるだけ体力を消耗したくありませんし、そもそも派遣社員なんで同じ時給でできるだけ楽なほうがいいわけです、よね。
ずっと立ち仕事なんで、一日働けばそこそこ疲れるし。
が、タツカワさんとオオタキさんは、特に完全社畜のオオタキさんは常にせかせかと何かしらの作業を探して歩き回っています。
必ずといっていいほど手が空く「空白の5分間」に二人は実にいろいろな準備作業や後始末をして回ります。
特に後始末的な作業ってそこそこたまってからやった方が二度手間にならないし効率がいいはずなんですが、二人はことあるごとにやっちゃいます。
しかもオオタキさんに至っては、Eの持ち分までやろうとします。
オオタキさんに「後でやればいいから待っていればいいじゃないですか?」と苦言気味に言ったことがあるんですが、オオタキさんの返事は「ぷらっぷらしてるわけにもいかないし」とのこと。
なるほど、待機時間にあまり動かないEをオオタキさんは「ぷらっぷらしてる」と評価しているわけね。
「二度手間のヒマ潰しをしてまでやる必要ってあります?」と突っ込もうかと思いましたが、結果オオタキさんがEの作業を軽減してくれているわけで、Eはその後もありがたくやってもらっています。
オオタキさんもその方がありがたいはずですし。
つまりEの職場の派遣社員は66.6%がヒマな時間にじっとしていられないわけです。
Eはこのような人たちの現象を「ヒマ恐怖症」と呼んでいます。

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ヒマ恐怖症の是非
こういったヒマ恐怖症の人たち、いいことなのか悪いことなのか?
日本経済全体や経営者側にとっては都合のいい労働者なわけですよね。
ただ、Eは搾取されるのが大嫌いだし、二度手間もヒマつぶし作業も、体力消耗も大嫌いなんで、労働時間中に発生する「待機時間」はしっかり「待機」することにしています。
過去にこんなケースも目にしました。
5年ほど前に働いていた派遣先。交代制で24時間稼働の工場でした。
ヒマが怖くて休む派遣社員
時々、「前工程でトラブルがあった」とのことで、Eの部署で加工する仕掛品自体が流れてこなくなることがありました。
ある日、前工程のトラブルがかなり深刻だったようで、翌日の夜は物が完全に流れてこない、つまり「仕事ゼロ」となることがわかりました。
Eは「よっしゃー!」と周りをはばかることなく喜びました(社員はほとんどいない現場)。
ところがほとんどの派遣社員は憂鬱な声。
中には「なら明日有休で休もうかな」と、ホントに休んだ人もいるという。
「ヒマだと時間が長く感じる」という人もいます。
確かにそうですが、ヒマでなくとも単調な作業をしていたりすると時間は長く感じます。
それに、実はヒマでも忙しくても時間の長さは同じです。
過ぎ去ってしまえば、ヒマによる苦痛なんて完全に忘れ去ってしまいます。

夜は完全に正社員の上司はいないし、はじめだけ掃除かなんかやってるふりして後はサボりでOKです。
上司もわかっていることだし、誰もちゃんと働いていたかなど追求しません。
ちなみに当時Eはそんな時、休憩時間に家に帰って食事をして少し寝て3時間くらい過ごして職場に戻ったこともあります。
あ、これ自慢です。
ヒマ恐怖症で有休を消化してしまった人と、思う存分ヒマを享受してサボりまくったE。
労働倫理という面ではよくないことでしょうが、Eは得した気になります。
ま、Eのメンタルはかなり特殊ですが、そこまではいかなくても「ヒマ恐怖症」をある程度克服できるマインドセットがあります。
実に簡単です。
俺は今「待機」という仕事をしているんだ
と思うことです。
考えてみれば、労働時間のほとんどを待機に費やす仕事って結構ありますよね。
思いつくものとしては、
宝くじ売り場の売り子
ホテルの深夜のロビー
深夜の警備員
田舎の有料道路の料金係
などなど。
間違っても彼らに「ぷらっぷらしてる」などと言ったら怒られますよね。
「待機時間」ってまごうかたなき、堂々の労働時間です。誰に恥じることもありません。
Eが家で過ごした3時間の休憩は間違いなく「サボり」ですが、今の職場で常態的に発生する5分の手待ち時間は「待機という仕事」です。
実際Eがしっかりと待機したからといって、その日全体の作業に1秒の遅れももたらしません。
気にする必要は全くありません。
待機時間の過ごし方
とはいえ、人間にとってスマホも本も漫画もなく、ただ立っているヒマな時間ってそこそこストレスですよね。人間はヒマをストレスに感じる生き物です。
Eの待機時間の過ごし方がこれです。
①替え歌を作る
②昔の出来事を詳細まで思い出す
③先の予定を立てる
④ついでに未来をシミュレーションする
⑤過去の「こうすればよかった」なども考える
⑥次のブログ記事を考える
ま、ヒマな時間って誰でもこのようなことをやっていますよね。
ただ「替え歌を作る」ってあまりやっている人いなくないですか?
これが結構いいヒマ潰しになります。
では今日の本題。
Eが作った珠玉の替え歌を紹介します!
ヒマ時間に作った替え歌集
Eが作った替え歌、まずはサザンです。
オールドサザンファンのE、多くのリスペクトしている歌があります。
1982年発表の『NUDE MAN』というアルバムに収められた名曲『Oh! クラウディア』の曲の一部です。
サザンオールスターズ 『Oh! クラウディア』
【原曲】
湖にあなたと 舟を浮かべたままで
二人とも裸なら Oh! Claudia 愛しくて♪
この歌詞をほんのちょっと替えてみます。
【替え歌】
湖にあなたと 舟を浮かべたままで
二人とも裸なら Oh! Claudia 捕まっちゃう♪
ま、普通は警察が来て捕まりますよね。
捕まらないまでも「おい、服着ろよ」と注意されます。
いくら舟でも裸はやめましょう。

サザンオールスターズ 『真夏の果実』
次もサザンの名曲。
夏と言えばこの曲、1990年発表のシングル曲『真夏の果実』。
【原曲】
四六時中も好きと言って
夢の中へ連れて行って
忘れられない Heart & Soul
声にならない♪
このフレーズって何度も聴いたり歌ったりしているとこう聞こえませんか?
【替え歌 ①】
四六時中モスキート言って
蚊に刺されてかゆいと言って
我慢できない かゆすぎて
声にならない♪
え、桑田さん「モスキート」って言ってますよね。
これ、他バージョンも作りました。
【替え歌 ②】
四六時中モスキート売って
虫のラボに安く売って
マラリアの研究かなんかの
役に立てたい♪
蚊を集めて虫のラボに売ってマラリアの研究をしたりと、実際にしているのかどうかはさっぱりわからないんですが、こんな歌詞ができてしまいました。
しょうがないですよね。
だって桑田さん「モスキート」って歌っているんだから!
ちなみにこの歌『真夏の果実』はEが歌った動画をYouTubeにアップしています。
動画の中ではしょうがないから原曲の歌詞で歌っています。
BLANKEY JET CITY 『クリスマスと黒いブーツ』
こちらはEがかつて大ファンだったBLANKEY JET CITYの1992年に発表された日本ロック史上に残る名盤『BANG!』の収録曲 『クリスマスと黒いブーツ』。
その中のフレーズ。
【原曲】
僕は変わってなんかいない
君が変わっただけさ
少年の透き通った純粋な心が失われていく切なさを歌った歌詞。
これも一部替えちゃいます。
【替え歌】
僕は変わってなんかいない
君は変わった人さ
はい、「君は変人、僕はまとも」という歌詞に早変わり。
名曲も容赦なく替えちゃいます。
この曲、原曲はシリアスで最高のロック曲なので聴く価値あり。ベンジーの哀愁あふれるギターのリフも最高です。
YouTubeのBJCオフィシャルチャンネルに原曲の動画がありました。
THE BEATLES 『LET IT BE』
ご存じビートルズの偉大な名曲『LET IT BE』。
Eは英語の替え歌も作っちゃいます。
ちなみに替え歌中の「ジョリビー」とはEの妻と娘の母国フィリピンで、マクドナルドより普及している大人気ファストフードチェーンの名称です。

画像引用:Jollybee公式HP
https://order.jollibee.com/en/ph/stores
「ハロハロ」というワードも出てきますが、アイスクリームに各種の具を入れたフィリピン名物のスイーツのことです。
子供はみんなジョリビー大好きです!
これもEの YouTube動画があるので、そちらをどうぞ。歌詞は動画中で聞いてくださいね!
こちらは全編替え歌で歌っています。
こういった名歌詞も日常のすき間時間に生み出されます。
まとめ
というわけで、どちらかというとEが作った替え歌を披露したくて書いた記事みたいになってきましたが、違います。
労働時間中の待機時間についての考え方は、日本人と外国人でもかなり違いがあるとEは思っています。
外国に行って店やホテルに行くと、従業員ってあからさまにヒマそうにしていますよね。
フィリピンのショッピングモールでは従業員が集まっておしゃべりしていたり、ホテルのフロントで人を呼んでもなかなか出てこなかったり。
Eはそんな緩さも数々体験してきたからこそ「ヒマをそのまま享受する」というマインドを手に入れたわけです。
ヒマはイコール「待機時間」で立派な「労働時間」です。
「ヒマ恐怖症」を克服して日々のヒマを享受しましょう。
これからも非正規労働者のお役立ち情報をお伝えしていきます。
次回をお楽しみに!
