アジア放浪2002 海外旅行

人生を変えたアジア放浪旅行 なぜここに来た?バリ島編① 場違いの極みサーファーの聖地へ…

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今から約20年前に1年に渡るアジア放浪旅行の旅行記です。
当時30代に差しかかったばかりのEが窮屈な日本を抜け出し、移住のきっかけを求めて海外に飛び出して3か月ほどが経過。

シンガポールで台湾移住のきっかけを掴んだEでしたが、バンコクで出会ったパリピギャルのみあちゃんからの「今、バリにいる」の一報を受けるや否や、次の行先をバリ島に決めたEでした。

さて、本来パリピやギャルが苦手なEがバリ島でどう過ごしたのでしょうか?
結論を言うと、バリ島はEにとってあまりにも場違いで、どこにいてもいたたまれない、少々痛ましい思い出でもありました。
とはいえ、観光という面ではEならではの楽しみ方もできる島でした。
ではEのバリ島どうぞ!

前回の記事です。

シンガポールからバリ島へ!

シンガポールで出会った現地在住日本人のノリさんに、場所を教えてもらって日系旅行会社HISへ、バリ島行きのチケットを買いに行くところから始まります。

シンガポール発ジャカルタ経由バリ島デンバザール空港行き、ガルーダインドネシア航空の往復チケット。バリ島滞在期間約10日の旅。

ジャカルタで乗換えたEでしたが、ジャカルタの空港はやたらと南国風の作りの建物だった記憶があります。
この時の便では、理由はよくわかりませんが初めてのビジネスクラスの席に座ることになりました。いつもよりやや広めの座席と、やや豪華な機内食を堪能。
エコノミークラスならプラスチックのカップで出されるドリンクが、ちゃんとグラスで出てきたのに感動でした~!

バリ島事前情報

さてバリ島入り前にEがキャッチしていたバリ島に関する事前情報
主にバンコクでみあちゃんから聞いていたものと、シンガポールの安宿の旅行者が置いていく「地球の歩き方」など旅行ガイドによるものがありました。

事前情報のまとめです。

【みあちゃんからの情報】
サーファーが集まる島
・バリ島にも「ロスメン」と呼ばれる安宿がたくさんある
(みあちゃんたちサーファー仲間の常宿も教えてもらった)
・日本ではやばいけど、海外ではごく普通のあることが盛ん

【旅行ガイドからの情報】
・バリ島は他のインドネシア地域と違ってヒンズー教
・ギャンブルやマジックマッシュルームを使った旅行者詐欺が多発
・しっかり物価は安い(20年前の日本円はアジアで無双

この他に、この放浪の旅に出る前に通っていた英会話学校NOVAのアイルランド人教師ブライアンから聞いていた情報もありました。

【英語教師ブライアンからの情報】
バイクでバリ島一周したらエキサイティングで楽しかった

当時バイクで海岸線を走ることが大好きだったEは、バリ島バイク一周は魅力的。
観光自体も楽しめそう。

さて、そもそもこの旅は海外移住のきっかけをつかむことが最大の目的。
もしかしたら一大観光地でもあるバリ島で何かしらの移住のきっかけがつかめれば。
すでにバリ島リピーターでもある、みあちゃんという友達もいる。

シンガポールでのりさんに「台湾で日本語教師の仕事を紹介する」と移住チャンスを確約されていたEですが、なにしろこの時点で台湾は一度も訪れたことがない完全に未知の領域
選択肢は多く持っていた方がいいし、Eは典型的なトロピカルな南国が大好き。もちろんいろんな国を訪れてもみたい。
意気揚々とバリ島に乗り込んだEでした。

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バリ島到着!

バリのデンバザール空港に着くと、目指すはクタビーチ近く、サーファーを中心とする旅行者が集まるレギャン通り
レギャン通りはかなりローカル色が強く、道もきちんと舗装されていないし狭い道をたくさんの車やバイクが行き交っていました。
現地人も外国人も入り混じり、様々な店が立ち並んでいました。

タクシーを降りると、バンコクでみあちゃんから渡された、みあちゃんたちが常宿としているロスメンの地図を頼りに「スカビーチイン」へ。
地図のおかげですぐに見つかりました。
この南国情緒あふれる入口。

レギャン地区のロスメン「スカ ビーチイン」 撮影:E



チェックインすると、実にシンプルな部屋。
ちなみにこのロスメン、現在も営業しているようです。
このウェブサイトを見ると、当時とは別物レベルで綺麗になっていました。

「スカ ビーチイン」のBooking.comのページはこちら  

現在のスカ ビーチイン 
画像引用:Booking.com Suka Beach Inn



当時このロスメンには水シャワーと簡単なベッドがあるだけ。
とはいえ、これまでタイ、マレーシア、シンガポールとほとんどを他の旅人と部屋を共有するドミトリーで過ごしていたのでシングルルームはこれが久しぶり。
ひとりの部屋はなんとなく寂しい気も。

トーストにバナナなどのフルーツ、という簡単な朝食もついていました。
ゲストハウスによくあるような共有スペースはなかったけど、ここが唯一宿泊者が集まる場所。

ロスメンの朝食スペース フレンドリーなスタッフ 撮影:E



さて、次にすることは、
みあちゃんを探す!
です。

現在のクタ周辺の地図
画像引用:マイマイウェブ(現地ツアー予約サイト)クタ&レギャン
https://maimai-bali.com/contents/map/kuta.html

再会!

とりあえず、今いるこの宿にみあちゃん(とサーファー仲間)が泊っていることは確か。
が、どの部屋かはわからないし日中のサーファーはきっと波の上。今この時に宿にはいない可能性大。

ちなみにEは海を眺めるのは大好きだけど、泳いだりマリンスポーツをする気はゼロ
だって、溺れたらどうする?
死ぬでしょ?

とりあえず宿の外を散策
アジアの街の喧騒がEには心地よい。
街にはサーファーらしき日本人や外国人であふれています。
横にサーフボードを載せたバイクもあちこちで見かけます。

さて、クタビーチへ!
夕刻のクタビーチの夕日の美しいこと。

クタビーチの夕日 撮影:E



夕日マニアでもあるEですが、この放浪の旅で見た中で最も美しい夕日がここ、真西を向いているクタビーチで見れました。

夕日が水平線に沈むのを見届けて宿に戻ると、そこに偶然にもみあちゃんがいたのでした~!
バンコク以来、約2か月ぶりの再会です。

Eの「パリピ」アレルギー

相変わらずのギャルファッションでキラキラのみあちゃん。
Eは「元気~?」と。
「Eく~ん、久しぶり」とみあちゃん。

と、みあちゃんは見るからにサーファーと思われる若者何人かと一緒なのでした。
そう、サーファー。

Eはパリピやギャルが苦手と述べましたが、みあちゃんはEにとっては稀有な気後れしないで話せる相手。
そう、つまりみあちゃん以外のパリピやギャルは相変わらず苦手。そもそもみあちゃんは年齢的にも20代半ばとギャルというには実はやや大人

ところでサーファーですが、Eから見るとパリピのジャンルのひとつなわけです。
なぜEが彼らを苦手かを自己分析すると、

①どちらかというとオタク寄りのEが手を出せないキラキラした世界を持っている。つまり結局憧れがある。
②気が強そう。バカにされそう。見た目も言葉遣いも怖め

これ、Eの偏見と思われるかもですが、実体験からきてもいます。

大学時代にバイト先にギャルがいたりしたんですが、地方出身のEなんかは完全に下に見られていました。なかなか彼らの周りは近づきがたくて。
そのイメージは根強く残っていて、みあちゃんの周りを固める(Eにはそう見えた)サーファー軍団
よってE、みあちゃんに近づきにくし
となったわけです。

みあちゃんと再会の挨拶が済むとみあちゃん、その夜は誰かと約束があるとのことで「明日またゆっくり話そうね」と。その日は別れたのでした。
2か月前のバンコクではみあちゃんには現地人の彼氏がいるとのこと。約束というのは彼氏か?

ところで、ひとつ断っておくことが。
これは過去記事でも触れましたが、Eはみあちゃんに恋愛感情は全くありませんでした。ホントにゼロでした。
みあちゃんはどこをどう取っても美女というしかないし、一緒にいると楽しいし、憧れの存在だったんですが、パリピであるせいかどこかEとは別のカテゴリの人間という意識があったからではないかと思われます。
それって「男女の友情は成立する?」という話とも別の次元のものです。
この続きも恋愛方面のことは起こりません。それを前提に読んでいっていただきたいです。

この放浪旅行の後も彼女とは、10年ほど細く長く交流が続くんですがその関係性は変わることはありませんでした。
そういう存在って、結構誰でもいたりするんじゃないでしょうか?

まとめ

迂闊にもバンコクでみあちゃんと過ごした時のように楽しい時間を想像していたEでしたが、ここバリ島では【パリピ / 一般人】の壁に阻まれ、なかなかみあちゃんのサーファー友だち軍団と打ち解けられないEだったのでした。

結局Eが勝手に壁を築いていただけだったんですが、そういうのって自分でわかっていてもなかなか崩せないものですよね。
では、自ら築いた壁によって割と孤独に過ごしたバリ島10日間の旅はどう推移するのでしょうか?

次回をお楽しみに!

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