現在2024年8月、現在全国の小学校は夏休み。
長年日本に住むパパEと離れてセブで暮らしてきた妻と娘が2月に日本に移住。
娘はほとんど日本語が話せない状態で小学校に入学。
それにもかかわらず、期待に胸をふくらませて迎えた入学式。
翌日以降も学校が楽しみで仕方がなかった娘。
そのあたりの様子は前回記事で紹介しました。
ついに夏休みに突入した娘ですが、今回はここまでの学校生活をどう過ごしたのかをレポートします!
とにかく楽しい小学校生活
入学前から学校に通うのが楽しみで仕方がなかった娘ですが、入学してからも一貫して学校に通うのが楽しくて仕方ないようです。
現在夏休みですが、案の定学校に行けなくて残念がっています。
なぜそんなに楽しいのか?
果たして学校でお友達はできたのか?
そもそもお友達と日本語で会話ができているのか?
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日本語の進歩は?
4月の入学式時点ではほとんど日本語が話せなかった娘ですが、当時と比較すると現在はかなり日本語を話せるようになってきています。
現在、自宅でパパEと話すときは8割が日本語です(セブ出身の妻とは英語とビザヤ語で話しています)。
「小さいな魚が」だとか「おいしそうから」など、外国人の日本語にありがちな文法違いも交えながらも、弾丸のように日本語でしゃべってきます。
語彙も学校に行き初めてめきめきと増えてきましたが、さすがに日本語で言い表せないことは英語を交えてしゃべります。
KUMONの効果
昨年2023年、娘が5歳の時、2か月半ほど日本に滞在して始めたKUMON。
今年2月に日本に移住してさっそく再開。
KUMONの先生も娘が日本語初学者だということは理解していただいていて、特別の計らいをしたりしてくれています。
先生曰く「これも(先生として)貴重な経験」だとのこと。
ありがたくて。
そのKUMONに通う効果がこれです。
①一般的な日本の子供が学ぶ国語と同じ語彙を学べる
②週二回、先生に教えてもらうことで集中して学べる
(パパEが教えても脱線して集中しない)
③毎日の宿題プリントが配られ、楽しく学べる
といったところです。
なにより、宿題として配られる教材を娘が気に入っていて、プリントのお話や絵を楽しみながら(めちゃめちゃ脱線しながら)毎日頑張って(国語というより)日本語の勉強に励んでいるのでした。
子供が楽しめる教材のおかげで基本的な日本語が楽しく学べているわけです。
当然ですが、学校生活はなにより日本語の進歩に大きく貢献しています。
というかそもそも学校生活でこそ日本語が必要なわけですが。
学校で覚えた語彙やフレーズをパパEに披露してくれたり、「〇〇ってなに?」と学校で聞いた日本語の意味をパパEに尋ねたりします。
学校生活の様子は如何に!?
と、家では臆することなく日本語をしゃべりまくる娘ですが、やはり学校ではややシャイなようです。
パパEが時折垣間見る娘の学校での様子や保護者面談での先生のお話などによって知った娘の学校生活は、限られた情報の中ですが、こんな感じのようです。
①運動会では周りのクラスメイトと戯れていたものの、あまり会話をしている様子ではなかった。
②下校の時、周りの子供はお互い早口で話しているが、娘は無言で歩いていた。
③6月頃の娘の話によると、昼休みはいつも教室でお絵かきをしているらしい。
④家で学校の話をするとき、やたらと男子についての話が多い。
⑤7月の授業参観を見る限り、席の周りの男子とよくしゃべっている。
⑥近所に住む同級生たちがEの自宅に遊びに来たことがあるが、娘はほぼ聞き役。
総合すると、クラスメイトやお友達と楽しく過ごしてはいるものの、ネイティブ日本語スピーカーたちのディープな会話には入り込めないでいるようです。
見たり聞いたりする限り、どうも学校では男子との交流の方が多い気がするけど、気のせい?
休み時間に「教室でお絵かきしている」と娘から聞いたときは「仲間外れにされている?」と心配になりました。
が、担任の先生との面談で聞いたところ、そういったお絵かきが好きな生徒は何人かいるとのことで、心配知るほどではないとのこと。
確かに娘はお絵かき大好き。
とはいえ、お友達と遊びたいはず。日本語頑張って!
自宅でお友達と遊ぶ娘(左) 撮影:E
セブの小学校とどっちがいいの?
娘に時々「セブの小学校とどっちがいいの?」と聞いてみたりします。
答えは毎回「日本の方がいい」と帰ってきます。
理由としては第一に、学校の環境がいいことです。
これは誰の目にも明らかですが、まず学校インフラが段違い。
とにかくフィリピン政府は教育にお金をかけたくなくてしょうがないようで、公立学校の校舎はボロボロ。トイレも壊れかけて水もまともに流せない有様。
教室の机と椅子もに生徒全員が座るのに足りていなくて、床に座る生徒もいる。
と、とにかく子供が健康に過ごせる環境さえ整っていない。
Eの推測では、本来十分にあるはずの予算が途中で誰かしらの懐に入っているのでは、と。
日本の小学校はというと、最大限子供に配慮したインフラが整い、給食もあまねく行き渡っているという。
これがどんなにありがたいことか、Eもよそを見て初めて自覚しました。
娘が通っていたセブの小学校(2023年) 撮影:E
そして、娘にとってはクラスメイトも日本の方がいいとのこと。
確かに、セブの公立校は貧しい家の子も多くてボロボロの汚れた服を着た子供も多数。
娘は基本的に汚い身なりの子はあまり好きではない。これ、小さい子供に外見で差別するなと言って理解できるものでもなし。
それもあって、セブでの娘はほんの数人の仲のいいお友達以外とはあまり遊んでいませんでした。
本人も友達はその数人しかいない、と公言していました。
が、現在娘によると1年生全員がお友達で上級生にも多数お友達がいるとのこと。
そ、それはすごい!
ま、さすがに誇張だと思いますが、セブ時代と比べるとお友達作りに対する意欲が段違いに今日この頃でした。
まとめ
こうしてみると、やはり日本語が自由自在に話せないせいで、思うようにお友達の輪に入れていないのは確かなようです。
ですがパパEが入学前に抱いていた、「もう日本の学校に行きたくない」と娘に言われるかもという心配はどこ吹く風。
現在娘は夏休みを満喫しつつも、早く学校が始まらないかと心待ちにもしています。
日本語の勉強もパパEが、毎日みっちり見てあげています。
お友達と思い切り遊べるようになる日も近いはず。
夏休み後の、娘の学校での活躍に期待で胸をふくらますパパEでした。
今後も派遣社員の家族についてレポートしていきます。
次回をお楽しみに!
カタカナはKUMONのこの教材のおかげで楽しく学べました。