だいぶ間が空きましたが、シリーズ最終回です。
今年2024年2月に日本に移住し、フィリピンの運転免許証を日本の運転免許証に切り替えるという大きな壁に挑んだ妻。
なにしろフィリピンの運転免許証から切り替えるためには「知識確認」と「技能確認」という、一般の人が受ける「筆記試験」や「実技試験」のような審査を受けなければならないからです。
そのために妻は「教習所」にも通って練習、情報収集もしました。
準備万端で臨んだ地元の免許センター。
果たして結果はどうだったのでしょうか?
前回の記事です。
いざ、免許センターへ!
「書類審査」は都道府県庁所在地の免許センターで行われましたが、「知識確認」と「技能確認」は住所地の管轄の免許センターで受けます。
妻は、というかEが、今年2024年6月に免許センターに電話して、約2週間後の予約を取りました。
そして当日、Eも妻と一緒に免許センターに行きました。
そもそも通訳が必要、とHPにも書かれていたからです。
⇒ 外免切り替えについての警視庁のHPはこちら
正確に言うと「書類審査には通訳が必要」と明記されていたので、当然「知識確認」と「技能確認」にもついていくべきと思ったのと、妻だけで試験を受けに行かせるなんて心配で心配で。
そんなわけで有給休暇を取ってついていきました。
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知識確認!
午前中は知識確認です。
その日の外免切り替えの受験者は妻を含めて2人、だけ。
妻によると、もう一人はミャンマーから来た女性だったようです。
そういえば教習所の先生が「日本語も英語もわからなくて知識試験に何度も落ちているミャンマーの女性がいる」と言っていたけど、その人本人かもしれません。
ちなみに試験問題は日本語と英語があり、妻は英語で受けました。
妻ともう一人の受験者は試験の部屋へと。
Eは待合で待ちます。
しばらくして妻が戻ってきました。
試験時間は10分で問題は10問。
感触を聞くと「簡単だった」と。
教習所の先生も「言語が理解できれば誰でも合格できる」と言っていましたが、その通りだったようです。
試験後に妻と待合で待っていると、試験官の人が来て「おめでとう」と。
妻は合格でした。
もう一人のミャンマー女性も合格。
妻によると、恐らく全問正解していただろうとのこと。
ひと安心。
次の技能確認へと進みます。
が、技能確認は午後でだいぶ時間が空くので、Eと妻はいったん家に帰って昼ご飯を食べたりなど。
いよいよ技能確認
午後再び免許センターへ行くと、案内されたのは試験コースが見渡せる2階の一室。
その時の妻はというと、極度の緊張状態。
なにしろ教習所での練習は充分したとはいえ、2月に日本に移住してから車の運転はだいぶご無沙汰。
その上、試験(確認)の際は運転中に普段はしない確認事項が盛りだくさん。
妻はコースを俯瞰しながら試験で行われる2つのコースをイメージトレーニング。
そう、試験は2つあるコースのうちのひとつで行われます。
やがて試験官がきて「今日はコース1で行います」と。
もう一人の受験者のミャンマー女性はコース2。
コース1は教習所で多めに練習したコースなので、妻も安心していたよう。
と、2階の窓からコースを見ると、試験用の白いセダンが動き出す。
その車が走るコースはまさにコース1と同じ。
恐らく試験官がこれから審査するコースを確認している?
ともあれEと妻は、見事なキープレフトやきびきびとした加速減速、華麗なS字クランクなどに感心。
この試験直前のタイミングでお手本を上から見れたのは少しは役立ったはず。
試験官の試走も終わり、しばし待っていると妻が呼ばれました。
試験開始です!
最終確認事項は?
と、ここで妻が技能確認を受ける上での、最終チェック事項がこれです。
教習所での実際の経験を踏まえたうえで挙げておいた項目です。
①停止線から離れて止まりすぎない、または越えない
②左折ではキープレフトを心がける
③S字やクランクで脱輪したら「後方確認→バック→コース復帰」を行う
妻は教習所での練習に加え、さんざんイメージトレーニングも重ねてきたのでミラーや目視などの確認事項はほぼ完璧といってもいい状態でした。
教習所での練習で発生したミス、停止線オーバー。
これは一発で試験終了となるとのことで絶対に犯せないミス。
かといって、それを恐れてあまりにも手前で止まりすぎないように注意。
試験コースは実際の街の道路と比べると、左折のコーナーが結構タイト。
妻が普段セブで運転していたトヨタのコンパクトカーと比べると、ホイールベースが長い試験の車。
教習中はだいぶコーナーからふくらんで左折することもしばしば。
S字や、特にクランクでタイヤが落ちそうになるケースがあり、教習所の先生から脱輪した時の対処法を教えられていました。
それが「後方確認→バック→コース復帰」。
ただ、実際に落ちたことは一度もなし。
以上が、最終的に妻とEで話したチェック事項でした。
これらがクリアできれば試験は通るはず。
ちなみに妻が挑戦するのはオートマ限定の免許です。
いよいよ発車!
妻の運転する車がコースへと飛び出します。
審査が始まる前に、車の感触を確かめるためのコースの周回が行われます。
これはあらかじめ教習所で聞いていました。
免許センター2階の窓から見つめるE。
まずまずのスピードでキールレフトも問題なし。
周回して、再び試験のスタート位置に。
審査の開始です。
冒頭で信号のある交差点。
信号でストップ。
もちろん停止線は越えていない。すごく手前というわけでもない。
青信号でGO。
最初の左折でややふくらんだけど、その後は割とタイトに曲がれている。
前半無難にこなしてクランクに入ります。
と、そこでEは凍り付きました。
クランクの最初のコーナーで妻の車がストップ、しばらく動かず。
恐らくは脱輪か?
しばらく間をおいて車がバックしました。
そして前進でコースに復帰。
そのまま「コース1」を走り切った妻。
果たして結果は?
試験結果!
2階の部屋に戻ってきた妻。
クランクで脱輪したことをしきりに悔やんでいました。
これまで脱輪したことはないのになぜ?と。
Eから見るとどう考えても極度の緊張をしていたせいでクランクに進入するのが一瞬遅れたせいなんですが、その後の対応は問題なかったはず。
しかし妻は「もう落ちた~」と悲観。
「ちゃんと後処理をしたから大丈夫」とE。
結果はこの後すぐに出ます。
が、Eはいったん免許センターを後にします。
というのも、小学生の娘の授業が終わりの時間。
免許センターから学校まで車で20分ほど。学校が終わる娘を一人にするわけにはいかず、パパEは学校へ娘をピックアップに行きます。
そして娘を車に乗せた小学校の駐車場で妻からのメッセージが。
「合格したよ!」
と。
Eと娘は車の中で大喜び!
再び免許センターの妻の元へ。
後で妻から聞いた話。
妻はクランクで脱輪したときは一時パニック状態になったそう。
助手席の試験官は「この後どうするの?」と、妻を落ち着かせたそう。
「待ってるからゆっくり考えてやってみて」と。
なんと親切な試験!
妻はしばらくして冷静を取り戻すと、教習所で教えられた通りに「後方確認→バック→コース復帰」を実行。
バックをやらずに続行しようとした場合、即試験終了(=不合格)となるそうです。
外免切り替えの技能確認では点数、減点、という概念はないらしいですが、もし脱輪の後処理を正しく行わなければ不合格でした。
よくやった、妻!
その日は家族三人で、外食。
インド料理レストランへ行ってインドカレーとナンで日本の運転免許合格を祝いました。
って、何でインド料理?
巨大なナンで合格祝い 撮影:E
まとめ
そんなわけで、2月に来日して7月に免許合格と、時間はかかりましたが無事に日本の運転免許証を取得した妻。
そもそもがフィリピン人にとって、長い待ち時間に教習所通いと時間がかかる仕組みの外免切り替えでした。
その後新車を購入した妻は、日々街を乗り回しています。
やっぱり日本の地方での生活に車は必須。
逆に、車さえあれば地方の道路は広いしそこまで混まないし、快適に暮らせています。
この妻の免許取得により、これから家族が日生活する上での基本的な条件が整いました。
日本に移住した妻と娘、今後の活躍は如何に。
次回をお楽しみに!