昨年2024年2月に長らくフィリピンはセブ島で生活していた妻と娘が日本へ移住。
あれから1年が過ぎ、娘は4月で小学2年生となりました。
なにしろ妻も娘もほとんど日本語が話せない状態での移住だったので、何かと大変。
特に心配だったのが娘の小学校だったんですが、なんと娘は学校に行くのが楽しくてたまらない様子。「1年生全員お友達」と言う始末で、パパEの心配など無用。
というのが昨年夏休み頃の前回記事での内容。
その後秋を越え、寒さ厳しい冬を乗り切り、春を迎えたE家族は日本でどうサバイバルしたのでしょうか?
過去記事です。
現在の派遣社員E家族は?
日本の中心からやや東寄りの地方の田舎で暮らすE家族。
生活には車が必須ということで妻が昨年7月に日本の運転免許証を取得したことは過去記事でも紹介しました。
新車を購入!
すぐに妻の車を購入。
9月にようやく納車されたのはダイハツの軽自動車で、最安クラスなのに安全性能が充実。
やっぱり日本の軽自動車は最高です。
妻もお気に入りだし、Eも安心。

昨年末のビザの更新手続きの時も、妻は高速道路デビューして入国管理局まで自分で車を走らせて、新しい在留カードを受け取りに行ってきました。
いくつかディーラーをまわりましたが、軽自動車はダイハツが一番。とにかく車種が多いし。
E自身もダイハツの軽に15年以上、10万キロ以上乗っています。
少し傷んではいますが、まだまだ快適に走っています。
妻の新車購入後は、Eの通勤は古い方の軽。
妻のお出かけと、家族でのお出かけは新車の軽、と使い分けています。
家族でのお出かけにはEが運転します。
新車はいろいろ新しい装備がついていて便利です。
鍵はポケットに入れたままスイッチで開閉できるし、冬はシートのヒーターが暖かいし、バックモニターも便利。
が、なぜかエンジンだけは15年乗っている古い車の方が元気で、加速も抜群。
当時軽自動車の中でも安くて燃費もいいとされていた車なんですが、これまで車検などで数々の代車の軽自動車に乗りましたが、Eの車を超えるエンジン性能の車には出会えていません。
たまたまいい個体にあたったのかな?
なのでいまだに手放す気はなく、完全に壊れるまで乗り続けることでしょう。
妻の日本の運転免許取得についての過去記事です。
妻の日常
そんなわけで新車を手に入れた妻ですが、家計的にも、仕事がしたいという意欲が高まってきました。
Eと出会った10年前は技能実習生としてEの地元で働いていた妻ですが、日本語の問題と、娘がまだ小さいこともあって、Eとしてももうしばらくは家で専業主婦としてやっていく方がいいのかなと考えています。
が、いざ働くという時のために日本語はもっと使えるようにならねば。
ということで、地域の外国人のために自治体が支援している半ボランティア的な日本語教室に週1回、約2時間の授業に通っています。
この授業料、格安なので助かっています。
日本語については完全に娘に追い抜かれてしまったけど、がんばって!
あと、普段家で家事をしているだけなのでダイエットのためにも、自治体が運営しているバレーボール教室に週2回、おじいちゃんおばあちゃんに混じって参加しています。
これも格安で参加できます。
ついでに日本人との会話練習のきっかけにもなるし

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娘の長い1年生が終了!
1年前、日本語が満足に話せなかった娘も現在、学校でほぼ問題なく過ごせるようになりました。
家でもパパEとの会話はほとんど日本語です。
が、時々言葉に詰まったり、英単語を交えての会話になったりします。
来日1年経過の娘の日本語
学校でもお友達や先生との完全な意思疎通はできていないと思われますが、たった1年で日本語のこの成長ぶりには驚かされます。
やっぱり言語の習得には、子供のうちが一番適していますよね。
娘は「日本語会話」に関しては完全ではないものの、学校での「国語」は平均以上の成績でした。
これも小学校入学前からKUMONに通っていたおかげです。
KUMONは今も続けていますが、授業だけでなく毎日の宿題が出るので、日々パパEが夕食後に1時間ほどかけて教えています。
会話での語彙に関してはなかなか日本の平均的小学生に追いつけていませんが、小学1年生レベルの読み書きについては平均以上のようです。
大人になると外国語を勉強する上で、最大のハードルともいえる「リスニング」に関しては、娘が知っている語彙の範囲内では100%理解できています。
発音に関していうと、初見の単語はイントネーションが間違っていたりしますが、パパが何度か直すと標準的発音ができるようになります。
この調子なら日本語ネイティブになる日も近いはず!
お友達は?
娘が学校でクラスメイトとどう過ごしているかは、なかなか実際に見ることができません。
パパEが知れる限りの情報から察するに、やっぱり会話が完全でないせいでみんなの輪の中に入り切れてはいないようです。
とはいえ、当初から一貫して「学校大好き」と言っている娘。
クラスメイトとその日あった出来事をいつもパパEに話してくれます。
娘の一番仲のいいお友達は、いまだにセブの幼稚園時代の親友です。
家に帰るとその子とずっとスマホで話してます。パパがご飯や宿題の時に止めるまでやめません。セブの友達や家族と話すときはもちろん英語です。
日本語とは打って変わって、英語だと機関銃のように喋りまくります。
そう、いまだに第一言語は英語なのです。
娘の英語力
現在のところ、日々一番接している言語も英語です。
妻とは英語で話すし、スマホで見るコンテンツも英語ばかり。日本のテレビは全然見ません。
会話はともかく、今は英語での教育を受けていないのに「読み書きできるのか?」と思いきや。いつの間にか英単語の読み書きも覚えていて、セブのお友達やお兄ちゃんとスマホでメッセージの交換をしたりしています。
英語の「絵本」はもう卒業していて、字がほとんどの本も読みこなせるようになっています。
例えば図書館で借りたこの本とか。

画像引用:『Malala: My Story of Standing Up for Girls' Rights MALALA』Malala Yousafzai著
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この本は、タリバン政権下で女性差別を受けたパキスタン女性が女性の権利について書いた本です。
日本人の英語初級者にもいい教材になりそうな本です。
英語の文章は割と平易でEもほとんど読みこなせますが、娘もこの本の文章はほとんど理解できていて音読も日本語より流暢に読んでいます。
驚きなのは、娘はこの1年は英語の勉強をほとんどしていなかったのに、ネイティブの小学生レベル以上と思われる文章をほとんど読めるようになっていたことです。
なるほど、生まれついてからずっと使っていた言語って、いつの間にか自然に伸びていくものなんですね。
すごい!
娘が2年生に!
娘がもし日本に移住せず、セブの小学校に通い続けていたら、昨年8月にはとっくに小学2年生。しかももうすぐ3年生に進級しようかという年齢です。
ということはつまり、Eの娘は実に1年6か月という長きにわたって「小学1年生」として過ごしてきたわけです。
第一言語である英語も成長し、外国語である日本語もかなりネイティブに近いレベルまで成長、というなんとも成果のあった1年半だったといえます。
ただ、算数はちょっと苦手。
こちらもパパEがフォローしていきます。

日本の寒~い冬も乗り越えました 撮影:E
まとめ
概ね順調に、毎日ハッピーに、日本の生活をエンジョイしているE家族です。
とりあえず娘の学校のことは心配なし。
次のステップとしては、妻の日本での職探しとなります。
こればかりは、妻の職場でEがフォローというわけにはいきませんから、妻が全て自力で乗り越える力を蓄える必要があります。
端的に言えば、もっと日本語を使いこなせるようにならなければ、ということです。
その先には、日本の永住ビザ取得も視野に入れています。
これからも派遣社員の家族の暮らしぶりについてレポートしていきます。
次回をお楽しみに!
