いよいよ夏です!
さて、様々な夏ならではの味覚がありますよね。
思いつくのは、冷麺、そうめん、スイカ、トウモロコシ、など。
そして夏に不可欠、なくてはならないのがビールに枝豆です!
ところでここ最近の物価高、夏の味覚にも影響を及ぼしています。
枝豆に関しては特に冷凍枝豆が高騰。
このままでは今までのようにビールのおつまみとして枝豆を思う存分味わうことが難しい。
そこで数年前から始めたのが家の庭での枝豆栽培だったのでした。
今回は、枝豆の家庭菜園での育て方やメリットをお伝えします。
Eと枝豆
Eは子供の頃からの枝豆好きで、食べ始めると止まらなくなるタチでした。
大人になってビールを嗜むようになるとさらに拍車がかかり、夏と言わず近年冷凍枝豆も美味しくなってきたことから「枝豆とビール」は年中晩酌の極上オプションのひとつとなっています。
古き良き時代の枝豆とE
枝豆ってやっぱり「夏に、枝からもいで、茹でて食べる」のが最もおいしい食べ方であることは間違いありません。
地方出身のEが子供の頃(30~40年前)食べていた枝豆はこうでした。
・農家のおばあちゃんが軽トラ、または大八車に採れた野菜を乗せて朝売りに来る
・母親が他野菜と一緒に枝豆も(大量に)買う
・夏休み中のEが大量の枝から枝豆をもぐ
・その晩は茹でたてを思う存分食べる
・残りを冷蔵庫に入れておいて翌日以降も食べる
という少年Eの夏はいつでも枝豆が食べられる「枝豆天国」状態でした。
茹でたてはもちろん美味しいし、冷蔵庫の冷えた枝豆も美味しいですよね。
近年の枝豆とE
枝からもぐとか茹でるなどの作業が面倒なEは、長いこと「冷凍枝豆を買って、解凍して食べる」のが主流となっていました。
もちろん冷凍という過程を経ない、茹でてそのままの枝豆は、冷凍には絶対にない風味があって最高なんですが、オールシーズン食べられる冷凍品も近年は充分美味しく食べられるようになりました。
価格ですが、ほんの4、5年前まではスーパーで300gほどの袋が150円くらいで買えていましたが、それが200円ほどになり、今年あたりからはひと袋300円近くする品も見かけます。
この値段だと「気軽にいつでも食べれる」という感覚ではなくなりますよね。
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冷凍枝豆はネットでまとめ買いだと比較的安いかも。
一方、生の枝豆はどうでしょうか?
近年、農家のおばあちゃんが朝野菜を売りに来る、という光景を見なくなりました。
スーパーに行けば、枝からもいだ状態の枝豆が袋に入って売られています。
が、これがまた高くて。冷凍ものとほぼ同量と思われる袋が冷凍の倍くらいの値段がします。
日本の近年の値上げ問題(プラス給料上がらず)って社会全体で起こっていることなわけです。
多くの食品が値上げりしている現状、主食ではなく、ビールのおつまみという嗜好品にはなかなか家計を割くのが難しいですよね。
そんな世情の中、枝豆好きを救う最善の手段が枝豆の家庭菜園なのでした!
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枝豆家庭菜園のきっかけ
Eが自宅の庭で枝豆の栽培を始めたきっかけは、妻でした。
フィリピンはセブに住む妻と娘は毎年、年に数か月を日本のEの自宅で過ごすのが恒例なんですが、4年前の2019年のことでした。
枝豆はEだけではなく、妻も当時1歳だった娘もみんな大好き。
普段は冷凍枝豆を基本としつつも、スーパーの生枝豆も茹でて食べたりも。
妻からしても「やっぱり生枝豆は格段に美味しい」となります。
そんなある日、100円ショップに行った時に妻が枝豆の種を売っているのを見つけました。
「家の庭に枝豆の種を植えてみよう」と妻。
妻の実家はセブ島の山間部で農業を営んでいます。親族も農業関係者が多いです。
妻も子供の頃から実家の農業を手伝っていました。
つまり、農作物の栽培には慣れています。
Eは妻からの提案を受けて「あ、その手があったか」と気づかされました。
正直、家庭菜園の経験がないEは、野菜だの枝豆だのを家の庭で育てるなんて「素人にはムリ」と決めつけていました。
ところが考えてみれば妻は農業経験者。
ド素人のEよりははるかに農作物栽培のノウハウがあるはず。
と、枝豆の種を買ってくると、妻がEの仕事中に家の庭の片隅で土を耕して蒔きました。たしか4月の終わり頃だったと思います。
同時に肥料も蒔きましたが、やはり100円ショップで買ったこんな感じのものでした。
価格:318円 |
すると、数日後に芽が出ました。
その後も見る見るうちに成長して、
雑草と間違えて除草してしまう、という悲劇を乗り越えつつ、
豆が実って収穫を迎え、
少量ではありましたが、家族で食べることができたのでした。
2019年の枝豆初収穫 撮影:妻J
コロナ禍のひとり枝豆栽培
E家族の枝豆元年はほんの数苗を食べれただけでした。
が、ホントに簡易的な栽培法で、実の大きさや量も農家が育てるものと比べると貧弱ではあるものの、香り豊かな枝豆の実がこれほど簡単に手に入るということがわかった以上、枝豆好きが枝豆栽培をしないわけがない。
さて翌年、2020年コロナ禍が始まる…
この年と翌年2021年はセブの家族が日本に来ることができませんでした。
あの時点でEも含めて、コロナ禍があれほど長引くと予想していた人はそんなにいなかったんじゃないでしょうか?
Eは家族と一緒に食べられることを信じて、ゴールデンウイークの休みに家の空きスペースを大幅に拡張。
土を耕して大量の枝豆の種を蒔きました。
この年、7月に大収穫を迎えるんですが、ある失敗をしています。
当時のこのTweetにもありますが失敗というのは、
ゴールデンウイークの開墾時に一気に種を蒔きすぎて、
しかもその後コロナが開けることがなく家族も日本に来れず、
収穫しても一人では食べきれなくなったのでした~
結果、とりあえず冷凍しておいて料理に使うなどしていたんですが、翌年からは時間差で種蒔きをするなどの工夫を凝らしていくのでした。
枝豆栽培の改善
翌年、枝豆栽培3年目は、4月中旬から7月初めにかけて少しづつ種蒔きをやっていきました。
品種も早生から中晩生までを組み合わせて、収穫時期が集中しないように常に少しずつ収穫して食べられるように工夫しました。
その翌年も家族は日本に来れなかったんですが、昨年2022年はコロナ禍が明けてようやく家族でひと夏枝豆を楽しめました。
毎年「もっと早く初収穫したい」との思いから、早めにプランターを使って家の中で発芽させたりするんですが、結局実が食べれる状態になるのはこの時期、7月初めです。
収穫時期って芽を出す早さでなく、その土地の気候でほぼ決まる?
今年2023年も初収穫は7月2日でした。
これでも過去最速ですね。
その後も続々と収穫。ビールと共に味わっています。
庭の枝豆畑 撮影:E
今年の試みとしては、秋口以降でも枝豆を楽しみたいので、収穫後のスペースで二毛作ができるようにトライしています。
過去に7月以降の酷暑期に種を蒔いてみたことがあるんですが、日中の乾燥がひどいせいか発芽ゼロだったことがあります。
今回はプランターで家の中で水分管理をして発芽させてから収穫後のスペースにプランターから植え替える、という作戦を遂行中です。
庭の枝豆スペースも当初からだいぶ拡大したんで朝夕の水やりは少し大変になってきています。
が、美味しい枝豆が食べられると思えば苦になりませんよね。
と、Eは枝豆のついでに他の野菜も育てるようになったんですが、枝豆は他の作物と比べると栽培は格段に簡単です。
一定の条件下(寒すぎない暑すぎない)で種を蒔きさえすれば発芽しないことはほとんどないし、発芽すれば多かれ少なかれ実をつけて食べられます。
そしてもちろん、冷凍品よりもはるかに美味しいです。
まとめ
意外と簡単だった枝豆栽培。
枝豆好きの人には是非おすすめです。
美味しくて節約できる、メリット満載です!
家に庭がある、庭はなくてもベランダならある、とりあえず土を用意できる、という枝豆好きなら是非試してもらいたいです。
これまで枝豆に便乗して他の野菜もいろいろと試してみたんで、育てやすい野菜、またはその逆など、自家栽培の体験談も今後語っていきたいと思います。
次回をお楽しみに!