50代派遣社員Eの妻は外国人。
昨年2024年に日本に移住し、今年の10月からパートでの就活を始め、来日1年半にして技能実習生として働いていたのと同じ、縫製工として働き始めました。
前回記事では、妻がハローワークを利用して面接にこぎつけ採用されることとなり、小学校の娘の放課後児童クラブの手配もなんとか初出勤に間に合う、というところまで語りました。
いよいよ妻の初出勤!
過去に働いていたこともある縫製業ですが、約10年のブランクがあります。日本語もまだまだ勉強中。
果たして問題なく働いていけるのでしょうか!
今回はシリーズ最終回です。
前回の記事です。
いよいよ初出勤!
さて初出勤の朝。
妻はいつもEより少し後に起床しますが、この日はだいぶ早起きしてお弁当を作っていました。
ちなみにEは昼休みにしっかり食べると必ず眠くなるので、スーパーのパン一個だけを食べます。それでも眠くなるので10分ほどうたた寝するのが職場でのデフォルトです。
Eは娘を学校に送り出した後、妻より先に仕事に向かいます。
職場の人たちと上手くやっていけるのか、日本語は大丈夫かと、めちゃめちゃ心配でしたがついていくわけにもいかず、妻の人間力を信じるしかありません。
にほんブログ村
初出勤の様子
昼の休憩に妻にいつものメッセージを送ります。
すると「今日はアイロンがけをやってるよ」との短い返信が。
とりあえず大丈夫そう。困り事やトラブルの内容ではなく安心するE。
仕事終わりにスマホを開くと妻のボイスメッセージが。
「仕事終わったよ。帰りまーす」と。
これがなんとも微妙な声色で初出勤が順調だったのかそうでなかったのか判断つかず。
家に帰ってみると妻はベッドにもぐりこんでいました。
「疲れたよ~」と妻。
ま、これは予想していました。
なにしろ10年近く外で働いていなかったわけだから。
Eでもお盆や正月などの長期休みの後の仕事はぐったりです。6時間労働とはいえそりゃ疲れるでしょ。

ところで、娘はこの日から学校が終わると妻が迎えに来るまで放課後児童クラブで過ごしました。
お友だちと遊べて「すっごく楽しかった♪」と大喜び。
学校の宿題も児童クラブで済ませてくるという。いい子♡
様子を聞くと、とりあえず他のパートの人について一日アイロンがけをしていたとのこと。
作業自体は簡単だけど、業務用のアイロンが重くて手や肩がかなりの疲労。
Eはてっきり、以前妻がやっていたようにミシンの作業をするものと思っていました。
二日目以降は?
翌朝、妻は起きるのがつらそうでしたが出勤します。
すると昼休みに妻からのメッセージが。
「この仕事もう疲れた」と。え、もう?
続いて「あなたがこの仕事をすすめるから」と、ややEを責める口調。
これも予想はしていました。
Eとしては、外国人の妻が最初の職場で上手くいかなかったとしても仕方がない、当たり前くらいに思っていました。
だから常々「合わなかったら辞めていいよ」とも言ってあります。
ちなみにE自身、10年ほど前に超ブラックな会社を退職してからは、合わない職場はなる早で辞めるということを心がけるようにしていて、二度ほど実践もしています。
家に帰ると妻は完全に不機嫌。
聞くと、アイロンばかりでミシンの仕事をさせてもらえず肩や手がつかれることの他に、案の定日本語が聞き取れず意思の疎通が困難なこともストレスだったよう。
これは始める前から妻も承知の上だったはず。
とはいえ心が折れるのもわかります。
Eは改めて「無理だったら辞めていいよ」とアドバイス。
が、妻もさすがに二日で音を上げるのも大人げないと、翌日も頑張って出勤します。
と、初出勤から2週間ほどはこんな日が続きました。

2か月経過の現在
やがて妻はミシンの作業も任されるようになってきます。
日本語についても、妻も職場の人たちもコミュニケーションの要領がつかめてきたのか、妻の愚痴も減っていきます。
Eも経験がありますが、一定の場所で長い間過ごすと、その場でよく使われる語彙に慣れてくるし、どの語彙を使えば相手が理解できるかもわかってくるため、お互いのコミュニケーションのコツをつかめてくるものです。
最近ではほぼミシンの作業が中心で、ミシンならベテランでもある妻は職場のリーダーから「なんでもすぐできるね」と褒められて喜んでいました。妻のスキルが重宝されているようです。
作業スピードも先輩たちに引けをとらないとのこと。
ただ、若い時のようには疲労が抜けないようで、最初ほどではないけど帰ると横になっています。
ここのところはEが新しい派遣先の契約がなかなか進まず家にいるので、家事全般を賄っています。
そんなわけで、出だしはつまづきましたが最近では特に問題もなく、ごく順調のようです。
まとめ
とりあえず日本語が不自由な妻が10年振りに日本で働き始め、最初の職場でそこそこ適応できてよかったです。
妻は昨年2024年2月に日本に移住して以来、当初思っていたのと違うことも多々あったんですが、壁にぶつかる度に持ち前の人間力で乗り越えてくれています。
それと妻、日本移住以来あちこちで人気者なんですよね。
かかりつけの内科医院に薬をもらいに久しぶりに通院するとなぜか受付の女性たちの歓迎を受けたり、今回のパート就職で娘が公文をやめた時も先生にハグされるなど。
このあたりも妻の人間力の一端なのかも。
これからも派遣社員E家族の日本での活躍について語っていきます。
次回をお楽しみに!
首・脚リクライニング座椅子(LC-B20 IC)【玄関先迄納品】 ニトリ 【創業祭期間限定価格:1/5まで】 価格:7690円 |
最近こたつ用にこの座椅子を買いました。
ネックレストがあって首のコリに優しく快適です。