家族の日本移住記 派遣社員の家族

外国人の妻がパートで就職したよ③ 就職決定、放課後児童クラブの準備を急げ!

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50代派遣社員Eの妻は外国人
昨年2024年に日本に移住し、今年の10月からパートでの就活を始め、来日1年半にして技能実習生として働いていたのと同じ、縫製工として働き始めました。

前回記事では妻がハローワークに登録し、二つの縫製工場を見学。
そのうちのひとつの会社の社長から「ぜひ来てね」との言葉をかけてもらったことから面接を受ける決意をした、というところまでを語りました。

妻はいよいよ面接、そして就職決定へとこぎつけるんですが、初出勤の前にやるべきことが。
そう、小学生の娘の放課後児童クラブの利用が必要となるのでした。

前回の記事です。

再びハローワークへ!

さて、面接する会社も決まりました。
面接の手配もハローワークの助けを借ります。
なにしろフィリピンはセブ島出身の妻は日本語がまだまだ未熟。応募先の社長は見学の時に妻の日本語レベルは概ね了解済みと思われますが、細かいやり取りは困難と思われます。

ありがたいことに、ハローワークでは面接希望者に代わって会社の採用担当(今回は社長)に電話して応募の意思を伝えてくれて、面接の日時を決めたり、必要書類の確認をしたりしてくれます。
ここで妻、またもEにハローワークについてきてもらいたいと。
Eはまたも仕事を1時間早退して妻と、学校が終わった娘と三人でハローワークに出向きました。

あいかわらず利用者がほとんどいない地方の午後5時台のハローワーク
対応してくれた職員は前回と同じ年配の男性。
まずはEが対応します。
「2社見学した結果、この会社を受けることにしました」と求人票を見せます。
職員の方はさっそく電話をして数日後に面接に出向くことが決まります。
必要書類は履歴書
履歴書はもうEがエクセルで作成済み。

帰り際に職員の方からこぶしを握って「がんばって!」と声を掛けてもらいました♪

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パート面接へ!

いよいよ面接の日
妻はかなり緊張していましたが、さすがに夫Eは面接にまではついて行けません。
果たして採用されるのでしょうか?

結果は仕事中に妻からのメッセージで知りました。
「初出勤が決まったよ♪」とのこと。
その初出勤というのが、面接から10日後になります。
まずは仕事が決まってよかった。

次に、娘の放課後児童クラブの登録を済ませなければなりません。

放課後児童クラブとは

「放課後児童クラブ」(以下「児童クラブ」)とは、児童福祉法によって設置された施設で、地域によっては「学童」と呼んでいるようです。
このような機能があります。

放課後に家に保護する親や祖父母などがいない家庭の子供を預かってくれる
②学校がある平日はもちろん、土曜日や長期休みも保護者がいない時間帯に預かってくれる
③学校の放課後に直で児童クラブに行くには登録が必要
④登録していない子供も帰宅後に遊びや学びの場として利用することができる

というもの。
娘はそれまでも、帰宅後にお友達と遊ぶために児童クラブに行ったことが何度かありました。学校から直で行くには登録が必要です。

E家庭も妻がパートで働くには小学二年生の娘を、学校から直で児童クラブで預かってもらわなければならなくなったでした。
この日からEは娘の児童クラブ登録手続きのためにに奔走することになります。

仕事が終わり帰宅したE。
妻に面接の様子について聞きます。
妻によるとあっさり決まったようで、条件面でもほぼ求人票にあった通り。

一日6時間労働で週5日勤務
いわゆるごく普通のパート勤務が決まりました。

児童クラブの準備

Eは翌日、仕事終わりに娘が通う小学校に隣接する児童クラブを訪れて、妻がパートで働く旨を伝え、児童クラブの登録について問い合わせたのでした。
なにしろ9日後には妻が仕事を始めるので時間がありません。

それによると、子供の父母や祖父母などの保護可能者が放課後に家に不在となる証明が必要とのこと。
申請の結果、承認が出るまでにどれくらいかかるか聞くと、通常2週間
それでは間に合わない。Eは児童クラブの職員に聞きます。
「9日後に働き始めるんでもっと早くしてもらえませんか?」と。
「提出する時にそう伝えます」との回答。

9日後に両親が働いて家にいなくなる児童がいて、ここに児童を預かる施設ががある。
これで手続き時間がかかるとやらの理由で、妻の出勤初日に預かってもらえないとしたら行政のシステム自体がおかしい、欠陥だろ、と思ったE。
絶対に妻の初出勤までに何とかするという決意を胸に、申込みに必要な書類一式をもらって帰りました。

初出勤に間に合ったのか?

申込み書類は、とにかく放課後に誰も娘を保護する人がいないことを証明するといった内容。
まず父親Eの側の祖父母はもう亡くなっています。
母、つまりEの妻側の祖父母はセブ島に住んでいて娘の保護は不可能。

次にEと妻が不在となる証明として、「就労証明書」が必要となります。
それぞれの会社側に記入してもらう必要があり、Eはさっそく妻の会社の社長に自ら電話して(妻が日本語でこの事情を伝えるのは不可能)働くにあたって児童クラブに提出する書類を書いてもらうよう依頼。
女性が多い会社なので社長も事情を知っていると見えて、すぐ承諾してくれました。
翌日妻に用紙を持って行ってもらいます。

翌日朝にEの派遣会社にメールして就労証明書の記入を依頼。仕事終わりに用紙を持参しました。
妻の方はその場で書いてもらえましたが、Eの派遣会社は遅い時間だったので翌日に渡せるとのこと。
他の申込書類は全て記入し、あとはEの就労証明書のみ

その次の日、妻の就職が決まって翌々日。初出勤まであと8日
仕事終わりにEはまず派遣会社に直行。記入してもらった就労証明書を受け取ったその足で児童クラブへ。児童クラブは最長で19時まで子供を預かってもらえます。誰か職員さんはいるはず。

職員さんに書類一式を確認してもらい、とにかく妻の初出勤に間に合うようにとお願いします。
「とりあえず伝えますけど、結果は何とも言えません」と職員さん。
Eは「暫定でもいいから預かってもらえるようお願いします」と念を押して家に帰りました。


それから3日ほど後に、仕事中に児童クラブからEのスマホに電話が入っていました。
休憩時間に折り返し電話を掛けます。
申込みの時の職員さんにつながり「書類上は問題ないので、初出勤の日から預かれます」と言われました。正式な決済はその後になると。

よし、これで問題なし!
Eの地元の行政システム、正常に回っているようで安心しました。

次の日、Eの仕事終わりに妻と娘と三人で児童館に出向き、詳細の説明を受けました。
出退室のカードの手配などは初日には間に合わないものの、妻の初出勤の日から児童館で預かってもらえることになりました。
妻が仕事の後で直で迎えに行くことになります。
娘もお友達と遊べるのでわくわくでした。

まとめ

そんなわけで、妻は無事パート就職を決め、娘の放課後も安心して過ごすことができる準備も整いました。
おかげさまで妻は今現在も就職した会社でがんばって働いているし、娘も学校は勉強が難しくて嫌いだけど児童クラブは楽しい、と喜んで児童クラブに通っています。学校の宿題も児童クラブで済ませてきます。
娘の児童クラブは1年生から3年生までの児童が登録可能ですが、推定3分の1くらいの児童が利用しているようです。

かくして就職を果たした妻、初出勤とその後の働きぶりはどうだったのでしょうか。
次回をお楽しみに!

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