50代派遣社員の資産形成シリーズ、恒例の年末投資成果の総括です。
新NISA開始の2024年。トータルすると日本株、米国株、ひいては金や暗号資産も大幅に値を上げた一年でした。
投資経験約10年の投資経済ド素人の派遣社員Eもなんとか波に乗り、過去最高の実現利益100万円超えを果たしました。
ここに派遣社員E、「万年ド素人投資家」から「素人投資家」へと、「万年ド」のつく名称からの卒業を宣言します!
その理由は、長年捨てきれなかったある「失敗必至のマインド」を転換することができたからでした。
今回もEの実際の利益額も大公開します!
※いつもの一言を。
Eは投資も経済も完全ド素人です。ベテラン投資家の方々の参考になる内容は多分ありません。ド素人でもこうすれば儲かる、こうすれば失敗するという参考になれば幸いです。
それと投資は徹頭徹尾、完全自己責任でお願いします!
一年前の大晦日の記事です。
2024年の派遣社員を取り巻く経済状況
まずは2024年の概況です。
投資歴が10年になろうかという派遣社員E。
これまでは損益でいうと、年間10~50万円の利益を出すか、昨年は十数万円の損失を出す、などといった「銀行口座に置いておくよりは儲かってよかったね」といった程度のささやかなものでした。
そして今年2024年は。様相が変化。
というのも、今年の前半は米国株、日本株ともに半導体銘柄を中心に絶好調。
6月から8月にかけての低迷があったものの、9~11月もまずまずの好況。
中でもアメリカの半導体メーカー「エヌビディア社」の株が大躍進。
そう、今年2024年前半のEはこれまでの投資規模を大幅に増やして、エヌビディア株を全力買いしました。
もちろん一介の派遣社員ですから、何千万円だとかいう額では全くありません。
一時はマイクロソフトを抜いて資産規模が世界一に躍り出るなど、歴史的な躍進で株価が爆上がりしたエヌビディア株。
とはいえ今年後半は株価上昇が鈍り、そこで利益確定してかなりの利益を出しました。
今年は新NISAが始まり、非課税枠が大幅に上がりましたが、2021年からNISAの投資信託の積立投資を続けていたE。
今年は米国株式(S&P500)も全世界株式も爆上がり。
もちろん、今年も積立を続けながら利益確定もして、かなりのプラスが出ました。
しかし、10年前にNISAの日本株個別銘柄取引で投資を始めたEですが、今年も日本株で苦労しました。
結論を言えば、日本株では20万円ほどの損失で終わりました。
とはいえ、これはあくまでも「実現損益」でのマイナスで、これまで積み重なった含み損、塩漬け株を米国株を中心に利益が出ているこの機会に損切りした結果でもあります。
この「塩漬け株の損切り」これこそが、Eがこれまでの「ド素人投資家」から卒業できたと自負する理由でもあります。
では、個別に解説します。
日本株
日本株は、日経平均株価が4万円を超えるなど(2024年の終値は39,894円)躍進しました。
が、Eの日本株の個別銘柄取引については、今年もある悪癖により損失も出しています。
米国株についてはごく順調に推移したので、その差が目立ちます。
そのEの悪癖とは、
押し目買いをしつこく追いすぎて最後に暴落する
というもの。
要するに、上昇傾向の株で押し目買い(下がったところで買って上がったところで売る)を繰り返し、最終的に暴落してそれまでの利益を失う、という現象です。
今年に関して言えば、6月の記事でも触れましたが【4425 Kudan】や【5216 倉元製作所】で痛い損失を被りました。
これを教訓に後半はひどい暴落が起こりにくい大型株の売買を心がけることで、やや損失を回復。
銘柄としては【7011 三菱重工】【9613 NTTデータグループ】(NTT本体とは別)などです。
その結果がこれ。
楽天証券の画面からです。
はい、【-208,127円】の損失。
ただ、この「損失金額合計 -745,279」という結果は長年放置し続けた塩漬け株をすべて放出した結果でもあります。というか今年日本株トータルで損失を出した理由のほとんどがこれです。
このタイミングでの塩漬け株の放出には二つの理由があります。
①塩漬け株を売って爆上がりしている株に投資すれば、損失を取り戻せるから
②特定口座での節税ができるから
長年含み損を引きずっているということは、その分の資金を眠らせているだけで働かせていない(利益を上げていない)ということ。
今年は特に、エヌビディア株などの明らかに爆上がりしている株の購入資金に振り分ければ、含み損を取り戻せるくらいの利益が見込めるのでした。
そう、これこそがEが投資歴10年にしてようやく「ド素人投資家」を卒業できた要因だったのでした。
特定口座の節税
そして節税。
今年始まった新NISAで久しぶりにNISA枠での個別銘柄取引を再開したわけですが、それでも240万円という成長投資枠は半年もしないうちに使い果たしてしまいます。
この今年の好況ではNISA枠外、特定口座での利益も結構出たわけです。
特定口座で利益が出ると、約20%の税金が引かれるんですが、年間トータルの利益に対して課税されるので(トータルで損失なら課税なし)、塩漬け株を売却して損失を確定させることで節税になる、というわけです。
数字で例を挙げて説明すると、
今年の特定口座でのトータルの利益が10万円になりそう。
↓
このままだと約20%の2万円が税金で引かれます。
↓
9万円の含み損がある塩漬け株を売却、9万円の損失を確定させます。
↓
トータルの利益が1万円に減りました。
↓
税金は1万円の約20%で2千円に。
【結果】
2万円-2千円=1万8千円が節税できました。
という仕組みです。
これにより、塩漬け株の売却分の資産を有望株に回し、それにより節税もできるという効果を得たのでした。
米国株
まず結果から行きましょう。
これです。
実現利益【677,132円】と、米国株の利益だけでもこれまでの年間最高利益を超えることができました。
この利益の半分はエヌビディア株によるものです。
その他、各種の株式情報に載っている有望株をつまみ食いしつつ、この額の利益に達することができました。
現在は、テスラ社の株が上昇中なので押し目買いを繰り返しているところです。
投資信託(つみたてNISA・つみたて投資枠)
NISA枠での投資信託の積立は、2023年までが「つみたてNISA」、2024年からは「NISAの積立投資枠」という名称の区別がありますが、ここでは一括して「つみたてNISA」と呼ぶことにします。
去年2023年までは年間の投資枠40万円を、3年間積立てるものの、一度も売却はしていませんでした。
投資先はほとんどがこれ。
①eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
②eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
どちらも今年は好調で、この二つの銘柄も爆上がり。
一部を売却したところこの利益が出ました。
と、【543,531円】の利益。
これにはここ数年のドル高(というか円安)も大きく貢献しています。
ここで「せっかくのNISA枠なんだから売却しないで持ち続ければもっと値上がりするのでは?」という疑問を持つかもですよね。
そこには事情がありました。
E家族、今年は妻と娘が日本に移住して同居。
そう、なにかと物入りでした。
娘の小学校入学に何かと準備にお金が。
そして妻が日本の運転免許証を取って新車を購入。
つまり、過去のつみたてNISAを切り崩して生活費に充てました~
そんなわけで今年の投資成績は、
日本株 ▲208,127円
米国株 677,132円
投資信託 543,531円
計 1,012,536円
やりました!
実現利益100万円超えです!
この他に配当金が年間約8万円など、これまでにない利益が出た1年でした!
まとめ
数字上の利益もそうですが、今年の最大の収穫は「資産を今一番効果のある所に使う」、そのためには「利益を生む可能性が低い銘柄は躊躇せずに売る」ができるようになったことなのかなと思っています。
今年後半、株価の伸びが頭打ちになったエヌビディア株をほとんど売却したのも、このマインドを身に着けたからこそできたのでした。
その意味では、来年狙うべきは暗号資産。
年明け、まずは今ある株式の資産をビットコインなどの暗号資産に移していくという作業が待っています。
なぜEが今、暗号資産に参入したのかは過去記事でも語っていますので是非。
来年はビットコイン爆上がりしてくれ~
すくなくとも倍増を~
今後も「素人派遣投資家E」の資産形成についてレポートします。
次回をお楽しみに!
Eの暗号資産投資への参入についての過去記事です ↑↑