押し迫ってきました2025年末。
クリスマスも終わり後は年の瀬を迎えるだけ。寒い冬はやっぱり家で映画にドラマですよね。
と、忘れていませんか？
青少年の頃はあんなに好きだったのに、大人になるとすっかりマンガもアニメも観なくなるという人も多いことでしょう。実はＥもその一人です。
休みの日にはネトフリ廃人のＥもやはり観るのは映画やドラマが中心ですが、時折おすすめに出てくるアニメをクリックしたりします。
日本のアニメはやはり質が高く、中にはハマって最後まで楽しんだ作品も多くあります。
今回は、そんないい大人のＥを魅了したアニメ作品を三つ紹介します！
前回のNetflixおすすめ記事です。
2025年末のおすすめアニメ作品３選
動画配信サービスのNetflix。
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Netflixでは国内外のアニメ作品も数多く配信しています。
正直50代半ばで、いい大人のＥは「ワンピース」だとか「鬼滅の刃」といった、もろに少年向けのアニメはさすがに面白いとは思えません。
が、もちろん大人も楽しめる上質なアニメは多くあります。
これがＥのNetflixおすすめアニメ作品３選です！
①推しの子（2024 日本）
②チ。－地球の運動について（2024 日本）
③ブルーアイ・サムライ（2023 アメリカ）
それでは解説します。
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①『推しの子』
え、50過ぎたおっさんが「推しの子」なんて見てるの？ヤバくない？
と、思った人もいるかと思います。
そ、自分でも驚きです。
が、この国民的アニメ（原作はマンガ）、50代のおっさんが観ても十分楽しめる作品です。
ちなみにＥは原作マンガは１巻しか読んでいません。
アニメはNetflixで配信されている第二期まで観ましたが、来月2026年1月14日から始まる第三期を心待ちにしているところです。
第三期はテレビ放送もされます。過去のエピソードもNetflix、アマゾンプライム他で視聴可能です。
この作品はテーマソング、YOASOBIの「アイドル」が2023年に大ヒットするなど、今やその人気は国民的となりつつあります。
Ｅがこの作品を観たきっかけは、小学生の娘の日本語の勉強のため（外国籍です）テーマソング「アイドル」が大好きな娘に「推しの子」のマンガ第１巻を買ってあげたことでした。
この１巻をパパＥも読んでみたら先入観が崩壊。完全にハマったというわけです。
Ｅがそうであったようにこのアニメはその少女漫画タッチの絵柄やテーマソングなど、シリアスさと無縁のイメージが「いい大人」たちを遠ざけていると言えます。
そう、この「推しの子」はれっきとしたシリアスな社会派ミステリ作品なのです。
ストーリーの概要です。
活動休止中のアイドルグループ「Ｂ小町」のセンター、星野アイが隠れて双子を出産。その時、彼女の主治医のゴローは何者かに殺され、なぜかアイの子供の星野アクアとして転生する。その後アイも芸能界に復帰するが、子供がいることを知ったファンの逆恨みで殺されてしまう。成長したアクアはアイが殺された原因を探るようになる。
といったもの。
なんと、「推しの子」といえば作中のアイドル「星野アイ」を各種宣材で多く見かけますが、マンガ第１巻で早くも過去の人となってしまうのでした。
作品の魅力
「転生」という超常現象が物語のカギとなるのはなるほどマンガっぽいですが、謎が小出しで明らかになっていくというミステリ作品の定番が展開されます。
そう、Ｅはこのパターンのミステリが大好き。１巻を読んだだけでハマってしまったのです。
決してアイドルを取り巻くドタバタ恋愛喜劇という内容ではありません（その要素もなくはない）。
また、現代のアイドルを取り巻く芸能界の裏事情が垣間見れるのも興味深いです。
ちなみに、マンガは全16巻で完結。実写版映画は2024年に公開されました。
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アニメ版は初回（1時間22分）を除いて１話が約25分。これまでの過去作が24話あります。もうすぐ始まる第三期も待ちきれません。
世の中高年男性もぜひ観てみてください！
②『チ。－地球の運動について』
こちらもマンガが原作のアニメです。
もうタイトルからしてシリアスですよね。
そう、これは15世紀ヨーロッパの「地動説」を巡る時代の葛藤を描いたストーリーです。
ちなみに、調べたところ登場人物やエピソードはほとんどがフィクションだそう。
ストーリー概要です。
秀才ラファルは天文学に取りつかれているが周囲の圧力により大学では神学を学ぶ。あるきっかけで異端思想である「地動説」に出会い、真実の探求心が抑えられない結果、異端審問官ノヴァクに処刑される。後年、地動説をめぐり歴史の裏で真実を追究する者たちと教会の権威との間の数十年にまたがる争いが繰り広げられるのであった。
というもの。
そう、この作品は徹頭徹尾シリアスな大人のアニメです。
作品の魅力
この作品の最大の魅力は地動説の真実を追究する勢力と、「地球が世界の中心」とする聖書の記述にもとづいた天動説を守らんとする教会勢力との、血も流れる迫真のバトルです。
物語の雰囲気として、登場人物のセリフにやたらと文学的なレトリックが多用されていて、なるほど宗教的というか哲学的な匂いを漂わせています。
現代の我々観る側としては、この物語の後に天動説はコペルニクスやガリレオらによって実証されていく歴史を知っているだけに、「どうしてこんなに理にかなった当たり前の真実が否定されるんだ」とヤキモキさせられるわけです。
この壁紙はこちらの公式サイトからダウンロードできます。
もう一つの魅力が、我々日本人にとって理解の浅い「ヨーロッパ近世」の時代感覚に（時代考証がどれほど正確なのかは不明ながら）触れることができるところです。
まだまだカトリックの教会権力が絶対的だった時代。星の動きを観測するにも人目を忍ばなければならなかったなんて、なかなか想像できないですよね。
物語はほぼフィクションですが、知らずに観ていたＥが「これってもしかして史実？」と疑ってしまうほどリアリティを感じる作品でした。
ちなみにタイトルの「チ。」には地動説の「地」の他に「知」や「血」などの意味もあるようです。
こちらもマンガは全８巻で完結しています。
アニメは１話25分で25話が楽しめます。
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③『ブルーアイ・サムライ』
時代背景は江戸時代初期。
主人公は「サムライ」ですが、このアニメ作品はアメリカで製作されたもので、製作スタッフもほぼ外国人のようです。
しかも主人公の青い目を持つ「サムライ」が実は女性、白人との混血という奇想天外な設定。
ま、日本でも将軍が女性で男性の大奥、という奇抜な設定の作品が人気を博しているくらいだから驚くほどではないですよね。
ストーリー概要です。
白人との混血ミズは男として育てられるがその異国の容貌により社会からつまはじきにされてきた。やがて剣士となり自分と母親を捨てた父親への復讐に燃え、父親であると考えられる４人の白人を追う。その一人ファウラーを標的に敵との闘いの幕が開けるのであった。
というもの。
不遇な生い立ちを持つミズは全てを復讐に捧げます。サムライムービーならではの迫真のアクションシーンも楽しめます。
このNetflix作品は年齢制限18歳以上。暴力も性表現も満載の完全なる大人のアニメです。
作品の魅力
この作品では全編で神妙なBGMが流れ、ミズの清廉な復讐心を表現していると思われます。
作中には徳川家の将軍が登場するなどのリアルもちりばめられていますが、明暦の大火などの史実と絡めたフィクションもあり。
Ｅは始めは「なぜそこまで父親への復讐にこだわる」と思っていたものの、途中から全力でミズに感情移入している自分に気付きます。
外国人視点の時代劇でありながら、風景も人物描写も日本人が観ても違和感のない仕上がりになっています。
シーズン１は１話が35～62分で８話まであります。
恐らく舞台を欧州に移すであろうシーズン２も来年2026年にNetflixにて公開されるとのこと。
今から楽しみです！
まとめ
大人になると「アニメは子供向け」との先入観で敬遠してしまうことってありますよね。Ｅ自身そんな面がありました。
娘のためにあの一冊のマンガを買っていなかったら「推しの子」という大人も楽しめる傑作アニメに出会うことはなかったでしょう。
最近では「ゾン100」「九龍ジェネリックロマンス」「タコピーの原罪」などをNetflixで観ましたが、今回紹介した３作には及ばないまでも、十分に大人が楽しめる作品でした。
世界に誇る日本のアニメ、これからも目が離せません。
目下失業状態のネトフリ廃人Ｅが、今後もNetflixの傑作作品を紹介していきます。
次回をお楽しみに！
