7月末に人生初の派遣切りに遭い、新たな派遣先で働き始めて2か月以上が経ちました。
この新しい職場に決まるまでの経緯は前回までの記事で紹介しました。
8月上旬に働き始め、お盆を挟んだり妻の地元のセブに帰省したりしているんで10月下旬の現在でおよそ2か月。
今回は新たな職場についてレポートします。
3回の時給アップを実現させた前派遣先の時給が、現派遣先ではほぼリセットされるというデメリットを除けば様々なメリットがあった今回の派遣先変更。
実際の職場ではどうだったのでしょうか。
前回の記事です。
新派遣先で初出勤
猛暑の8月上旬、初出勤。
出勤時間の少し前に派遣先の工場前で、派遣会社の担当と待ち合わせ。
担当の後に続いて従業員玄関を入ると、小部屋に案内されて他の同じ日に入職する派遣社員と一緒に人事の人からの概要説明を聞きます。
ところで前回記事でも紹介しましたが、会社見学の時点ですでにこの工場で働く上でのメリットがいくつか半径しています。
これです。
①前派遣先よりやや家に近い
②駐車場が工場のすぐ前
③作業場にウォーターサーバーがある
④休憩所にドリンクディスペンサーがある
⑤ブラックでない
やや家から近くなって、これまで前派遣社員では派遣社員の駐車場が離れたところにあったけど、現在は工場のすぐ前になることで通勤時間が5~10分短縮されます。
現派遣先ではウォーターサーバーやドリンクディスペンサーがあるおかげで、職場で飲む水やコーヒーを調達する手間と費用が省けます。
10月に妻と娘の実家のセブ島に帰省するのに1週間はど休むことも会社見学の時に伝えて、採用担当からも了承済み。
あとは実際に働いてみてどうか、を確認するのみ。
実際どうだった?
この初日の概要説明で新たにわかったことがこれ。
①Eの配属される部署のエリアでは簡易的なクリーン服を着る
②マスクも必須
③そのエリアだけ気温が常に20℃前後
クリーン服やマスクは、過去の派遣先工場で経験がありますが面倒。
工場見学でもEの働くエリアは涼しいということには気づいていましたが、工程の必要上気温が常に20℃前後に管理されています。
しかも、このエリアだけ。
これ、猛暑の夏に働く上でこの上ない好環境でした。
地球温暖化が進み、暑くなる日本。
昔は日本の夏もそこまで暑くなく、夏はむしろ暑いほうがいいと思っていたくらいだったものの、年々夏の疲労が深刻化していくE。
これまでの職場でももちろんエアコンが効いているとはいえ、一般的にもせいぜい25℃くらいですよね。
25℃って忙しく働いて体を動かしていると結構暑さを感じます。
朝起きると猛暑の中を通勤して、このエリアに入るとひんやりとした空気の中へ。
これ、猛暑の夏に疲労を大きく軽減させてくれました。
どんな工場?
この地方工場全体では100人以上が働いていますが、Eの働くセクションは派遣社員がEを含めて派遣社員が3人と、社員が1人だけです。
当然作業をするのが派遣社員、生産計画を立てたり製品チェックをするのが社員。
この工場では、一つの製品、一つの型だけ、を製造しています。
工場全体がその製品を製造するための製造ラインとなっていて、Eの働くセクションはそのほんの一部です。
生産数がときどき増減するだけで、毎日毎日同じ製品を製造しています。
3人の派遣社員は、区切られたエリアにずらりと並ぶ大型の機器を操作したり、機器に投入する製品をセットしたり、機器が加工した製品をチェックします。
毎日同じことをやるので当然、すぐ慣れます。
そして2か月以上経過した今、Eはもう飽きはじめています。
と、前派遣先と比べると圧倒的に単純な作業に終始する職場だったのでした。
それはつまり、前派遣先のように、派遣契約にはない仕事を覚えまくって時給交渉をして収入アップということもかなり困難ということになります。
ま、自力ではどうにもならないことでもあるし、単純作業で日々をやり過ごすのもありかなと。
ところで職場って最終、人間関係が大事ですよね。
では、一緒に働く人たちはどうだったのでしょうか?
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職場の人間関係は?
いくら鉄のメンタルを持つEといえども、いやな人がいる職場で開日働くのはさすがにハードです。
まず上司となる社員、ナイトウさん。
多分三十代後半?
一言でいうと極めて真面目。
しかもフェア。
常に感情を表に出すことなく、かといって冷たい感じでもなく、相手が誰であろうと礼を失することなく対応します。
上司としてこれ以上ない人物です。
そしてベテラン派遣のタツカワさん。
50代半ばのEより5歳ほど年上のベテラン派遣。
この派遣先で3年超。これまでも数多くの派遣先を渡り歩いてきたよう。
動作やしゃべり方もだいぶおじいちゃん感が強いんですが、なぜか仕事が速い。
歩きも手の動きもスローなんですが、てきぱき動くEと比べても作業スピードが変わらない、いやむしろ速い。
合気道の大家がわずかな動きで相手の攻撃をかわして攻撃に転ずる。
そんな様子を思わせる派遣の大家がタツカワさんでした。
タツカワさんは基本無口で物静かなんですが、Eがミスしたり、ミスしそうになっているときなど、そっと手を差し伸べてくれます。
最高の先輩派遣なのでした。
もう一人、Eより3週間ほど後に入ってきた派遣社員オオタキさん。
これまたEより二つほど年上。
なんでも以前酒屋の配達の仕事をしていて、そのせいでだいぶ背中が曲がってしまったとのこと。
そのせいでオオタキさんも歩き方がおじいちゃん。
オオタキさんもいくつかの派遣先を渡り歩いてきたせいか、仕事の覚えは早い。
作業スピードも平均以上。
とはいえ、Eやタツカワさんのように早業で作業できるとまではいかないよう。
そしてオオタキさん、基本腰が低くて年下のEにも丁寧。
そして無口。
前派遣先でEは、だいぶ年下の同僚派遣社員オカダくんとしゃべくりながら面白おかしく働いていたんですが、打って変わって日々静かに働いています。
と、この大人すぎる3人の人間関係に何の問題もなし。
中高年の派遣社員3人で、日々穏やかに同じ作業をこなしています。
まとめ
そんなわけで今回の派遣先、Eにとっては大当たりでした。
まず温度環境が最高。
水やお茶やコーヒーが提供されるという、福利厚生も良好。
作業は簡単で毎日同じことの繰り返し。懸念はEの「飽き」だけ。
そして人間関係も問題なし。
ただひとつ問題があってこの派遣契約、いつまで続くかわからない。
生産計画によって派遣社員の数が、いつで調整されるかわからない、ということです。
再び派遣切りに遭う可能性も高い?
これについてはまた後日語ります。
次回をお楽しみに!