素人投資家、50代派遣社員Eの暗号資産シリーズです。
約半年前の2024年11月、満を持して暗号資産ビットコインの購入に踏み切った派遣社員E。
トランプ氏のアメリカ大統領当選が暗号資産投資の参入のきっかけだったわけなんですが、その後のビットコインやその他の暗号資産の値動きはどうだったのでしょうか?
正直この半年、期待していた「爆上がり」はなく、Eの資産も増えていません。
今回はこれまでの動向と、Eの今後の暗号資産運用計画について語ります。
※今回もお断りしておきますが、Eは投資も経済も素人です。ベテラン投資家の方々の参考になる内容はありません。素人でもこうすれば儲かる、こうすれば失敗するという参考になれば幸いです。
それと投資は徹頭徹尾、完全自己責任でお願いします!
前回の記事です。
これまでの経緯
Eの暗号資産に係るこれまでの経緯です。
①2022年1月 ビットコイン購入のため、楽天ウォレットにてアカウント作成
②しかし、その後長きにわたってビットコイン購入を躊躇する
③2024年11月5日 トランプ氏が次期アメリカ大統領に当選
④同日、ビットコインが爆上がり。史上最高値を記録。その後も価格上昇
⑤11月17日 最初のビットコイン購入。0.007ビットコイン(約10万円)を購入
⑥その後、ビットコインを買い増し。
⑦以降、イーサリアム(ETH)も購入。
⑧他、リップル(XRP)、ドージコイン(DOGE)、ソラナ(SOL)を少額購入。
と、ここまでは概要ですが、そもそもなぜ、2024年11月というタイミングでEが暗号資産の購入に踏み切ったのかも、過去記事で語っています。
トランプ次期大統領は選挙運動中に「ビットコインを国家戦略的な準備金に充てる」と発言。
そして激しい選挙戦の末、2024年11月に当選を果たしたから。
です。
トランプ氏の大統領就任によって、アメリカ政府がビットコインを国家準備金に充てる、要するに「アメリカが大量のビットコインをはじめとする暗号資産を購入する」ことが確実視されたわけです。
だからこそ、トランプ氏当選と同時に暗号資産価格が爆上がり。Eも暗号資産購入に踏み切ったというわけでした。
前回記事の2024年12月中旬時点での、Eの暗号資産保有量がこれでした。
コイン名 | 保有数 | 円換算(概算) |
ビットコイン | 0.027 BTC | 41.2万円 |
イーサリアム | 0.35 ETH | 20.4万円 |
リップル | 35 XRP | 1.3万円 |
と、2025年1月のトランプ大統領就任以前の話です。
この時点では、計60万円を「GMOコイン」の口座に入金し、ほぼ全額を暗号資産に充てました。
資産合計で円換算62.9万円、約3万円の利益が出ていたことがわかります。
では、この後何が起こって、暗号資産価格はどう推移して、Eの資産はどうなったのでしょうか?

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現在の暗号資産の取引状況
まず、今現在のEの暗号資産の取引状況についてです。
トランプ大統領就任以来、ある程度の価格の浮き沈みはあるものの短いスパンではなかなか目立った値動きがないのが最近の市場の概要ですが、Eは主にビットコインで少しでも利益を出そうと少ない値幅の中で売買を繰り返しています。
例えば「0.005ビットコイン」を「1ビットコイン=15,000,000円」で買って「15,500,000円」で売る、とE売った具合に。
これだと「75,000円」で買って「77,500円」で売り「2,500円」の利益を出す、というかなりちまちました取引だと思うことでしょう。

現在ビットコインを含む主要暗号資産は、大きな値動きがないいわゆるレンジ相場。
期待していたトランプ大統領による「暗号資産を連邦準備金に」という動きももう少し先になる模様(「8月では?」との説もありますが果たして…)。
この状況ではEもなけなしの余裕資産を暗号資産に大きくつぎ込むタイミングではまだない、との判断をしています。
では、Eは現在暗号資産をいくら保有しているのか、どの暗号資産にいくら投資しているのか?
現在の暗号資産の保有額
Eの、この記事を書いている今現在(2025年5月25日)の暗号資産保有額がこれです。
価格は刻一刻と動きますが、ひとまずこの瞬間で切り取ります。
コイン名 | 保有数 | 円換算(概算) |
ビットコイン | 0.05 BTC | 75.8万円 |
イーサリアム | 0.4042 ETH | 14.3万円 |
エックスアールピー | 100 XRP | 3.2万円 |
ドージコイン | 200 DOGE | 0.6万円 |
ソラナ | 2.5388 SOL | 6.1万円 |
現在の総保有額が約100万円。
この他、口座には入金済みの日本円が約32.67万円あります。
ちなみにこれまでの総入金額は140万円です。

画像:GMOコインアカウント
ところで、Eが暗号資産をアカウントを持っているGMOコインのサイトでは、平均取得価額と実現損益が表示されないんですが、これってEがサイトの操作方法をわかっていないだけ?
平均取得価額がわからないと取引しずらいんですが、さすがに自分でエクセルを使って計算フォーマットを作るなどは面倒なのでやってません。平均取得価額と実現損益が不明、というか体感のまま取引しているのが現状です。と
ネットで探せばあるのかな?それも面倒で検索とかしてません。
これまでにGMOコインのアカウントに入金した総額が140万円であることは、さすがにわかっているので、現在の損益額は明白です。
これです。
時価評価総額 = 1,328,685円
(内訳)日本円 = 326,205円
暗号資産現物 =1 ,002,480円
総入金額 140円 ー 時価評価総額 132.8万円= 7.2万円
含み損:7.2万円

画像:GMOコインアカウント
というわけで、7.2万円の含み損の状態です。
次に個別コインの状況です。
①ビットコインは、3~4月に1ビットコイン1,200万円前後まで下落したものの、ここ1週間ほどは1月に記録した過去最高値の水準の、1,500円台に戻ってきた。
②ビットコインに関してはこれまで数百円から数千円台の利益幅で押し目買いを何度も繰り返してきた。
③よってビットコインはトータルで数万円の利益を出してきている、はず(なにしろ平均取得価額と実現損益が不明)。
④イーサリアム、エックスアールピー、ドージコイン、ソラナは主に12~1月頃に購入したが、その後の下落が大きい。特にイーサリアムの下落がひどく、一時は購入額の半値以下にまで下がった。
ここのところ回復しているが含み損を出している、はず。
こうしてみると、ビットコインはいまだに爆上げには至っていないものの、いったん下落して買い場を作ってくれたことで結果的に順調。
その他アルトコインは下落から回復してはいるものの含み損。全体で含み損を出している最大の要因が保有数の多いイーサリアム、と言えます。
ここ半年の暗号資産の動向
これがここ半年のビットコインの値動きです。
Eの暗号資産はほとんどがビットコイン。来たる爆上げに向けて保有額を増やそうと考えているものビットコイン。
そもそもEが昨年11月に満を持して暗号資産保有に踏み切った最大の理由は「トランプ大統領が暗号資産を国家準備金にする」という当選前の言葉に期待したから、なのでした。
が、大統領就任演説では暗号資産に関する話題はなし。
ここまで関税強化の話題には事欠かないものの暗号資産の動きは聞こえてこない。
とはいえ暗号資産の準備金の話、一部実現してはいるんです。
アメリカの暗号資産準備金の状況
まずもって、アメリカのいくつかの州ではすでにビットコインを州の準備金とする法案が通っているようです。
ここ最近のアメリカでの暗号資産の準備金化についてまとめた、あるウェブページが参考になります。
⇒ Coin Post「ビットコイン準備金とは | 米国・各州の法案動向まとめ」
一方、連邦政府も動きがあって、トランプ大統領は3月に「押収した資産を保有するためのビットコイン戦略的準備金(Bitcoin Strategic Reserve)を設立する」という大統領令に署名しています。
「え、いよいよ爆上がり!」と思いますよね。
が、この時一瞬ビットコイン価格は上がったんですがすぐに元の値に戻ってしまいました。
それもそのはず犯罪者から「押収した資産」である暗号資産を政府の準備金にしたに過ぎず、市場に出回っているビットコインの流通量に変化はないわけです。
Eが持っていたイメージがこれです。
アメリカ政府がビットコインを新たに購入して準備金にする。なにしろアメリカ政府の準備金なんだから莫大な額を購入するはず。よってビットコイン価格はとんでもない爆上がりをする。
という構図。
これ、夢物語ではないですよね?
だからこそ、トランプ大統領が当選した時にあの爆上げがあったわけですよね?
アメリカの関税強化による下落
逆に、トランプ大統領による関税強化によって暗号資産価格は一時大きく下落しました。
最大で30万円ほどの含み損を出した時期もあります。
ここのところトランプ大統領による関税合戦も落ち着きを見せ、株式も暗号資産も値を戻してきています。
トランプ大統領の関税政策は、まさに朝令暮改で日々方針がコロコロ変わりましたよね。
株式市場もそうでしたが、ビットコインをはじめとする暗号資産も大きく下落しました。
暗号資産の価格が、株式市場と概ね連動することは知っていたので、アメリカの明日の関税政策がどうなるか政治経済の専門家でも読めない状況で、素人のEは動けませんでした。
「今考えれば」あの時に全力投資すればよかった、という場面はこれまで投資をやってきて何度もありました。
ただ今回はそれは通用しませんでしたよね。
トランプ大統領という「合理性」とか「前例」とかが通用しない存在に市場が翻弄される中で動くことはリスクしかありません。
Eが投資に関する情報源のほとんどといってもいいYouTubeチャンネル『NOBU塾』のNOBUさんも常々「この後どうなるかわからない状況では動いてはいけない」と言っていますし、経験上Eもそう思います。
そこでEが取ったのが、数百円数千円単位の細かい取引でわずかでもいいから利益を出す、というか含み損を取り戻す、という手でした。
YouTubeチャンネル『NOBU塾」の最新ライブ動画です。
とはいえ下落時は、少し不安になっている自分もいました。
そのせいで、前回記事の昨年12月時点ではビットコインをはじめその他暗号資産にもっと資金を投入する予定で、記事内でも予定額を発表していましたが、その後躊躇して予定の半分も購入していません。
もちろん、来たる爆上がりに乗り遅れてはならない、という危機感もあるのでそろそろ買い集めるべきかな、と。
暗号資産の口座を作っておきながら最初のビットコイン購入まで2年も躊躇した時のように、相変わらず暗号資産に関しては慎重すぎるEでした。

暗号資産投資半年わかったこと
暗号資産、ビットコインを初めて購入して半年経過。
まだまだ暗号資産についてはビギナーですが、半年間動きを観察し、体感してわかったことはいくつかあります。
①株式投資とは違い、価格が上下する材料が少ない。
②株式投資同様に、素人にはよくわからない理由で価格が動く。
③過去のチャートを見ても「爆上がり」には長い待ち時間がある。
ということです。
暗号資産の国家準備金の政策が進めば爆上がり確実で、昨今の関税政策による影響などどこ吹く風となる、はず。
それまではひたすら「待つ」ということが肝心なのでしょうか?
まとめ
アメリカの連邦政府による暗号資産国家準備金の政策は各種ニュースによれば着々と進展してははいるようです。
誕生以来、何度か強烈な爆上がりを経てきた暗号資産ですが、そうそう頻繁に爆上がりがあったわけではないことは、理屈ではわかっています。
が、よそを見ると、米国株や日本株が大きく値を戻したり、株価低迷で全て売却してしまった「NTTデータ社」の株が親会社のNTTによるTOBで突然千円近く爆上がりしたり(なのでNTT社の株は若干買いました)。
なかなか上がらない暗号資産を横目に、よさげなニュースが通り過ぎていきます。
すると「もうしばらくは株式資産で持っておこうか」となるわけです。
暗号資産投資には、それなりの精神修養が必要だと思い知らされる昨今のEでした。
今後も派遣社員の暗号資産投資の状況をお伝えしていきます。
次回をお楽しみに!
