作品紹介

【2025最新】派遣社員のNetflix おすすめドキュメンタリー3選 GW終盤は現代史に触れろ!

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2025年のGWもいよいよ終盤
帰省やイベントも終わり、残りのGWをゆったり過ごそうという人も多いかと思います。
そんな時のお供は現代なら動画配信サービスですよね。

派遣社員EもGWはネトフリ廃人と化しています。
そんなわけで、前回記事に続きNetflixのおすすめ動画を紹介します。
今回は映画やドラマではなく、現代史を紐解く良質なドキュメンタリー作品3選です。

Netflixおすすめドラマについての前回記事です。

GW終盤おすすめドキュメンタリー3選

さて、世界的に広いシェアを誇る動画配信サービスNetflix
ひとつのアカウントで家族5人まで視聴できるため、フィリピンのセブと日本で家族がちょうど5人のE家族はそろってNetflixユーザーです。

動画配信サービスと言えば、まず思い浮かぶコンテンツは映画にドラマ
ですが、例えば音楽ライブの動画やバラエティ、それに今回紹介するドキュメンタリーなども観ることができます。

「事実は小説より奇なり」と言いますが歴史的事件、ノンフィクションを上手く編集すれば、ドキュメンタリー作品は映画やドラマ以上の興奮をもたらすものです。
今回紹介するNetflixドキュメンタリーは誰もが知る事件、戦争、人物にスポットを当てたものです。
歴史の授業で学んだ、ニュースでさんざん流れてきた、報道の詳細な経緯や人物の人となり、残された資料などを改めてみると驚愕の連続です。

では、これがGW終盤におすすめのNetflixドキュメンタリー3選です。

THE DAYS(2023 日本)

ターニング・ポイント:ベトナム戦争(2025 アメリカ)

逃亡者 カルロス・ゴーン 数奇な人生(2022 アメリカ)

では、解説します。

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THE DAYS

シンプルな題名ですが、この作品は2011年の東日本大震災による福島第一原子力発電所事故の発生から収束までの一部始終を描いたドキュメンタリードラマです。

当時、福島第一原発の現場で指揮をとった吉田所長を役所広司さん、原発職員役に竹野内豊さん小林薫さんなど、日本人ならおなじみの俳優さんたちが登場します。

画像引用:Netflix『The Days』

作品の魅力

震災当時に大人だった人は、当時の原発事故のいきさつについてニュース等で概ね理解していることと思いますが、改めて時系列順に観てみると、かなり記憶が曖昧になっていることに気づかされます。
それに何より、映像で現場の様子を見ると「一応は収束した」という結果を知っているのに、やっぱりハラハラします

当時原発の敷地内で、原子炉が爆発しないために、日本の半分が人の住めない場所にならないために、いかに現場の作業員たちが知恵を絞り、危険を冒して日本を守ってくれたのかを知ることができ、改めて感謝に堪えません。
それまで原発に無関心だった自分に反省しきりです。

ところでこのドラマ、意図的でしょうが非常にスローペースで静かに話が進みます。
EはNetflix作品を観る時に「1.25倍速」で観ることも多いですが、このドラマに関しては大部分を「1.5倍速」で観ました。
全6話(1話60分前後)、残りのGWに全部観終えられる、かな。

ところで吉田所長役の役所広司さん、感情を抑えた穏やかな人物像を演じています。
このドラマとよく比較される映画『Fukushima 50』の吉田所長役、渡辺謙さんはやたらと怒鳴ったりイライラしたり、感情を露わにしていて対照的です。
果たしてどちらが実際の故吉田所長に近かったのでしょう。

映画『Fukushima 50』もNetflixで観ることができます。
そちらなら映画なのですぐ観終わります。

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この本が作品の元ネタだそうです。

ターニング・ポイント:ベトナム戦争

この『ターニング・ポイント:ベトナム戦争』1955年から1975年に起こった元々は南北ベトナムの内戦で、アメリカが南ベトナムに加担することで泥沼化した20世紀の汚点ともいえるベトナム戦争を、時系列順に詳細にわたって全貌を描いたドキュメンタリーです。

『ターニング・ポイント』とはシリーズになっていて現在のところ全3作あり、他に911同時多発テロ核兵器と東西冷戦についての回があります(まだ観てません)。
この作品「ベトナム戦争」はつい最近公開になったばかりです。

画像引用:Netflix『ターニング・ポイント:ベトナム戦争』

作品の魅力

このドキュメンタリー作品には、多くの映像資料やインタビューが登場します。
いかにベトナム戦争が、いやベトナム内戦にアメリカが関与したことによってベトナムに壊滅的な被害を与え、多くの兵士や民間人(300万人とのこと)が死亡し、長く後世にわたって傷跡を残したががわかります。

おまけにこのドキュメンタリーを観ると、いかにベトナムがアメリカの為政者のご都合によって運命を左右され、被害を拡大させたかが明らかになり、激しい怒りを覚えることでしょう。

Eは現在50代半ばなので、幼少期にテレビでやたらとベトナム戦争のことをニュースでやっていたのを覚えているし、物心がついてからも『地獄の黙示録』『ランボー』などのベトナム戦争が背景となった映画を見たこともあります。

なんならEは2002年に実際にベトナムを訪れ、ホーチミンシティからハノイまで縦断の旅をしたこともあります。実に縦に長い国でした。ベトナム戦争博物館にも足を運びました。

2002年ベトナム メコン川にて(普通に右がE) 撮影:船乗り



旅行当時は当然ベトナム戦争についてある程度知識を仕入れておいたものですが、このNetflixドキュメンタリーの情報量は圧倒的で、しかも多くの映像を通して記憶にも残り、感情にも訴え、これまでより深くこの戦争について考えさせられます。

そしてですよ、さらに驚くことがアメリカという国がこれほどまでに政治的にも経済的、人命的にも敗北を喫しておきながら「歴史から学ばない国」としてイラク戦争やアフガン戦争で過ちを繰り返しているということ。
これが人間なんでしょうね。

全5話(1話70~80分)これも残りのGW、と次の週末あたりで全部観れるかもです。

逃亡者 カルロス・ゴーン 数奇な人生

こちらはシリーズものではなく1本完結
『逃亡者 カルロス・ゴーン 数奇な人生』はご存じフランスのルノー社、そして日産自動車の元CEO、カルロス・ゴーン氏の人生についてのドキュメンタリー作品です。


ゴーン氏といえば、レバノンで生まれてルノー社のCEOとして活躍し、やがて経営危機の日産自動車CEOとなり、傾いた経営を劇的に立て直して手腕を発揮するも、内部告発により日本で起訴され、保釈されるや機会をうかがいスパイ映画並みの逃亡劇で母国レバノンに帰還するというまさにドラマのような人生を歩んだ人物ですよね。

引用:Netflix 『逃亡者 カルロス・ゴーン 数奇な人生』



日本ではゴーン氏は裁判が行われてもいないのに、ほぼ犯罪者扱いされていますが、マスコミの報道は偏見を排して常に真偽を疑う派のEはかねてから「ホントに悪人?」という疑念を抱いていたので、この動画をクリックしたのでした。

作品の魅力

こちらも多くのインタビューや資料映像を交えてカルロス・ゴーン氏の経歴と人となりを紹介していきます。レバノン逃亡後と思われるゴーン氏自身のインタビュー音声もあります。

作品前半を観るとゴーン氏の比類のない有能ぶりがわかります。
ルノー社、そして日産自動車のCEOとしてその手腕を見事に発揮して経営を立て直したゴーン氏ですが、途中から雲行きが怪しくなっていきます。
この作品のクライマックスはなんといっても、彼の逃亡劇です。

恐らく捜査過程で入手したであろう多数の監視カメラ映像が、ゴーン氏が自宅を出るところから関西国際空港の荷物検査所で彼が隠れている楽器ケースが検査をスルーする場面までたっぷり観れます。

Eは違和感を感じるんですが、作品中のインタビューの中にあった言葉。
外国人が日本を代表する企業のCEOになることって日本人にとっては「経済戦争に負けた」という感覚があったようです。
なるほど最近の日産自動車の経営不振を、7年も前に会社を去った元外国人CEOの責任にしたがる世間の風潮からも読み取れます。

Eが関心があった「ホントに悪人?」ホントに金融商品取引法違反や特別背任があったの?という部分に関しては、作品中のインタビューで「有罪の証拠は非常に薄い」ともあります。


作中の言葉「裁判の前に逃亡したので、実際に不法行為が行われたのかどうかはいまだにわかりません」と。
今後も日本政府がゴーン氏の身柄を確保しない限り、裁判の判決が出ることはないでしょう。
真実は闇の中ですが、少なくともEは、まさにゴーン氏が言うような差別や偏見、または日本を代表する企業を支配した外国人に対する意趣返しのような形で「悪人」と決めつけるようなことはしたくありません。

それに、ゴーン氏の国外逃亡は肯定できることではないものの、日本の人権無視と言われる悪名高い人質司法も考え直す時ではないでしょうか?
明日は我が身になるかもしれませんよ。

そのためにも、こういった外国の公平な視点からのドキュメンタリー作品は非常に有益でした。
1本完結95分。これならすぐにでも観終えられますよね。

まとめ

このようにNetflixでは良質なドキュメンタリー作品を多数見ることができます。
Eの2025年GWも「ネトフリ廃人」状態でした。
ヒマさえあれば観たいコンテンツを「マイリスト」に送り込みますが、GWでもないとなかなか消化しきれません。
と、今現在5月5日ですがGW中に一度もテレビをつけていなかったことに気付くEでした。
マジでテレビ要らなくなってきましたよね。

これからもEが感銘を受けた作品を紹介していきます。
次回をお楽しみに!

ベトナムにまた行ってみたくなりました。

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